泣いてストレス発散!号泣間違いなしの韓国名作ドラマ4選
「最近、感情をつき動かされたことがないかも・・・」そんな風に思うことありませんか? 平穏なことはいいことだけれど、時々欲しくなる刺激。それを、韓国ドラマが叶えてくれます。今回は、涙が枯れてしまうかも・・・と思うほど号泣必須のドラマ4選。家族の愛に、切ないすれ違いに、社会の不条理に、様々な号泣ポイントのあるドラマを厳選。泣いてストレス発散してみませんか?
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日常を丁寧に描いたほっこり感動系ヒューマンドラマ4選
1.『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
<STORY>
人生の節目を迎え、会社での理不尽な扱い、家族とのすれ違いなど混沌たる思いを抱き毎日を送るドンフン(イ・ソンギュン)。両親を亡くし、言葉が喋れない祖母とギリギリの貧しい生活を送る契約社員のジアン(IU)。頼れる人も信じられる人もいなく、他人から見れば不幸のどん底のような状況の中、強がって心を鬼にして懸命に生きるジアンは、あることでドンフンと交流することになり、人の優しさ、温かさ、を知っていく・・・
<号泣ポイント>
韓国では社会現象にもなったヒューマンドラマ。タイトルの「わたしのおじさん」を見て「え! 歳の差恋愛系?」と思った方、違います。妻は不倫、昇進も行き詰った誠実な中年男性と、ケンカばかりだけれど仲のよい兄と弟、地元の人々、社会から見捨てられたような境遇で反抗的に生きる女性、すべての人達がうまくいかない悩みを抱えつつ、支え合い、慰め、助け合っていく心の描写が丁寧に描かれた感動作。ジアンの境遇の不条理や人の温かさなど、苦しい涙、温かい涙両方が止まらなくなり、そして最後、心がふんわり温かくなるこの作品は、ドンフンの美声に癒される人も続出。名匠、是枝監督もコロナ禍で見て感動し、新作映画のオファーをIUに打診したという逸話もあります。
2.『椿の花咲く頃』
<STORY>
舞台は架空の田舎街・オンサン。生い立ちにコンプレックスを持つシングルマザーのオ・ドンベク(コン・ヒョジン)は、その美貌で街の女性達から煙たがられながらもスナックを開く。正義感抜群、熱血漢で明るくポジティブな警察官ファン・ヨンシク(カン・ハヌル)は左遷され故郷オンサンンに赴任し、ドンベクに一目ぼれ。猛アタックを開始するが、同じ頃、オンサンでは不穏な事件が立て続けに起こり・・・
<号泣ポイント>
このドラマのすごいところは、「人は誰かの奇跡になれるのだろうか?」というテーマのもと恋愛、サスペンス、家族愛、隣人愛。すべての要素がバランスよく組み合わさり、違和感なく進行していくところ。初回は、誰かが殺されその死体が運ばれるところから始まり、犯人は?被害者は誰?とドキドキしながらも、物語自体は、明るいヨンシクの雰囲気に巻き込まれるようにほのぼのと進行していきます。ドンベク(韓国語で椿という意味)が自信をもち咲き誇れるようになるまでの物語なので母の愛、隣人からの愛、恋愛、沢山の感動的な涙が随所にありますが、やはり号泣は最終回。途中で盛り上がり過ぎて、伏線回収ができず最終回が中途半端というのは韓国ドラマにありがちですが、『椿の花咲く頃』の最終回は裏切りません。人って素晴らしいと号泣しながら笑ってほっこりする名作です。
3.『五月の青春』
<STORY>
舞台は民主化運動が活発化する1980年の韓国・光州。権力者の父親に反発し毎日を送る医大生のファン・ヒテ(イ・ドヒョン)。故郷から離れて大学病院の救急室に勤務する看護師のキム・ミョンヒ(コ・ミンシ)。裕福な家で育ちながらも民主化運動に熱を上げるミョンヒの親友、イ・スリョン(クム・セロク)と、スリョンの兄であり、父の会社に経営に携わりフランス帰りで誠実なイ・スチャン(イ・サンイ)。スリョンがドタキャンしたお見合いでヒテとミョンヒは出会い惹かれ合うが、時は光州事件(1980年5月)の起こる直前。激動の時代背景を描きながらそれに翻弄されながらも運命のように惹かれ合っていくが・・・
<号泣ポイント>
運命のように惹かれ合う2人を軸に、彼らを取り巻く家族や友人たちの葛藤などを描いた切ないヒューマンラブストーリー。最初は、育った環境の違いで許されない恋だったヒテと、ミョンヒ。苦しみながらも逢瀬を重ねる段階ですでに切ない中、1980年5月に起きた光州民主化運動が劇中で勃発。どうすることもできない時代の流れの中で家族や仲間を想い、お互いを想い合い翻弄されていく描写があまりにも切なく、心をうたれます。ミョンヒの健気さ、ヒテの誠実さが更に涙を誘い・・・最後の4話は毎回号泣の覚悟を。
4.『ナビレラ ―それでも蝶は舞う―』
<STORY>
原作はDaumで連載されていたHUNによるウェブ漫画。郵便配達員として家族のために脇目もふらず懸命に働き、定年退職を迎えたドクチュル(パク・イナン)。自分の残りの人生について考えていたある日、クラシック音楽に吸い寄せられるように訪れたバレエスタジオで、バレエダンサーの青年チェロク(ソン・ガン)の姿に心奪われる。ドクチュルは幼い頃、バレエダンサーに憧れていたけれど諦めたことを思い出し挑戦しようとする。初めは、チェロクにも講師にも相手にされなかったが、ドクチュルのバレエに対する情熱や努力が、怪我をしスランプに陥り、バレエに対して投げやりになっていたチェロクの心を動かし・・・
<号泣ポイント>
意外な展開で中盤から毎話泣くことに・・・それは、チュロクの諦めていた夢を叶えたいという純粋な想いと熱意、家族を思いやる、家族に思われる深い愛情、そしておじいさんと青年という歳の離れた2人の強い絆に心を揺さぶられるから。夢はいくつになっても叶えることができる、それは自分次第。純粋な愛情は、周りを包み込んで幸せにしていくことを改めて感じさせてくれる作品で、悪者が出てこないのもこのドラマの魅力なのだと思います。号泣ポイントではないですが、若手イケメン俳優の中でも人気が頭1つ抜きんでているソン・ガンのバレエを踊る姿は、嘘っぽくなく美しく尊く必見です!
取材/味澤彩子
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