女性ホルモンの伝道師・ホルモンヌちゃん|出産後、ホルモンはどうなる?
2011年7月号「だから、美ホルモンヌにならなきゃ!」の大特集で、彗星のごとく現われた、謎のキャラ。その名も〝 ホルモンヌちゃん〟。その後、2016年12月号まで続いた連載がこのたびカムバック!今回は「出産と女性ホルモン」について。リアルな出産の体験談は、ホルモン的観点からも学ぶべきところが大いにありあり!女の体ってホント奥深い!
365日、女度アップ中
美まっしぐら!ホルモンヌちゃん!
ホルモンヌちゃん
▲
美ST2011年7月号にて、華々しくデビュー。表紙にも登場するほどの猛プッシュぶりで、読者はもちろん、世間の注目も集める。フランスのサントロペ生まれ。本名フフゥンヌ・ホルモンヌ。チャームポイントは、卵巣イヤリングと手に持ったティースプーン。誕生日は10月26日。さそり座。身長ざくろ5個分。体重ざくろ3個分。好きな花はバラ。好きな飲み物は豆乳。好きなタイプは、草食系と見せかけて肉食系のロールキャベツ系男子。
出産を経て、さらに
ホルモンに振り回される人生哉
「自分自身が、出産して驚いたのは、まず抜け毛がとても多くなったこと。産後に、髪の成長にも関係している女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ったためです。その逆で、エストロゲンの分泌が盛んな妊娠期は、体毛が増えてくる人も多いようです。
また、授乳中に分泌されるホルモン・プロラクチンは、母乳の分泌を促すとともに性欲を抑える働きがあります。ひとつの生命を育てることに集中するために、本能的に組み込まれているのでしょう。同じく、母性をつかさどるホルモンに、オキシトシンがあります。子宮を収縮させ、オルガズムをつかさどるものでもありますが、同時に赤ちゃんを愛しく感じる働きもあります。そのため、赤ちゃんがどんなに泣いても愛しく思えるのです。
出産を経て、自分が想像していた以上に子煩悩になったのも、こういったホルモンの影響なのだと思うと、おもしろいですね」(宋 美玄先生)
\監修したのは/
産婦人科医・医学博士宋美玄先生
著書に、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)、『ずっとずっと愛し合いたい』(幻冬舎)。現役産婦人科医として、診察に従事すると同時に、女性の性について積極的な啓蒙活動を行う。
イラスト/今井久恵
2012年『美ST』8月号掲載 ※連載を再構成したものです。情報は発売当時のものになります。