シミや肝斑、どこまでキレイになる!? 30日間の集中治療体験レポート

アヴェニュークリニック 髙橋由佳先生

いくつになっても女性を悩ませ続けるシミ問題。加齢に加え、紫外線やストレス、摩擦など原因は様々ですが、できてしまうと日焼け止めや美白コスメだけではなかなか太刀打ちできません。そんな悩めるわたしたちのために、「アヴェニュークリニック」がとっておきのシミ治療コースを用意。30日間で顔全体の透明感を底上げするという短期集中メニューについて、髙橋先生に詳しく教えてもらいました。何十年もシミケアに奮闘してきた私もさっそく30日間お試し。ビフォアアフターとともに、レポートします!

アヴェニュークリニックオリジナル、レーザーブライトニングとは?

レーザーブライトニングに使用する「Qスイッチャグレーザー」

レーザーブライトニングに使用する「Qスイッチヤグレーザー」

「レーザーブライトニングは、メラニン色素を破壊するレーザーを使って、低い出力で照射を繰り返すシミ治療です。他院ではレーザートーニングとも呼ばれていて、打ち方や出力設定もクリニックにより異なります。メラニンを壊す治療なので、高い出力で行うと脱色素斑(白抜け)のリスクがありますので、そのリスクを極力少なくするため低い出力で少しずつメラニンを壊していきます」(髙橋先生)

どんな人におすすめ?

なるほど、出力は高ければいいというものではないのですね! アヴェニュークリニックの数あるシミ治療の中でも、この「レーザーブライトニング」はどのような人におすすめの治療なのでしょうか?

「みなさん、茶色っぽく見えるものはすべてシミと言って来院されますが、実はシミの種類は様々。紫外線が原因でできる老人性色素斑や肝斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、炎症後色素沈着、雀卵斑(ソバカス)などシミの種類は多数あり、まずはそれがどんなシミなのかを医師が診断します。中でもこの治療の適用となるのは肝斑、ADM、炎症後色素沈着です。ただ大抵の人はいくつかのシミが組み合わさっているので、どのシミから治療していくのかなど、優先順位を決めることが大切です」(髙橋先生)

治療によるメリットとデメリットは?

レーザーブライトニング施術を行う部屋

「肝斑などのシミ治療に効果があるのと同時に、レーザーを打つことによってコラーゲンの産生も促します。結果、毛穴が目立たなくなる、肌がふっくらする、化粧のりが良くなるなど肌の調子が良くなったと実感される方が多いです。さらに低出力、短時間の治療なのでダウンタイムがなく、施術後すぐにメークできるところも手軽で人気です」(髙橋先生)

シミが薄くなるだけじゃなく、毛穴やくすみ悩みもケアしてくれるなんて嬉しいですね! では何かデメリットと言えるとこもあるのでしょうか?

「非常にトラブルが少ない治療なのであまりデメリットはないのですが、この治療は短期間で繰り返し受けることが理想。週に1~2回は通院する必要があるということでしょうか」(髙橋先生)

せっかくコース治療をお願いしても1、2回しか治療が受けられなくてはもったいないですね。さらに産毛の色も抜けるため透明感が増すとのこと。これも嬉しい効果ですね。

いよいよ1回目。施術前の肌状態がこちら

ビフォアの肌状態

1回目の施術前がこちら。子どもの頃からそばかすが多く、キャンディキャンディとからかわれていた私。年齢を重ねるにつれ、目の下の広範囲のシミに悩んでいました。髙橋先生に診ていただいたところ、ほとんどが肝斑とのこと。その上に雀卵斑(ソバカス)、老人性色素斑がポツポツあるようだとの診断でした。

1回目の施術後。シミの変化はさほど感じないものの、少し明るくなったみたい

1回目の施術後の肌状態

1回目の施術の翌朝の肌。治療は波長の異なる2種類の光を当て、肌奥のメラニンと表面のメラニンを破壊します。光を当てている時間は5分ほど。その間、ピリピリとした痛みが感じられますが強い痛みはありません。メラニンに反応するので、シミが多い方が痛みも強く感じるとのこと。

目元のシミが気になる場合はコンタクトシェルを眼内に挿入し、眼球を保護しながらまぶたまでしっかりと光を当ててくれます。施術後はしっかりと冷やしてくれるので、敏感肌の私でも火照りはさほど気になりませんでした。シミの濃さはあまり変わりませんが、産毛の色が抜けるせいか、全体的に肌が明るくなった感じ。レーザーを当てたあとの肌は乾燥しやすいので、保湿の徹底を。

肝斑治療に有効な薬も併用することに

肝斑治療に効果的なビタミンcとトラネキサム酸

肝斑治療に効果的なビタミンcとトラネキサム酸

「お肌を診察して、30歳以上の人で肝斑が全くないという人はほぼいない」と髙橋先生が話すように、多くの女性が肝斑に悩んでいるようです。肝斑は薬の内服がとても有効なので、レーザー治療と併用する人が多いそうで、私も服用することに。

「肝斑の特徴は境界線がないこと、もやもやと茶色いことがあげられ、場所としては頬骨やおでこ、鼻の下、顎にでやすいです。女性ホルモンの影響のほか、摩擦も悪化要因と言われているので、洗顔のときにこすったりせず、やさしく洗いましょう」(髙橋先生)

施術2回目の翌朝。シミが一番気になる左頬の経過をレポートします。目の下の境界線がぼんやりしている広範囲のシミ。これがまさに肝斑とのこと。ほかにも顔全体に細かいシミが目立ちます。

施術3回目の翌朝。3回目くらいから効果実感が得られると聞いていた通り、シミが少し薄くなった気がします。さらに透明感も増した感じ。

施術4回目の翌朝。目の下の肝斑は残っているものの、おでこや頬下の細かいシミが目立たなくなった気がします。だんだん肌のキメが整って、肌ツヤもUP。

施術5回目の翌朝。5回目の施術を終えた翌朝、洗顔後の肌を触って驚き。かなり毛穴が目立たなくなって、ふっくらとした肌を実感できました。ハリとツヤも上がった感じ。

30日間、全6回の施術が完了!気づいたらファンデの量が減っていた!

施術1回目の翌朝と6回目の翌朝の肌状態の比較

右が施術6回目の翌朝。1回目の翌朝の写真(左)と比べてみました。気になっていた頬下の肝斑も顔全体の細かいシミもかなり薄くなり、「1クールである程度の効果を感じられる」というレーザーブライトニングの目的は達成。

出力はその人の肌の様子を見ながら調整することが多いそう。私の場合、3回目以降は少し出力を上げたようです。出力のさじ加減も医師が判断するクリニックだから安心。

1クールで肝斑がスッキリ消えた!ということではありませんが、肌全体にハリがでて毛穴が目立たなくなり、明らかにワントーン明るくなった結果に大満足! 同時にファンデーションの量がかなり少なくなったことも嬉しい驚きです。ここで満足する人も、追加で続ける人も、その人次第で様々だそう。都度医師と相談しながら、ベストな肌状態を目指せます。

レーザーブライトニング:1か月限定フリーパス(中4日空けて最大6回/30日)¥55,000

問い合わせ先:アヴェニュー表参道クリニック 0120-365-558

取材・文/森本奈穂子