倉科カナさん(35歳)「無理して出会ってまで、結婚したいと思わない」
ひとたび笑顔になると、一瞬にしてパーッと空気が変わり、周囲の人を包み込むようなやわらかな癒しをもたらす無邪気な笑顔。まるでピンクの花が咲いたかのように、周囲を幸せな気持ちにさせてくれる女優の倉科カナさん。癒しオーラ全開で、美ST初カバーを飾ってくれました。
▼あわせて読みたい
倉科カナさんがストレスを溜めないためにしている習慣って?
自分で自分にかける愛の言葉は、もっともっと幸せになれ!
’87年熊本県出身。’09年NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」のヒロインに抜擢。主な出演作品はドラマ「正直不動産」「婚姻届に判を捺しただけですが」、舞台『ガラスの動物園』初主演を務めた『お勢、断行』など。第29回読売演劇大賞にて優秀女優賞を受賞。2/25(土)~3/12(日)まで舞台『蜘蛛巣城』に出演予定。https://www.kaat.jp/d/kumonosujo
嫌なことは書いてスッキリ、楽しいことは思い描いてハッピー
先日、地方公演で訪れた島根で、1日オフの日があり、1人でタクシーを借り切って出雲大社や玉作湯神社に行ってきました。すごいパワー。ご飯屋さんにも行って、のどくろも食べて美味しかったな。こんな時間を楽しめるようになったのは最近。20代の頃は、いつも力が入っていて、頑張ったら頑張った分欲も深くて、他人にも求めてばかりいました。 ところが30代になって一転。できないことはできないといい意味で諦めて、他人にも頼れるようになりました。それは自分の感情の扱い方がわかってきたから。その頃から、想いをノートに書き始めたんです。今読み返すと、ネガティブなことも書いていて、結構思ったままに書いていて笑えるんですが、ノートに向き合うことで、ジタバタせず、冷静に自分の感情を分析できるようになりました。書くって可視化できるでしょ?小まめによく見返し、忘れかけていたことを思い出すこともあるし、成長を確認することも。いちばん驚くのはメモっていた目標が全部叶っていたこと! 書くっていいことだらけなんです。 一方でこの気持ち何だろう?という書きづらいモヤモヤの時は詩集から元気をもらいます。詩を通して自分自身と会話をすると気持ちがスッキリ!モヤモヤを自分の中に溜めておかない、出すことでポジティブになれますね。 とはいえ、今でも嫌なことはよくあります。それを放っておくと、そこからもっと嫌なことが盛り上がってしまう。だから「はい、第一章終わり」と声に出し、切り捨てます。嫌なことは絶対に残しちゃだめ。私はいつも心に風が吹いているような感覚でいたいんです。リセットして、無理しても面白いことを思い描いて、ニマニマしていると心からスマイルになって空気が変わるから。
鏡を見て、笑い方の練習や表情のバリエを研究するそう。「口の形や歯の位置を把握すると良い笑顔に繋がります」。
ワンピース ¥97,000(PHOTOCOPIEU/ショールーム リンクス)ピアス ¥869,000、リング ¥841,500 ※価格は変更の可能性あり。(ともにTIFFANY & CO./ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)靴 スタイリスト私物
年末に35歳になりました。結婚も出産も1人じゃできないからどうあがいても今は難しいな。特に出産は年齢的な制約がありますよね。同世代の女子が集まると、卵子を凍結する?なんて話になることも。でも、焦ったとていい方向に進めないし、無理して出会って繕ってまで、結婚したいとは思わないですね。ありのままの自分を好きになってほしいとまでは言わないけど、ダメなところも好きだよ、一緒に歩んでいこうって言ってくれる人が現れたらいいな。 男性はメンタル的にもあらゆる意味でも不安にさせない人がタイプです。だからそんな人に出会えるまではお仕事を頑張って、日々自分を磨いていくしかない! 私、鏡を見ている時、化粧水をつけている時、髪を乾かしている時も、自分をいい子いい子しているんです。自分で自分を褒めようといつも思っています。周りからどんなに褒められても、時によって私の気持ちをわかってよ、って思っても、完璧には伝わらないこともあるでしょ?永遠なんてないし、いつか離れるかもしれない。でも、自分とはずっと一緒にいる。私を一番わかっているのは私なんです。だから、自分を可愛がって、褒めて、もっともっと幸せになれっていつも思います。だって私、めっちゃ頑張っているもの(笑)。
こちらの記事もおすすめ
女優の倉科カナさんのシュッとしていて柔らかい輪郭はどこから見ても綺麗なフェイスライン。今、令和の時代の私たち大人の理想はまさにこの倉科さんのフェイスラインなんです。倉科さんの美フェイスラインを作る秘訣やライフスタイルを教えていただきました。
2022年12月11日 06:30
どこから見ても美しい令和のフェイスラインの持ち主、女優の倉科カナさん。倉科さんが普段取り入れている、たるみゼロのフェイスラインを作るための5つのルーティンを特別に教えてくださいました。
2022年12月11日 06:30
私たちの願いを叶えるアイテムを次々と発表するスックから、またすごいリップが登場。発色、艶、そして美容液レベルのケア効果――自分史上最高に美しい唇になれる新リップを、合計で100名様にプレゼントします!
2023年2月17日 12:20
2023年『美ST』3月号掲載 撮影/中村和孝 ヘア・メーク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) スタイリスト/河部菜津子(KiKi inc.) 取材/安田真里 編集/漢那美由紀