お風呂がきれいな家がやっている!汚れる前の先回りこそ“ゆる掃除”の基本

清潔で快適な生活を送るために必要な作業、それが掃除。どんなに気をつけていても、生活していればどうしても汚れてしまいます。「今日は忙しいから掃除は明日やろう」と思って、ついつい先延ばしにしていませんか? 掃除が嫌いな人ほど、先回りの習慣をつけて! 掃除がササッと終わり、楽になりますよ。

家中どこでもちょこちょこ掃除が最大の汚れ予防に!

汚れはたまる前に落とすことで、掃除にかかる時間も労力も大幅に減らすことができます。特にカビや水垢など汚れやすいお風呂は、先回りの効果が出やすいところ。1分もかからない作業できれいな状態をキープできます。

ウロコとサヨナラする入浴後のスポンジ習慣

きれいにしてもすぐにできてしまうのがお風呂場の鏡のウロコ。ウロコは皮脂、水に含まれるカルキ、石けんなどが蓄積してできるため、それらをためないことが防止に。入浴後は鏡をシャワーで流したあとに、吸水スポンジやスクイージーで水気をしっかり拭き取るといいでしょう。

水気をしっかり取る

水気をしっかり取ると、ウロコができなくなります。拭くときはやさしく。

水のつかない位置にかけてカビの発生を防止!

高温多湿なお風呂場はカビの温床。水分に触れるとカビが発生する原因になります。シャワーや小物を使わないときは、床などにつかないように高い位置に置いておきましょう。わざわざ拭かなくても、こうするだけでカビ予防になります。すでにシャワーホースにカビがある場合は、カビ取り洗剤+ラップで15分放置して洗い流すと落とすことができます。

シャワーヘッドは高い位置にかける

シャワーヘッドは高い位置にかけて。ホースが浮いた状態にする習慣を。

イスもバスタブにかけて、床に置かない

イスもバスタブにかけて、床に置かないように。

教えてくれたのは

髙橋ゆきさん

髙橋ゆきさん
家事代行サービス「ベアーズ」の取締役副社長。家事代行サービスのパイオニアで、家事研究家、日本の暮らし方研究家としてテレビや雑誌などのメディアで活躍している。2015年には世界初の「家事大学」を設立、学長も務める。プライベートでは1男1女の母。


湿気や石鹸かすなどでどうしても汚れやすいお風呂。スポンジで磨いたり、ブラシで擦ったりしなくてもほったらかしでピカピカになります。きれいなお風呂にゆっくり浸かれば、身も心もすっきり! 一日の疲れを癒してくれますよ。

Mart春号 掃除も洗濯もストレスフリー! ほったらかしと先回りで“ゆる家事”生活より

撮影/平林直己 取材・文/酒井明子 編集/富岡幸子