小栗有以&濱岸ひより&鈴木瞳美「一致団結して心に残る舞台にしたい!」|舞台「オッドタクシー」

AKB48 小栗有以、日向坂46 濱岸ひより、≠ME 鈴木瞳美が25日、東京・大手町三井ホールで舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」(31日まで、同所)の初日を迎えた。この舞台は、2022年7月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で全公演中止になり、今回半年ぶりの待望の延期公演となる。


左から、濱岸ひより、小栗有以、鈴木瞳美

舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」は、劇中に登場するアイドルグループ・ミステリーキッス結成までの前日譚が描かれる。
グループの圧倒的センターで誰もが認める圧倒的なビジュアルを持つ二階堂ルイ役には、AKB48の小栗有以。物語のキーパーソンで自分の欲求に正直な和田垣さくら役には、日向坂46の濱岸ひより。自分に自信がなく、控えめな市村しほ役には、≠MEの鈴木瞳美が配役。
3人は、初日開幕前に会見に出席し、それぞれ舞台にかける熱い思いを語った。

アイドル3グループが夢の共演! それぞれの意気込みは?

AKB48 小栗有以
「二階堂ルイは、すごくクールにアイドルを目指す真面目な女の子で、始めは周りを寄せつけずツンケンしているんですけど、ミステリーキッスのメンバーと仲がよくなるにつれて、だんだん可愛らしさが見えてきたり、実は弱い部分もあったりと変化していきます。そんな二階堂の可愛さが詰まった舞台になっています。
今回、初めて(AKB48の)外で舞台をさせていただき、違うグループのふたりと共演させていただいてすごく勉強になっていますし、とても仲よくなれて私的にも二階堂的にも大きな舞台となっています。
前回、もう本番ができるぞというギリギリまで来ていて、その中での中止だったのでみんなとても残念に思っていましたが、今回たくさんのスタッフさんが動いてくださり、いろんな方のご協力のもとでこうやって復活することができて、本当にうれしいです。私達も待ちに待った舞台なので、すごく気合が入っています。みんなで一致団結してこの舞台を作っていますので、ぜひ観にきていただきたいと思います。皆さんの心にのこる舞台にしたいと思っています」

日向坂46 濱岸ひより
「私は、今回初めての舞台なんですけど、皆さんにアドバイスをいただき、助けてもらいながら、楽しく稽古して初日を迎えることができてすごくうれしいです。中止になったときは、悔しい気持ちでいっぱいでしたが、今回は大阪で公演ができたり、共演者の方と一緒に入れる時間が増えたり、よかったなと思えることもたくさんあるので、今は本当に幸せな気持ちでいっぱいです」

 

≠ME 鈴木瞳美
「市村しほは、めちゃめちゃ『やばっ』ていう口癖を言う子なんですけど、それもあって、普通にプライベートでも『やばっ』ていう機会が増えたなって感じます(笑)。
それとおとなしくて、自分にあまり自信がない子なんですけど、それでも3人で一緒に売れるために、自分にできることを一生懸命がんばる、とても素敵な女の子です。
私も演技をあまりたくさんやってきたわけではないので、本当に不安なことがいっぱいあったんですけど、お稽古の雰囲気がとても楽しく明るくて、皆さんがすごく声をかけてくださったりとか、今日も実はゲネプロの前に小栗さんに『背中を叩いて欲しい』って頼んで、背中を叩いていただいたりして、本当に優しい方々に囲まれてとても幸せに舞台ができていてうれしいです」

舞台「オッドタクシー」あらすじ


左から、鈴木瞳美、小栗有以、山口乃々華(三矢ユキ役)

2019年某日。都内某所で、新規のアイドルグループのメンバー募集のオーディションが開かれた。あまたいる少女達の中から選ばれたのは、二階堂ルイ、市村しほ、三矢ユキの3人。グループ名がミステリーキッスに決まり、それぞれの夢を持った3人はデビューを目指し、レッスンの日々を過ごすことになる。しかし、楽曲提供をしてくれるはずの売れっ子プロデューサーは常にやる気が感じられず、不穏なSNSの裏垢はお互いにしか知らない情報を吐き出していた。「デビューを目指す」という同じ目標を掲げた仲間のはずなのに、3人の関係は少しずつ不協和音が響いていく……

そんな彼女たちを見つめる、もう一人の少女がいた。

オーディションに落ちた和田垣さくら。彼女もまた譲れない夢を持っていた……


Photo_福田ヨシツグ