【明日海りおさん】「相手を感じながら演じることが好き。オンエアと違って、現場はとてもおだやかです」【ドラマ『大病院占拠』に出演中!スペシャルインタビュー】
話題沸騰中のノンストップ籠城サスペンス『大病院占拠』に、女優として活躍する元宝塚トップスターの明日海りおさんが出演!ドラマにかける思いやウェルビーイングなことまで、幅広くインタビューします。第2回目も、ドラマについてさらに深掘りしていきます!
オンエアと違って、現場はとてもおだやかです(笑)
Q今回の悪役ともいえる鬼たちですが、明日海さんは悪役への憧れはありますか?
宝塚では悪役をたくさん演じてきました。『スカーレット・ピンパーネル』のショーブラン、『ロミオとジュリエット』のティボルト、『エリザベート』のトート閣下など、黒っぽい役の方がファンの方から人気が高かった気がします。悪役の強さの裏には、脆さ、翳り、色香…色んなものが含まれていると思うんです。悪役にも、そんなドラマが潜んでいるから惹かれてしまうんでしょうね。悪役には、そんなドラマが潜んでいるから惹かれてしまうんでしょうね。演じる側としても色が付けやすいので楽しいです。それに、エンターテイメントの悪役は、最後は美味しくなるように作られているなと思っています(笑)。
Q撮影現場の雰囲気を教えて下さい。
オンエアを見ると、恐怖感がある中で息つく間もなく展開していますよね。でも、現場はとてもおだやかです(笑)。最初の頃は一人芝居が多かったので寂しかったですが、最近は鬼さんをはじめ、他の演者の方とお芝居ができるようになったので楽しいです!私は相手を感じながら演じるのが好きなんだなと、改めて感じました。オンエアとは違い、現場では鬼さんたちとも仲良くやっています(笑)。“鬼さんを名前で呼んではいけない”という決まりがあるので、「○鬼さん」と呼んでいるんですよ。
Q舞台に加えて、映像のお仕事もたくさんこなしていらっしゃいますが、映像のお仕事には慣れてきましたか?
なかなか慣れないです。映像のお仕事は作品によってカラーが全然違うので、経験を積んだとしても毎回緊張するんじゃないかなと思います。舞台と違って難しいなと思うのは、お芝居をする回数が極端に少ないことです。舞台は何日もかけてお稽古をし、最初から最後まで通してみて演出家の方や演者で再度話し合うという作業があるんです。でも、映像の撮影は現場で初めて演者の方とお会いして、少ないときは3回お芝居すれば終わりということがあります。寂しいですけど、だからこそ1回にかける思いは強いです。自分が考えてきたことと、その場で相手からもらったものをガソリンのように燃やすぞ!と気合いを入れて挑んでいます。また、舞台では全身を見られながら数時間演技をしますが、映像ではいろんな画角で瞬間を撮られます。どちらも同じとおっしゃる方もいますが、私にとっては全然違います。
-明日海さんは、どちらが好きですか?
そうですね。どちらも違った面白さがありますが、単純に舞台は演技する時間が長いので嬉しいです。舞台の数時間を役として生きられて、お客さまの雰囲気を感じることができるのも好きです。映像は、オンエアを見たときの驚きがあります!こう編集されるとこんな風になるんだと、予想を超える仕上がりに出演者の私が一番驚いていると思います(笑)。宝塚の後輩からリアルタイムで「見ました!」と連絡が入るのも楽しみの一つです。
Q今後のドラマの見所などがあれば、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
登場人物が裏で何を思っているか、誰がどんな結末を迎えるのか、最終回まで展開が読めないと思います。ハラハラドキドキできるエンターテインメントを、周りにいる家族や友達に加えて、これからどうなるのか予想したり、SNSでも盛り上がって楽しんでいただきたいと思います!
ギャラリー(全3枚)
明日海りお(あすみ りお)
1985年6月26日生まれ。2003年宝塚歌劇団に89期として入団。2014年花組トップスターに就任。タカラジェンヌとしては初となる横浜アリーナでコンサートを開催するなど活躍し、2019年に退団。大劇場主演数は史上最多となる。退団後はNHK連続テレビ小説『おちょやん』など多くのドラマに出演。舞台『ポーの一族』『マドモアゼル・モーツァルト』で主演を、『ガイズ&ドールズ』ではヒロインを演じる中、コンサート『ASMIC LAB』を開催する。2023年『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン-WAR PAINT-』にエリザベス・アーデン役で出演予定。
ドラマ『大病院占拠』
日本テレビ系
毎週土曜夜10:00~10:54
日本が誇る大病院を鬼のお面を被った“武装集団”が占拠した…!
果たして犯人たちの目的とは!?
医師・職員が人質となる中、休職中の捜査官・武蔵三郎(櫻井翔)が事件に立ち向かっていく。その人質の中には、妻の姿も…。
息詰まる頭脳戦&体力戦の果て、徐々に明らかになる占拠の理由…。
凄腕の検査官と病院関係者たちが武装集団に立ち向かう姿を描いた、ノンストップ籠城サスペンス!!
【衣装】シャツ¥16,500パンツ¥16,940(ともにパメオポーズ/パメオポーズ 表参道本店)ネックレス¥41,800リング※2個セット¥30,800 (ともにブランイリス/ブランイリス トーキョー)Tシャツ、靴/スタイリスト私物
【お問合わせ】パメオポーズ 表参道本店 03-3400-0860 ブランイリス トーキョー 03-6434-0210
撮影/平井敬治 ヘアメーク/山下景子 スタイリング/大沼こずえ(eleven.) 取材/よしだなお 構成/前田章子(CLASSY.編集室)