犬飼貴丈さん・特別インタビュー「見た目のタイプは結構、幅広いと思います」!?
CLASSY.3月号の巻頭特集で『「Gジャンが似合う男子」ってカッコいい』企画に登場する、俳優の犬飼貴丈さん。CLASSY.ONLINEではオリジナルのインタビューを公開。放送中のドラマ『ワタシってサバサバしてるから』についてのお話に加え、パーソナルな質問では飾らない素顔を見せてくれました!
――ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』は、自称・サバサバ女の網浜奈美をめぐる〝オフィスのあるある〟を描くコメディドラマ。出演が決まった時の感想はいかがでしたか?
台本を読んだ時は、巻き込まれる感じの受け身の役だなと思いました。本音を言うと、自分から仕掛けるタイプの役のほうが得意というか、今までもそういう役の方が多かったので、受けの芝居をすることに対して緊張しましたね。もともとコメディが好きで、こうやれば面白いかなって考える時間も好きなので、キャラを気にしなくてよければもっといろいろできたんだけどなって(笑)。網浜を演じた丸山(礼)さんが、めちゃめちゃ自由に演じてらしたのがうらやましかったです。
――犬飼さんが演じたのは出版社営業部のエース、爽やかで仕事もデキるため社内で断トツの人気を誇る山城達也役です。会社員を演じた感想は?
普通の会社員を演じることは今まであまりなかったので新鮮でした。山城が結婚して愛妻弁当を持ってくるシーンがあったのですが、なんかいいなあって思いましたね。この仕事をしてるとお昼は仕出しのお弁当が出るので、そんな状況を体験できたのは嬉しかったです。
――山城は事件を起こし続ける網浜から気に入られ、ワイルドな猛アタックを受け続ける役ですが、演じていて楽しかったことは?
網浜を演じる丸山さんの引き出しの多さに感動しました。無限に出てくるアイデアにすごいなと思ったし、勉強させてもらえました。言葉にしても表情にしてもすごく新鮮でしたし、丸山さんはじめ、みんなでコメディを作り上げる空間を共有できたのも楽しかったですね。
――逆に大変だったことはありましたか?
キャラを気にしながら演じていたので、自分を押さえるのに苦労しました。今までやってきたコメディ作品では結構アドリブとか遊びを入れていたので、今作ではキャラを壊さないようにギリギリを攻めてみました(笑)。顔芸とかも平気ですよ。映画『ぐらんぶる』では、決め事だけやってくれれば後は自由にやっていいと言われてたので、そこからコメディ脳になっちゃって(笑)。コメディ、好きですね。みんなで面白いことを考えてるときって現場も明るいじゃないですか。そういう雰囲気も好きなんでしょうね。
――働くCLASSY.読者にむけて今作の見どころをお願い致します。
一見、網浜ってすごく嫌なキャラだと思うんですよ。でも徐々にクスっと笑えてきたり、突出しているがゆえに社会とうまくいかない網浜を応援してしまう瞬間があったり、最終的には網浜のことを好きになってしまう。そんな魔法にかかる作品になってますので、網浜の憎らしさも含め(笑)、感情移入して見てもらえればと面白いと思います。
――CLASSY.に登場していただくのは初めてですが、〝素の犬飼貴丈〟はどんな人? ご自分で思う性格は?
自分でもわかんない性格かな。6年くらい見てくれているマネージャーさんに「何を考えてるかわかんない。頭のなかが宇宙だ」って言われるくらい。ここ数年、周りからも何を考えてるかわからないって言われすぎて、僕自身もわからなくなってます(笑)。食欲も含め、自分の好きなことや欲に忠実な人間だなとは思いますけど。「お腹空いたな~」とか、朝起きたら「今日は何食べようかな」とか(笑)。
――長所と短所を教えてください。
長所は、何を考えてるのかバレにくいところ。短所も一緒かな。わからないから理解されにくい。取り繕うことはできるんですけど疲れるし、結局お互いのプラスにはならないなと思って。最近は「天気いいですね」みたいな予定調和な会話はしないようにしてます。あれって「天気がいい」と言いたいわけじゃなくて、会話のとっかかりとして言ってるんですよね。それに違和感があって…(苦笑)。思ったことを素直に話してます。
――現在28歳でCLASSY.読者と同世代の犬飼さんですが、好きな女性のタイプを教えてください。
見た目のタイプは結構、幅広いと思います。自分のなかで可愛いなと思えるかどうかは外見だけじゃなくてギャップにも惹かれるし、ハンカチを持ち歩いてる人を見ると丁寧に生きてる感じがいいなあと思ったりします。
――理想のデートプランは?
自然や田舎が好きなので、田舎の神社の夏祭りに行くのも好きです。ひとしきり縁日を見て回ったり花火見たり、日本の夏の夜を共有したい。冬は寒そうなんで(笑)、寒い思いをさせないように車で郊外の食べログの評価の高い店に行って、帰りに感想を言い合ったりしたいですね。
――‘23年の抱負や目標、実現したいことがあれば教えてください。
仕事はコンスタントにやっていきたいと思います。そろそろできなくなりそうな学生役は、できるうちにやっておきたいですね。プライベートでは、忙しさにかまけて休日は寝て終わるみたいなことはもうやめたいなと。残り少ない20代を大切にしたいなと思っていて、漠然とした抱負ですが、一日一日、充実してたなと思って寝られるような日々を過ごしたいと思ってます。
犬飼貴丈
‘94年6月13日生まれ 徳島県出身 血液型O型●’12年、第25回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞し、’14年俳優デビュー。‘17年『仮面ライダービルド』で桐生戦兎/仮面ライダービルド役を務める。近年の主な出演作は映画『ぐらんぶる』、ドラマ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』など。ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』(NHK総合)、『ひともんちゃくなら喜んで!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が放送中。
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撮影/川崎一貴 ヘアメーク/加藤ゆい(フリンジ) スタイリング/松下洋介 取材・文/駿河良美 編集/中畑有理(CLASSY.編集室)