ぐっち夫婦 はじめてのバレンタインに“火もレンジも使わない”チョコ!

ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる!」61

 

SNSの総フォロワー数が100万を超える仲良し夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。

今週は節分が終わったと思ったら、次はバレンタインがやってきます!季節の行事が続きますね。親子でお菓子作りとか本当は憧れるけど、正直なかなかの気合いが必要ですよね。

お菓子作り初心者さんや、お子さんがまだ幼くて難しい工程はハードルが高い…という方に、ぐっち夫婦が、簡単バレンタインチョコ作りを提案してくれました!

簡単なのに味の完成度も高く、多少の凸凹感も味になるから、失敗はありません。

バレンタイン当日の材料調達でも、大丈夫!安心して挑戦してみてくださいね。

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<今月のお悩み>

小1の娘が、今年はじめて、バレンタインにチョコを作って好きな男の子にあげると張り切っています。こんな小さい頃から尽くすタイプで大丈夫なんだろうか?と思いつつ、とりあえず、私も一緒に何か作ってあげなければいけないこと確定です・・・

「食べてくれなくてもいいの!」と殊勝なことを言うので、ハートは掴めなくても、美味しく食べて欲しい!と私の方が気合いが入ってしまいます。

お菓子作りは私もほとんどやったこともないので、型や台、ハンドミキサーなんかの道具がなくても、子どもと一緒に楽しく作れるチョコ系のお菓子が知りたいです。

(35歳・7歳女の子ママ)

 

<今回の解決レシピ>

砕いて溶かして混ぜて
固めるだけの簡単おいしい
ザクザクチョコ♪

 

【材料(作りやすい分量)】

ミルクチョコレート…2枚

ホワイトチョコレート…2枚

ビスケット…6枚(30g)

コーンフレーク(プレーン)…30g

 

▼必要な道具

・めん棒

・ラップ

・バット(13cm×18cm)

・ポリ袋

 

【作り方】

①ミルクチョコとホワイトチョコをそれぞれ刻み、別々のボウルに入れ、湯煎で溶かす。

②ポリ袋を2つ用意する。(※薄い場合は2重にする) ビスケット、コーンフレークをそれぞれ袋に入れ、めん棒でたたいて細かく砕き、2つを合わせる。

③湯煎で溶かしたミルクチョコとホワイトチョコに、②を半量ずつ入れ、全体が均一になるまで混ぜる。

④バット(保存容器などでも可)にラップを敷き、③をそれぞれ入れる。ゴムベラなどで平らにし冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。

⑤食べやすい大きさにカットする。(包丁を使用せずに手で砕いても!)

*ラッピング*

【POINT】

お子さんや、普段お菓子を作らないという方でも簡単に作れるチョコ。ビスケットとコーンフレークの食感が楽しい! ブラックとホワイトの2種類で作って、2つの味を楽しんでくださいね。ラッピングも100円ショップのものでお手軽に!

 

<解決するのは…>

ぐっち夫婦

美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方!仲良し夫婦の掛け合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。

実は月に1回くらいのペースでお菓子やデザートレシピも紹介しているお二人。とはいえ、特別な器具を使ったり、工程が難しいものはなく、短時間でできるものが多いのもうれしいポイント。お料理を作ったあとの余力でもできちゃいそうなくらいの簡単なレシピで失敗しらず。毎年バレンタインの時期にはチョコ系のレシピも投稿しているので、「毎年バレンタインはぐっち夫婦レシピにおまかせ」でもいいかもしれません♡

<今回のゆるっとアンサー>

オーブンも専用の型も
難しい工程も一切なし。
美味しくて、ラッピングも
しやすいのもポイントです!

 

夫:もうすぐバレンタインだね! こんな小さなころから手作りチョコをもらえる男子、羨ましいなぁ(笑)。

妻:「食べてくれなくてもいいの」っていじらしいね(笑)。

夫:今回のレシピは、お菓子作り初心者でも失敗なく作れそうだね。

妻:溶かしたチョコに、砕いたビスケットとコーンフレークを混ぜて冷やし固めるだけだから、本当に簡単! 固めるときもバットや保存容器でOKだから特別な道具も必要なし!

夫:簡単だけどザクザクの食感がいいよね。叩いたり混ぜたり割ったり、親御さんと一緒に楽しんで作ってほしいね。

妻:ラッピングも100円ショップにたくさんあるから、カップに入れて包むだけでもかわいくなるよ。好きな男の子においしく食べてもらえるといいね!

 

<ライターワタナベが作ってみた!>

親子でお菓子作りって、イメージだと美しい光景が目に浮かびますが、実際は・・・。ホットケーキひとつ焼くにも、粉が舞い、「私が入れる!」「僕が焼く!!」と喧嘩が勃発。とび散らかった生地や調理器具の片づけも大変で、完成したら案外食べてくれなかったりもして、なんだこの脱力感・・・ということが何度もあり、バレンタインが若干恐怖でした。

今回は、クッキーやコーンフレークを砕く工程、板チョコを細かく割る工程、混ぜる工程をお願いし、満足そうに役割を終えてくれました。洗い物も少なくて助かりました。

そしてなにより、「美味しい!」とみんなつまみ食いが止まらなくて、人にあげる前に食べてしまったくらいです。気に入りすぎてバレンタインまでにもう1回作ると言っています。だけどこれなら優しい気持ちで「いいよ!もう一回作ろう!」って言えました。

「次はトッピングもしたい!」と応用しようとしているようです。大人用にはナッツやカカオニブ、ラム酒やドライフルーツも入れてみようと思います!

この企画を担当しているライター・ワタナベは7歳女の子・5歳と1歳の男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、5人暮らし。

今年は例年以上にインスタのストーリーズに節分投稿が目立った気がしました。クリスマスのサンタになりすまし、プレゼントをセットしたかと思えば、顔を真っ赤に塗って、全身タイツを履いて鬼コスプレし、インターホンを押す大人たち。どちらが楽しんでいるんだか。しかも年々クオリティが上がっているような気がするのは私だけでしょうか。平和だな・・・とほっこりしました。関東にも恵方巻が浸透したのは2000年以降ですよね。今年は子どもたちがyoutubeで情報を仕入れてきて、「イワシと柊木を飾りたい」とまで言ってきました。私はそんな風習があることすら知らず、インターネットで調べて、見よう見真似でお飾りを作りました。インターネットの普及によって日本中の習わしを知ることができて、伝統文化を継ぐことができて素晴らしいことだな、と感じます。春は、ひな祭りにお花見、イースターなど海外の文化も含め、さまざまな行事が続きます。なにか一つでも習わしを取り入れて、食卓を囲みながら伝統文化について話し合える時間を持ち続けたいものですね。

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撮影/須藤敬一(ぐっち夫婦)取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明