2023年は西オアフに注目!待望の公共交通手段「HART」が開通【ハワイ最新情報】|Mart
ワイキキから車で約40分。近年、住宅地としての開発が進んでいるオアフ島の西側のカポレイ地区。ラグジュアリーなコオリナ・リゾートもここにあります。そこで今回は、「アロハエクスプレス」最新号より、西オアフの主要なエリアの特徴と、まもなく開通する「HART」の情報をお届けします!
西オアフ「コオリナ」贅を尽くした優雅な休日を体験
ワイアナエ山脈やイルカの群れが訪れる海など、ワイキキとは違った自然を感じられるオアフ島西海岸。
晴天率が高いことで知られていて、コオリナ・リゾート内にはラグジュアリーなホテルやタイムシェアのコンドミニアムなどが建てられています。ネイバーアイランドに行ったかのような優雅な滞在がます。
美しいサンセットが見られることでも有名。ダイナミックな自然を体感しましょう。 コオリナセンター&ステーションで特別なグルメやショッピング体験ができます。
西オアフ「カポレイ」大型SCが充実した大規模住宅地
第二のホノルルと呼ばれるカポレイ地区。1980年代後半から住宅地としての開発が始まりました。ハワイのローカル企業の都会的なオフィスビルもありますが、ほとんどが低層階なので、空の広さを感じる、開放的な街並みです。大型ショッピングセンターでの買物も楽しい!
近年、住宅地として栄え、人口を増加を続けています。
西オアフ「ワイカイ」エヴァに新商業施設がオープン!
カポレイの東、エヴァ地区に波のプールやラグーン、イベントスペース、レストランなどが集まる複合施設「ワイカイ」が2023年にオープンしました。注目は波のプール。通常のサーフボードも使えるので、今後サーフィンレッスンや大会も企画されるそうです。
ハワイ初のグルメスポットのオープンも予定されています。サーフスポットとして知られるオアフ西部ならではのプール。
ホノルル市交通課に聞いてみた!2023年開通予定の「HART」って?
ハワイで待望の新交通手段!レールシステムがオアフ島でスタート
現在、ハワイの公共交通システムはザ・バスのみ。通勤や通学でザ・バスを利用している人たちは、交通渋滞にき込まれ時間どおりに到着できなくて、仕事や学校に遅れることもある、というのが現状です。
そんなハワイに、長い試行錯誤の期間を経て、
新しい公共交通手段が、スタートすることに。
それが高速鉄道HART(Honolulu Authority of Rapid Transportation)。これはホノルルに次ぐ第2の都市といわれるオアフ島西部の住宅地、
カポレイとホノルルをつなぐレールシステム。
年々激しくなるオアフ島の交通渋滞に巻き込まれずに、人々を時間どおりに仕事場や学校、ショッピングモールなどに運んでくれることになります。
運行スケジュールは、まず2023年は、夏から秋にかけてイースト・カポレイからハワイ大学ウエスト・オアフ校、リーワード・コミュニティ・カレッジ、パールリッジ・センターなどを通り、アロハスタジアムまで20分ほどかけて約16㎞を結ぶエリアが開通。6月30日から運行することが決まっています。
さらに3年後には、ダニエル・K・イノウエ国際空港までを予定しています。
旅行者にとってレールシステムを利用するのはまだ現実的ではないかもしれませんが、たとえば、アロハスタジアムかパールリッジ・センターまでバスで行き、そこからレールシステムに乗り換えてカポレイまで往復することができます。
ちょっとした西オアフまでの旅を楽しんでみるのもいいかも。
さらに、車両は窓が大きく、特に一番前と一番後ろの車両からはパノラマ・ビューが楽しめるように設計されているのでフォトジェニックな眺めが期待できます。
この新しいレールシステムの誕生によって、
フリーウェイなどの渋滞が緩和され、温室効果ガスの排出削減にも貢献してくれると、人々の期待は高まっています。
4両編成で高架されたレールを走ります。車窓からの西オアフの景観も楽しみ。料金はザ・バスと同じで大人$3。1日チケットは$7.50日。ザ・バスと共有するHOLOカードをタップして乗車。アロハスタジアム駅。5時~19時(土・日曜、祝日は8時~)まで10分間隔で運行予定。バスのトランジットセンターが併設された駅もあります。最終的にはアラモアナセンターまで路線を延ばす予定です。
※資料提供:HART
ハワイ専門情報マガジン「アロハエクスプレス」166号より
構成/アロハエクスプレス編集部、Mart編集部