旬「ブローチ&コサージュ」で 買い替えなくてもセレモニー服がオシャレ見え!
卒業式・入学式は、わが子やその友人たちの晴れの舞台。母としてふさわしい服装を身にまとい、気後れすることなく式典に臨みたいもの。とはいえ、何度も着る機会がないため、セレモニー服は毎回買い替えなかったり、仕事用のきちんと服で間に合わせたり……。そんなマンネリで毎度同じになりがちなコーデを、華と品を添えパッとお祝いムードにランクアップしてくれるのが「ブローチ&コサージュ」。実際にわが子の卒業式・入学式を幾度と経験した先輩ママ・スタイリストの福田美和さんが経験値を活かしておすすめセレモニー服をコーディネート。
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小学校から高校まで、息子二人の国立・私立・公立とあらゆるシチュエーションや雰囲気の入学式・卒業式に出席した経験から、それらのシーンに合わせたリベラルなセレモニー服の提案・コーディネートに定評がある。
コサージュ、ブローチの有り無し効果を比較
コサージュ・ブローチを胸元に1つ付けるだけで お仕事服も一気に卒業式・入学式用にチェンジ
コサージュ・ブローチなしではお仕事シーンに…
保護者会や会議、プレゼンなど、知的な雰囲気を味方にしたい日に活躍する、ダークカラーでまとめたジレとパンツのクールなコーディネイト。
コサージュ・ブローチ1点投入で卒業式・入学式に…
ふんわりと柔和な印象をプラスする、オーストリッチのコサージュをオン。顔まわりに華やかなコサージュ&ブローチがあれば、普段のきちんと服を万能に使いまわし!お祝いの場にふさわしい華やぎと品格がぐんとアップ。
【コサージュを使ったコーディネート3選】
格式が高く厳粛な式典は、あくまでも華美でなく上品に。赤やオレンジなどの目立ちすぎる濃い色は避け、ダークカラーの服と同系色のコサージュでも質感や光沢感でグラデーションや深みを出し、品よくまとめると、子どもの大切な門出と先生方への感謝にふさわしいコーデに。
ザ・昭和のお母さん的な古めかしいイメージをしがちですが、服と同系色の紺や黒を、なじみよく悪目立ちしない質感や光沢感、輝きなど、上品なものを選ぶと、洗練された印象に
ふわふわ揺れるフェザーでダークなセットアップも上品華やかに
スタイルアップを約束するロングジレを使った大人のスマートなパンツスタイルに、エレガントさと華やさをプラスしてくれる、オーストリッチフェザーのコサージュをオン。コンパクトなサイズ感ながらも、柔らかくふわふわな羽根が揺れる存在感が上品さもおしゃれ感も上乗せ。胸元につけるほか、ヘッドドレスやバックチャームにもなり、1つは持っておくとあらゆる慶事に便利。
ブラウス素材の2色のコサージュでなじみよく華やか
バックウエストはゴム仕様、センタープレスでどんな体型でも美脚見えするパンツのグレーのセットアップ。白襟付きのトップスはきちんと感があり、ポリエステル100%でウォッシャブルなので、保護者会にも仕事にも1着は持っておきたい万能選手。そんなコーデに合わせたいのは、ブラウス素材でできた、柔らかな質感でなじみがいいコサージュ。コントラストの強い2色を組み合わせ、程よいボリューム感を胸元に添えれば、軽やかな印象のグレーのセットアップが引き締まって落ち着いた印象に。
エレガントなコサージュとブローチのW使いで紺ワンピを格上げ
誰もが1枚は持っている、ストレッチがきいたジャージー素材のシンプルな濃紺のワンピース。1枚あるだけでどんなシーンにも着回しできて便利なものの少し無難、落ち着いてしまいがち。そこで、パールビーズをふんだんに使った大人シックなコサージュと、シャープな輝きを放つクリスタルのブローチのW使いがおすすめです。異なる輝きの共演で、シンプルでありながらも、感謝と祝福の気持ちを表した品格のある大人のワンピースコーデになります。コサージュ1つだけよりも洗練された雰囲気に。
【ブローチを使ったコーディネート3選】
昨年から今年にかけて豊作の、ツイード素材のジャケットやベスト。ちょっとしたお出かけや通勤用に、買い求めた人も多いのでは。あえて卒業式や入学式用にセットアップを買わなくても、ブローチのチカラを存分に借りて、手持ちのツイードトップスをフォーマルな席に合うよう着まわしてみました。
