【FANTASTICS】圧巻のパフォーマンス力を見せつけた”FAN FAN HOP”を徹底レポート!
FANTASTICS from EXILE TRIBEが、6月からスタートしたライブツアー『FANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN HOP”』を完走!グループにとっても新しい挑戦だったという2部構成のステージで、エンタテインメントパワーにあふれたパフォーマンスを届けたライブに。JJ編集部が潜入! 8月6日に東京ガーデンシアターで行われた、東京公演の模様を、ステージ写真とともにお届けします♡
スタイリッシュなパフォーマンスで魅せる、圧巻の第一幕
FANTASTICSとファンの皆さんの“旅物語”としてスタートした『FAN FAN HOP』第一幕では、変幻自在なFANTASTICSならではのスタイリッシュなパフォーマンスが炸裂!
オープニングを飾ったのは、同ツアーのテーマソングでもある『Summer Bike』。カラフルな新衣装をまとったメンバーが疾走感あふれるクールなパフォーマンスを披露し、ライブの始まりを勢いづけました。『サンタモニカ・ロリポップ』『Drive Me Crazy』とアップテンポでグルーヴィーな楽曲が続いたあと、『Overflow』で会場の一体感がアップ! フラッグを手に持ったファンの皆さんとメンバーが一緒に腕を動かして、ライブならではの空間を楽しみます。ボーカルの八木さんの「盛り上がり最高です!このままいきましょう!」とのコメントに、会場はさらにヒートアップ!
晴れやかな雰囲気から一転、鋭いレーザーが飛び交うなか披露したのは、スピード感たっぷりのダンスチューン『OVER DRIVE』。緩急をつけるように繊細なピアノの音色が流れると、FANTASTICSの音楽をしっとり聴かせるバラードパートに突入。幻想的なスポットライトを浴びながら大人の切なさを表現した『Escape』をパフォーマンスし、ボーカルの八木さんと中島さんの綺麗なハーモニーが重なり合う『Turn to You』に繋げました。
ボーカル2人では『さよならレイニー・タウン』も披露。八木さん、中島さんの歌う姿がモノクロ調でモニターに映され、カラーレスな世界観を2人の歌声が彩ります。直前のMCで中島さんが「皆さんの心にお届けしたい」と言っていたように、感情を込めて丁寧に歌い上げていく2人。儚さと力強さが共存したハーモニーが響き渡りました。
ワクワクが止まらない!プレイフルな演出が盛りだくさん
オープニングから効果的に使ってきた手持ちボックスが“PERFORMER”の文字を示すと、パフォーマー総出演の『DANCE TRACK』がスタート。話題の洋楽をバックミュージックに、夏らしいスタイリングで登場したメンバーが個性あふれるパフォーマンスを披露。ソロのほか、世界さん&木村さん、佐藤さん&瀬口さん、澤本さん&堀さんの3チームに分かれて踊る場面も。キャッチーで楽しいステージが印象的でした。
再びメンバー全員が揃って『STOP FOR NOTHING』『Summer drops』とライブは続きます。「みんなで踊っていきましょう!」という声かけを合図に、木村さんのレクチャーのもと、会場全員でダンシング。木村さんの脱げてしまったシャツを世界さんが拾ってじゃれあう姿など、微笑ましいシーンも見えました。『Every moment』では一緒にタオルを回す演出で、会場全体がヒートアップ。八木さんがシャウトするように「準備はいいか?東京〜!」と煽ると、思わず中島さんも「すごい声!」と驚いていました。
一緒に楽しめる仕掛けが目立ったのは、リズミカルなパーティーチューン『CANNONBALL』。ステージ上にミラーボールとサイコロが登場すると、会場は一気にクラブのような雰囲気に。クラップ、バウンスなどいろいろな指示が表記されたサイコロをメンバーが回して、出た目の演出に全員で従います。サイコロには、慣れ親しんだ絵文字も。この日はバイク、指ハート、ダンスが選ばれ、メンバーがリードする振り付けに合わせて、一緒にダンス。まさにFANTASTICSワールドというような笑顔あふれるステージで、高揚感はMAX! あっという間にラストの楽曲『Can’t Give You Up』を迎え、第一幕を締めくくりました。
第二幕では、独自のエンタメ力を活かした“芝居+パフォーマンス”に挑戦
会場の熱気が充満するなか、第二幕が開演。第二幕の注目ポイントは、コント仕立てのステージ。メンバー全員でお芝居をしながら、そのなかにパフォーマンスを組み込む構成で、会場をさらに盛り上げました。物語は、ラジオDJの世界さんが率いるラジオ番組からスタート。リスナーから投稿された懐かしい思い出エピソードを次々とFANTASTICSが再現し、80〜90年代の世界に誘います。
