【息子2人が東大に合格】受験校を選ぶにはまず入試カレンダーを作成!カレンダー機能の有効活用術とは!?

お母さんが変われば子供が変わる㉑

こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。

前回の記事では、

●学校選びについて 〜通いやすさ〜
●学校選びについて 〜文系・理系で選ぶ〜
●学校選びについて 〜試験問題の傾向で選ぶ〜
●文系と理系を分ける必要がない?

について、お伝えさせていただきました。

今回は「模擬試験のこと」「カレンダー管理」をテーマに、お話しさせていただきます。


● 秋は行事と模擬試験

秋は運動会や文化祭のシーズンですね。それが終わると翌年の受験本番に向けて、受験勉強モードになっていきます。
高校3年生になると、秋の週末は毎週会場に模擬試験を受けに行く予定が増えて、学校・部活・塾・模擬試験と忙しい毎日を送っていた息子たちの姿を思い出します。

「今日は駿台模試」「明日は河合塾模試」など…週末も常に何かしら予定があり、秋のシーズンは日程の管理と体調の管理が大変でした。

本人にとって、模擬試験は結構体力を要します。その場で解説も受けて帰ってくるので、週末の模擬試験は、長い時で朝の9時から20時まで、ずっと缶詰めのこともよくありました。

大学受験勉強中の高校3年生(2018年)だった息子が、当時実際に受けた模擬試験の日程をピックアップしてみました。

■5月
・5/13 東進 難関大本番レベル模試 ①
■6月
・6/10 東進 東大本番レベル模試 ①
・6/17 東進 全国統一高校生テスト ①
■8月
・8/4&5河合塾 東大即応オープン ①
・8/11 駿台 東大入試実践模試 ①
・8/19東進 東大本番レベル模試 ②
■10月
・10/7 東進 東大本番レベル模試 ③
・10/22 河合塾 全統マーク模試
・10/28 東進 全国統一高校生テスト ②
■11月
・11/3&4 河合塾 東大即応オープン ②
・11/17&18 駿台 東大入試実践模試 ②
・11/23 東進 難関大本番レベル模試 ②
■12月
・12/16 東進 最終センター試験本番レベル模試
■1月
・1/26&27 東進 東進 東大本番レベル最終模試

そして、模擬試験を受けた結果が、1週間後に戻ってくるので、間違えたところの見直しやデータ分析を見ながら、志望校の選定を見直すなど、受けっぱなしにしないようにしていたようです。

息子たちは、こうして何度も何度も模擬試験を受けることで、試験や会場に慣れていきますし、本番に向けての勉強方法の対策を立て直していったのではないかと思います。

● 中学受験の予定は紙ベースで管理、大学受験はデータ管理をしました

🔖 大学受験情報はデータ管理
この時期は、季節の変わり目の体調管理スケジュール管理が大切になりますが、
「どのように模擬試験の日程や会場などを把握していたか」のついては、親子でスマートフォンのカレンダー機能を使って日程を共有し、スケジュール管理をしていました。

カレンダーの記載内容は、
件名:○○模試  ← 正式名称で入力 ex) 駿台 東大入試実践模試 ①
模試会場の住所
時間 ○:○〜○:○
メモ:特記事項があればメモする

最初に模擬試験の申込みをしておくと、後日受験票と会場の案内の知らせがきますので、その時点で、会場の情報をカレンダーに追加していました。

会場の場所をカレンダーに入れておくと、マップも出てくるので便利です。
初めて行く会場は、場所が分かりづらいこともあるので要注意です。
こうして住所をカレンダーに記入しておくと、いざというときは地図アプリを頼りに、会場に行くことができます。

スマートフォンのカレンダー機能はとっても便利ですね。
私は、今でも有意義に使っています。

 

🔖 中学受験は紙ベースで管理
息子たちが高校生の頃は、このようにデジタルで管理できましたが、小学生の頃は、スマートフォンがなくガラ携の時代でしたので、主に手帳を使っての管理をしておりました。