ツイードは、さまざまな色糸、織で生地の厚みや量感があるので、ブローチのメタリックな輝きととっても相性がいいんです。左胸の鎖骨近くで付ける場所を調節してみて
存在感のある金・銀2個のブローチで高級感UP
パールグレーやオフホワイト、ブラックなど、優しげな光沢のあるミックスツイードのノーカラージャケットは、今季豊作のツイードの中でも注目株。衿から前立てにかけてキラキラしたオーガンジーブレードとフリンジ使いで、お仕事服から卒・入学式まで、品よく溶け込んでくれるデザイン。黄みのないグレーやベージュのブラウスやパンツ、さらに、シルバーとゴールドのきらびやかな光を放つブローチを二個付けして、ノーブルで優しげな表情のツイードジャケットの高級感が引き立たせて。
ツイードJK&チュールスカート、手持ち服をブローチでフォーマル対応に
紺と黒のミックスで上品ながら、お尻の隠れる着丈でパンツにもスカートにも合わせやすく、デイリーにもオケージョンにも様々な場面で活躍するツイードジャケット。どんなトップスにも合わせやすい、チュール素材の黒のフレアスカート。普段から単品で使い勝手のいいアイテム同志を組み合わせ、セレモニーだけにとらわれない、着回しを考えたコーディネートに。普段のお仕事服に見せないコツは、黒やブルーの同系の、2つのブローチ。大きめでエレガントな輝きのブローチに、小ぶりで柔らかな色味のアクセントになるブローチを組み合わせ、紺と黒の落ち着いたコーディネートを上品かわいらしく。
流行のツイードジレにはピンクゴールドのブローチ2種でフォーマルに
旬のツイードジレ&スカートは、お出かけやお呼ばれに大活躍するだけでなく、それぞれ単品でも今っぽいおしゃれに仕上げるのに必須アイテム。ピンクやグリーンの華やかなミックスツイードには、テロンとした柔らかな質感のボウタイブラウスをチョイスして、フォーマル感を意識。ツイードとピンク繋がりでピンクゴールドのブローチが相性よく、長さのあるもの、丸いもの、ツイード生地の質感に負けないように2つを組み合わせて、流行のジレコーデをエレガントに。
「コーディネートや借用、スタイリングの打ち合わせなど、仕事先からそのまま子どもの学校へ直行することも多かったのですが、“ずばり”なスーツは持たず、普段使いもできるネイビー系のトップスやパンツ、ダークカラーのジレ、グレーや白のブラウスを活用していました。“ずばり”式だけのフォーマルスーツを買って、何度も着ないでサイズが合わなくなったり、古めかしくなるよりは、普段から出番のあるジャケットやスカート、パンツに、アクセントになるブローチやコサージュを数個あればOK。ブローチやコサージュも、普段はコートやストールにつけたりして、さまざまな場面で活用させてみてください」(福田さん)。
【SHOP LIST】
ソージュ オンラインストア http://store.soeju.com /
株式会社DMC https://www.marmors.jp/
エイチ アイ ティー 011-802-8775 https://launer.jp/
ダイアナ 銀座本店03-3573-4005 https://www.dianashoes.co.jp/
ランバン オン ブルー/ヴァンドームヤマダ 03-3470-4061 https://vendome.jp/brand/lanvin_en_bleu
ランバン オン ブルー/レリアン 03-6834-7224 https://www.lanvin-en-bleu.com/
アビステ 03-3401-7124 https://www.abiste.co.jp/
アナイ 03-5739-3032 https://www.anayi.com/
アテニア 0120-165-333 https://www.attenir.co.jp/
マイカ アンド ディール 恵比寿店 03-6455-0927 https://mica-deal.com/
撮影/清藤直樹 スタイリスト/福田美和 取材/羽生田由香
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