囲み目しても、リップが濃くても…ケバいと思われない!「大人のメーク、簡単すぎるコツ」4選
秋の新作コスメ発売ラッシュで、メーク熱が沸騰中という人も多いはず。しばらく続いた抜け感メークブームに続いて、今季はポイント的にしっかり!濃く!を意識した美人顔メークが注目され、改めてメークを楽しむ流れがきています。古く見えない“今どきしっかりメーク”で、CLASSY.世代はもっと美人に、もっと進化を遂げていく!
ヘアメーク・林 由香里さんに、秋新作コスメを使って“今どきしっかりメーク„を教えてもらいました!
メーク全体が濃いのではなくなじませたり抜け感がカギ
まず、CLASSY.世代はメークをしっかりしていたほうがきちんと感があるし、美人に見えると思うんです。自分の気持ちも上がるし、ぐっと女っぽさもUP。しっかり濃いメークと聞くとコンサバな印象が強かったり、しばらく抜け感を意識したメークが多かったので「古く見えてしまうのでは?」と思う方もいると思います。今どきしっかりメークのポイントは、しっかり濃くメークをする部分と、なじませたり抜け感を作る部分のバランスです。メーク全体が濃いわけではないので、挑戦もしやすいはず!
たとえば分かりやすい例で言うと、アイシャドウ。個人的に改めてピンクやブラウン、オレンジベージュ系の王道カラーのパレットが可愛いと思っているのですが、色のニュアンスや質感が進化しているので、濃いめにまぶたに広げても、色を重ねても、厚ぼったくならないんです。レイヤード塗りで彫り深にメークしても、重たくなりすぎないって、すごくないですか?とにかく使いやすくて、どの組合せでも洒落て見える!この感動はぜひ体感していただきたいです。
色味だと、リップを中心に今季はちゃんと秋っぽいこっくりしたカラーがたくさん出ています。秋だけど秋っぽくない色もここ数年はありましたが、ストレートに秋らしい雰囲気を楽しみたい気分です。全体的に深みやくすみ感があって、大人も使いやすいですよ。
1.アイラインだけ濃く
アイラインを部分囲みで目力のある美人eye
「まぶた全部を囲むのではなく、上まぶたの目尻と下まぶたの目頭だけポイントでラインを入れます。手っ取り早く目力を出せるので、私も自分のメークでよくやるテクニック。アイラインは大人ならではの女らしさを感じさせるモーヴカラーや、目元をやさしく締めるミルキーカラーがおすすめです」(ヘアメーク・林さん)
2.アイシャドウだけ濃く
アイシャドウはレイヤード塗りで立体的な彫り深顔に
「アイシャドウを眉下まで広めにのせても、色をレイヤードしても、重さや厚ぼったさを感じさせないのが今季のパレットのすごいところ。あえて締め色を使わず、アンニュイな色を上下まぶたに広めに重ねて目の存在感をUPさせるのがポイント!可愛い色味を使っているのに彫り深メークができるんです」(林さん)
3.アイブロウだけ濃く
アイブロウは〝ピンク〞〝ややアーチ〞で女らしく、凛とした表情に
「眉に凛とした存在感があると、他のメークがナチュラルでもしっかりとメーク感が出て、美人度が増すんです。眉だけで新鮮な印象にしたいので、眉の形をチェンジしてフラット眉からややアーチ形の太眉に。色味はピンクベージュのニュアンスを足して、女らしさも意識してみてください」(林さん)
4.リップだけ濃く
リップはこっくり秋色をオーバーめにぼかして色っぽさを演出
「この秋は各ブランドからリップの新作がたくさん出ています!こっくりした〝THE 秋色〟リップは久しぶりという人も多そう。リップを唇のフチまでがっつり直塗りしたら、ここで+1プロセス。唇の輪郭をぼかすことが、抜けを作るポイントです。濃い色のリップこそじんわりと、色っぽく発色させて」(林さん)
教えてくれたのは...ヘアメーク・林 由香里さん
トレンドを世代ごとの〝リアル〟に落とし込んだ、実践できる洒落顔メークが支持を集める。ファッションへの愛も深く、洋服とのトータルバランスを考えたメークにも定評あり。
撮影/田形千紘(人物)、五十嵐 洋(静物) モデル/上西星来 ヘアメーク/林 由香里 スタイリング/栗尾美月 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc