【70年代生まれ】“ロールモデル不在”時代の『50歳からの生き方』って?
未知だけど、そう遠い未来でもないだけにやっぱり気になる「50歳からのこと」。ゆっくり、楽しく、そして美しく。NaVY世代の頼れるリーダーが提案するこれからのハッピーエイジングのために大切な5つのエッセンスとは?発売中の『VERY NaVY』6月号から、ファッションディレクターのAmy(エイミー)さんこと龍淵絵美さんさんの考える“ハッピーエイジング”について、一部をピックアップしてご紹介します。
『VERY NaVY』6月号を立ち読み!
▶︎先行く人は、ひと足お先に“夏”を見てる
『本当に暑い真夏のファッション&ジュエリー』
“新50代”、道なき道を行く!
Amyさんの見つけた
Beautiful Aging って?
Who is Amy?
龍淵絵美さん
サンローランのタキシードジャケットで登場
ファッションディレクター。モード誌のエディターとして出版社勤務を経て、結婚・出産を機にフリーランスに。現在は『エル・ジャポン』のコントリビューティングファッション マーケティングディレクターをはじめ、ブランドディレクションのコンサル業でも活躍。13歳、10歳の姉妹のママ。
信頼の厚さが伝わる「素敵な交友関係」
エイミーさんの人望を物語る、ファッション界での幅広い交友関係。スタイリストの大草直子さんとは、大学時代の同級生なんだとか。VERY NaVYでは、久住あゆみさんが登場する企画でファッションディレクターとして参加しています。
New Happy Aging!
キャリア、家庭、自分の
トライアングルを実現させること!
Well balanceなライフ
人生そのものが
編集力だと思う
皆さんにとって、50代の話は〝まだ向き合いたくない〟気持ちもあると思います。エイジングのこと、更年期のこと。気がかりなことのシルエットは日々濃くなるけれど、まだ余裕がある。でも、いざ当事者になると大変なこともあって、心構えは大切なのかも。この企画は、50代への予防接種みたいなもの。先に打った人が「意外と平気だよ」と教えてくれたら安心ですよね。
私は30代後半で結婚、出産。当時はモード誌のエディターとして出版社に勤務し、仕事と子育てに追われる日々。何事も効率主義で、子どもに対しても「時間を無駄にしない」が口癖だったほど。その後フリーランスになり、40代半ばを過ぎて心身ともに少し余裕が持てるようなった頃、更年期に突入。オシャレにも社交にも積極的だった私が、5日間もお風呂に入れないほど何事にもやる気が湧かなくなってしまった。このままじゃいけない、年齢的なことと割り切らず〝自分らしい毎日を取り戻そう〟と復活の術を考えたとき。ふと思ったんです、「自分って何だろう」。
50歳は新しく自分らしい
人生が始まるスタート地点
これまで仕事と子育てを必死に頑張ってきたのは、〝どちらも両立できる人生〟を先達として証明するためでもあったような気がします。私は、1972年生まれ。それより先に生まれた先輩方は結婚をする際にキャリアか専業主婦か、どちらかを選ばなければならないムードが強かった。両立というロールモデルが身近にいない時代にママとなった1970年代生まれの女性たちは、それぞれに手探りで乗り切る術を見つけてきたのではないかと思います。
同時に身につけたのは、大切なものを諦めない価値観。50代からの生き方を見直そうとサンプルを探してもその価値観に重なるものが見つからないのは、〝欲張りなハイブリッド世代の先頭〟にいるから。これからの私は仕事と家庭、置き去りにしていた〝自分の喜び〟を加えた三角形でライフスタイルを構築していく。「生き方のロールモデルは自分自身!」という思考に辿り着きました。
人生何事にも意味があるのは本当で、更年期は新たなステージへ進むきっかけにすぎなかったんです。酒井順子さんの『ガラスの50代』を読み、改めて確認した自分の現在地。ジェニファー・ロペスのドキュメンタリー映画『ハーフタイム』からは、50代で最高の自分を迎える彼女の生き方に物凄いエネルギーと「まだまだ私、成長できる!」という夢をもらいました。
エイジングのロールモデルは
それぞれの中にいる
人生が100年続くなら、ピークは後半に持っていったほうがいい。そんなインスピレーションから導き出したのが、素敵に歳を重ねるための5ヵ条。わかりやすく整理してしまうのはエディターの性分かも。放っておいても勝手に流れていく毎日だからこそ、一旦立ち止まって編集する作業が今後の歩み方を明確にしてくれる。
5ヵ条のひとつ目でありベースになるのは、前述した仕事、家庭、自分の三角形から成るWell balanceなライフの実現。そしてセンスのアップデート力、社会と未来への貢献、自分メンテナンス、女友達やパートナーを大切にすること。できなくなることではなく、歳を重ねたからこそできることにフォーカス。この5か条のひらめきから、途端にいい景色が広がり始めた私の毎日。これから50代になる人、今まさに大変という人の何かしらのヒントになれば嬉しい。エイジングの津田梅子、開拓者はそれぞれの中にいるんです。
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Amyさんの気になる5ヵ条、続きは…
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撮影/山田 陽 ヘア/左右田実樹 メーク/佐々木貞江 取材・文/櫻井裕美 編集/磯野文子 撮影協力/スカルペッタ東京
VERY NaVY6月号『[新企画]先人がいないなら、築いていけばいい! 1970年代以降生まれの新ハッピーエイジング 50代のロールモデルがいない!?』より。詳しくは2023年5/6発売VERY NaVY6月号に掲載しています。*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。*掲載アイテムはすべて私物です。シャネルおよびエルメスブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。