“淡い夏の思い出”として上映されたのは、夏祭りデートのシーン。彼氏役を八木さん、彼女役を木村さん、金魚すくいの屋台スタッフを瀬口さん、お祭りに遊びに来た人役を世界さん、佐藤さん、澤本さん、堀さん、中島さんが演じ、中島さんは全体のストーリーテラー兼ツッコミ役に。個性が強めのキャラクターが集結し、爆笑必至のお芝居を届けました。関連するリクエスト曲はWhiteberryの『夏祭り』。そのほか誰もが知る名曲を、FANTASTICSバージョンでカバーしました。
生のお芝居ともあって、粋なアドリブも飛び交います。この日25歳の誕生日を迎えた堀さんに対して佐藤さんから「誕生日だからって酔っ払いすぎだよ、夏喜」とセリフが入ると、会場からは大きな拍手が。来月公開予定の『HiGH&LOW THE WORST X』に出演する八木さんからは「鈴蘭とか鳳仙とか嫌い?」というセリフが飛び出し、中島さんが「急にアドリブ入れてきて」と乗っかる場面も。
“進化し続けるエンタテインメント”を実感する新鮮なステージで、FANTASTICSの新たな可能性を示しました。
嬉しいサプライズ! 最新曲のMVを会場で先行解禁
第二幕終了後の暗転と同時に、モニターに映ったのは『Summer Bike』のMV。8月24日にリリースした最新曲のMVを、どこよりも早く会場で先行解禁しました。待ちに待った新作のMVをたっぷり公開してくれる手厚さに、拍手が沸き起こる会場。メンバーが登場すると全編沖縄で撮影されたことや、振り付けをNOPPO(S**t kingz)さんに頼んだことなど初解禁の裏話が飛び出し、「日本の夏を盛り上げていけたら」と宣言。それぞれMVで乗っていた自転車が、堀さんだけ電動自転車だったことにも触れ、仲睦まじい雰囲気でライブのクライマックスを迎えます。
FANTASTICS from EXILE TRIBE
『Summer Bike』
8月24日(水)より好評発売中!
サウンドプロデュースに音楽プロデューサー“亀田誠治”氏、アートディレクションにクリエイティブディレクター“佐藤可士和”氏を迎え制作するFAN FAN三部作第1弾『Summer Bike』。『FANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN HOP”』のテーマソングでもある今作は、亀田氏がFANTASTICSをイメージして書き下ろした新曲。スタイリッシュかつ聴く者を引きつけるポップなメロディーラインと、亀田氏が<困難な時代を乗り越えたその先の未来>をイメージした、FANTASTICSとFANが一体となって盛り上がれるシンガロングパートに注目!
本編ラストの楽曲は『Flying Fish』。爽やかなムードのなか、タイトルの”FAN FAN HOP”が”FAN FAN STEP”に変わる粋な演出で、ライブの幕を閉じました。
最後のナレーションで語られたのも、FANTASTICSが掲げる夢。「FANTASTICSの旅はまだ始まったばかり」と同ツアーを大きな旅物語の通過点と捉え、次へのステップアップを約束。これからも続いていく旅路で「夢に向かって歩んでいきましょう!」というように、ますます加速していくFANTASTICSの活躍が楽しみです!
【おまけ】メンバーのソロ写真をチェック!
【FANTASTICS LIVE TOUR 2022 "FAN FAN HOP” セットリスト】
Narration~OPENING
【第1幕】
1『Summer Bike』
2『サンタモニカ・ロリポップ』
3『Drive Me Crazy』
4『Overflow』
<Short MC>
5『OVER DRIVE』
<Interlude>
6『Escape』
7『Turn to You』
<Short MC>
8『さよならレイニー・タウン』
9『DANCE TRACK』
10『STOP FOR NOTHING』
11『Summer drops』
12『Every moment』
13『CANNONBALL』
<Short MC>
14『Can’t Give You Up』
【第2幕】
RADIO FANTASTICS OPENING
芝居パート:夏祭り①
『夏祭り』(カバー曲)
芝居パート:夏祭り②
『楽園ベイベー』(カバー曲)
芝居パート:BAR①
『夏の日の1993』(カバー曲)
芝居パート:BAR②
『恋したっていいじゃない』(カバー曲)
芝居パート:学校
『学園天国』(カバー曲)
RADIO FANTASTICS ENDING
【ENCORE】
『M.V.P.』
<MC>
『Flying Fish』
ENDING~Narration
文/所 優里