【不妊治療に携わる美魔女43歳】コロナ禍の極限状態の医療現場を乗り越えた原動力とは?
3年前、瞬く間に全世界に広がって、私たちの生活様式を一変させた新型コロナウイルス。医療従事者ゆえの苦難や気づいた絆の大きさと、乗り越えた道のりを振り返ります。未曾有の状況下で医療に携わる苦悩の最中も、美容が力をくれました。
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極限状態の中、患者さんへの使命感で闘い抜きました
世間のマスク不足同様、医療現場でもマスクも術衣もすべて品薄状態。手作りしたり、洗って使い回したり、まるで戦時中のようで。海外の薬もロックダウンしていて入ってこないので、代替薬や器具でやるしかないと必死でした。またラボはチームで一人でも欠けると成り立たないため感染しないよう細心の注意を払い、家と職場の往復は二重マスクでそれ以外は外出禁止。コロナうつになる余裕すらないピリピリとした緊張感でした。第6波では家族から感染するスタッフも出て治療を制限し、非難されたことも。様々な困難を乗り越えられたのは、患者さんを一日でも早く妊娠させてあげたいという思いと、綺麗に快適に年齢を重ねるためにやってきた美容が大きな力となって精神面でも支えてくれたからだと思っています。
藤村佳子さん(43歳)8期生・埼玉 胚培養士として不妊治療に携わり21年目、培養室長を務め、年間2500症例の体外受精を行う。今年も学会で発表する研究論文を準備中。内面も外見も美しくあるための努力を怠らない女性。
患者さんの卵巣から採取した卵子を預かり、受精、培養、凍結保存なども任される不妊治療の核となる仕事。責任重大ですがやりがいがあります。
【コロナ禍年表】 2020年4月:日本生殖医学会が全国不妊治療の見合わせを推奨 2020年5月:夫がコロナ感染 3週間ビジネスホテルに滞在 2022年2月:スタッフに感染者増、部署を縮小
マスク荒れに敏感肌用シートマスク
マスクの着用時間が増え、ストレスもあり、肌に不調が。キュレルの敏感肌用シートマスクで鎮静させ、井上誠耕園の化粧水、乳液、美容オリーブオイルでケア。特にオリーブオイルは100%天然なので安心。
有酸素運動でコロナうつを回避
大好きなヨガは退会、踏み台昇降運動を朝晩10分ずつ毎日2回やって運動不足解消。マスク生活でいつの間にか口角が下がり、表情筋が衰えてしまったのでお風呂上がりや昼休みに顔ヨガをして、たるみをストップ。
ボクササイズでストレス発散
自宅のベランダにサンドバッグを置いてボクササイズ。体も引き締まってストレス解消と一石二鳥。
月1エステで体も心もリフレッシュ
エステティシャンの親友がフェイシャルからボディまでしっかり施術してくれたのが唯一の癒しでした。
鍛えにくいインナーマッスルはEMSで
糖も脂肪も燃焼させるピンク筋を鍛えるリアライズを2日に1回、二の腕やお腹、お尻、脚に20分ずつ当て、太りにくい体作り。ながらでもでき、20分で1時間分の運動量に相当するので効率的です。
2023年『美ST』6月号掲載 撮影/オノデラカズオ(f-me) ヘア・メーク/榎田茉季(ROI) 取材/八尾美奈子、渡辺美香 編集/漢那美由紀