翁安芸さんの“オシャレな髪”が気になる!「肌がキレイに見えるカラーリング」とは?

年齢とともに髪質が変わったり、白髪が増えたり。そんな悩みをクリアしながら、いつだって自分らしくオシャレであるためにいろいろトライしてきた人たちの経験談を集めました。今回は、ファッショニスタの翁 安芸さんがヘアカラーもカットも任せているというヘアスタイリスト・服部 鮎さんとの二人三脚の美髪ストーリーをお届け!

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〝信頼できるプロ〟を見つけるのが
素敵な髪への第一歩

翁 安芸さん×服部 鮎さんの
二人三脚ヘアカラー事情

昔から〝肌がキレイに見える〟
ヘアカラーが信条。一色で染めずに
立体感を出すようにしています

 初めて担当してもらったのは、5年くらい前かな。長女を出産後、すごく髪が抜けて悩んでいた頃で……。大変な時期に、いろいろと相談できる人に出会えてよかった!

服部 確かに、あの頃の髪の状態は不安定でしたね。それから、髪のコンディションが戻るのを待って、ブリーチをしましたね。

 髪色をガラッと変えたくなって、ブリーチで冒険しました(笑)。ハイライトはニューヨークで経験済みだったけど、ブリーチは人生初だったから。その後はローライトを徐々に足して地毛に近づけ、ブリーチヘアがなくなって、いまのようなヘアカラーをするようになったと。

服部 茶色がかった明るめの地毛を生かしつつ、伸びた根元が目立たないようトップは暗めで、毛先に向かって明るくグラデーションをつけるのが、ここ最近の基本ですね。

 そして昔から一貫して、〝肌がキレイに見えるカラーリング〟がテーマ。

服部 安芸さんは肌に透明感があるから、それを生かすカラーリングにしてます。寒色系を入れると顔色が悪く見えがちなので、アッシュ系にはしないとかね。あと、まとめ髪にしたときのヘムライン(横から見たときのボトムライン)がキレイに見えるようにしている。

 それは私も気にしているポイント。毛量が少なくて、柔らかく、細い髪質だから、髪色がワントーンだとまとめたときにペタッとしてしまって。カラーリングで立体感や動きを出して、ふんわり見せてくれるのがありがたい。

右)服部 鮎さん ヘアスタイリスト

力の抜けたナチュラルな雰囲気でオシャレに見えるスタイルがお得意で、髪質などその人が持っているものを上手く生かす提案力に定評あり。東京・代官山と長野・軽井沢の2拠点でサロンワークをこなす。

左)翁 安芸さん A BUZZ FROM THE BEESディレクター

モード×大人の可愛らしさが絶妙な着こなしや、オシャレなライフスタイルが注目を集め、インスタグラム(@akinyc)のフォロワー数は10万人超え。アパレルブランドとのコラボなど多方面で活躍中。

服部 髪色が黒い人も部分的に明るくすると、あか抜けて見える。ヘアカラーにも抜け感が必要ですからね。地毛を生かしつつ、コントラストをつけるのが大人にはいい。

 ハイライトの部分がドライに見えることもあるしね。そこがかっこいいと思っていた時期もあるけど、いまはツヤっぽかったり、ウェット感がある色味が気分。

服部 そうそう、いまは髪にツヤ感がほしい。ヘアカラーは感覚的なところがあるから、好き嫌いやかっこいいと思うことが共通していると、イメージにより近い仕上がりにできると思う。

 イメージを共有するために、服部さんが海外のストリートスナップを見せてくれたりもするでしょ。あれもすごくありがたい!

服部 たとえ、見せられたスタイルが髪質的に難しくても、決して全否定はしません。どういう雰囲気がいいのかをくみ取って、その人に合った提案をするのも仕事ですから。

 服部さんが提案してくれるスタイルが楽しみだし、違う悩みが出てきたとしても相談しやすいので、これからも頼りにしています!

翁 安芸さんのヘアHISTORY

 

1.ハイ&ローライトをたっぷり入れていた頃。

2.思い切って人生初のブリーチをして金髪っぽいカラーに。

3.徐々にローライトを足し、地毛に近いカラーに戻していきました。毛先にはブリーチの名残が。

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撮影/新妻誠一 メーク/太田瑛絵〈nude.〉(翁さん) 取材·文/江尻千穂 編集/本間万里子

VERY NaVY4月号『〝オシャレで似合う〟を見つけた40代のヘアカラーHistory』より。詳しくは2023年3/7発売VERY NaVY4月号に掲載しています。掲載中の情報は誌面掲載時のものです。