特に、中学受験の志望校を決める時などは、気になる学校をピックアップし、「中学入試カレンダー」を表作成し、手書きで色々書き込んでいました。

まずは、受けたい学校の受験日を書き入れていきます。受験日が重なってしまっていても、とりあえず全体の大枠が見えるようにいったん大きな紙に、気になる学校を書き出せるだけデータとして書きます。情報が整理できてから、徐々に絞っていきました。学校説明会で得た情報を整理できます。

表の項目は、以下です。

学校名・電話番号 /出願期間 /必要書類 /12月中 /1月中 /2月1日 /2月2日 /2月3日 /2月4日 /2月5日 /2月6日 /2月7日 /出願予定日 /写真サイズ・枚数 /出願時の費用・納入方法 /入学手続・金額・方法 /その他

※参考:実際に記入した表を掲載します

↓  ↓

[2013年度]中学入試カレンダー  (※乱筆で申し訳ないです💦)

● 受験校選びのコツ

《最初のうちに何校か合格を取っておくというやり方》
・例えば、3日目が第一志望だったら、1日の午前と午後に併願校を受けておいて、翌日の合格発表にて合格校を早めに獲得しておくと、3日目の第一志望に対して心にゆとりを持たせる事ができます。

《午前入試・午後入試の活用》
1日1校を受験するのではなく、午前校と午後校を受けるという受験方法を取るご家庭も増えてきています。
・1日目が第一志望だったら午前に受験し、午後入試は難易度を下げた学校を受けるのも1つの方法ですね。
ただし、「午前入試」から「午後入試」のために学校の移動があるため、午前校と午後校の所在地を考えての組み合わせ方も大事です。

《併願校の選定も忘れずに》
① 2月1日の午前入試が合格 → 2月2日は難関レベルA校
② 2月1日の午前入試が不合格 → 2月2日は難関レベルB校
③ 2月1日と2月2日の入試が不合格 → 2月3日は安全レベルC校
などの複数パターンを想定し、併願校にも出願をしておきます。

・体調が良ければ難関レベルA校、体調が悪ければ難関レベルB校
というように、トップ校と併願校はセットで考えておくなど、当日無理をしないスケジュールで受験に臨まれることをお勧めします。

我が家は次男の場合、2月3日が第1志望校でしたが、2月1日と2月2日が調子が悪く、実際に③のパターンの受験となりました。

こういった中学入試カレンダーのようなものを作成しておくと、学校や塾の先生に見せながら相談でき、より濃いお話ができると思います。
可視化することは大事な作業で、情報が整理できるし、先生側としてもアドバイスがしやすくなります。

● スケジュール管理はアプリを大いに活用する!

大学受験の学校選びは、子ども自身が決めると思いますが、中学受験の学校選びはご夫婦や親子・学校や塾と相談しながら、学力の状況や通学可能範囲であるかを考えながら決められのではないかと思います。

息子の中学受験の頃のように、手書きで紙に書いて管理する時代から、今は便利なツールがたくさん出てきています。
パソコンをフル活用しエクセルで管理したり、スマートフォンにある「受験カレンダー」や「TimeTree」などのアプリを活用し、親子で情報を共有するなど、便利なツールがたくさんあります。
家族間の連絡のやり取りができる「グループLINE」も欠かせませんね。

みなさんはどういうアプリを使って管理されているのか、最近の事情をぜひ教えていただけたら嬉しいです。


次回の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

たかみほ(たかせみほ)

子育てスマイルナビゲーター 1968年生まれ。共立女子大学文芸学部卒業後、航空会社のグランドスタッフに。結婚後、長男が小4、次男が小2の時に夫と別居。2年間の調停の後に離婚成立。シングルマザーとして働きながら、子供たちを中高一貫校へ。その後、2人ともに東京大学理科一類へ現役合格を果たす。著書に『シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』(徳間書店) Noteブログ https://note.com/takasemiho

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