料理家きじまりゅうたさんの「港の直売所」で買った魚でごちそうレシピ「カマス」

全国各地にある漁港の近くには、一般客でも手軽に新鮮な魚介を購入できる直売所があります。そのひとつ、神奈川県三浦市の「うらりマルシェ」に、料理家のきじまりゅうたさんがお買い物ツアーへ! 近くにある地元野菜の宝庫「すかなごっそ」にも立ち寄り、 簡単にできちゃう「絶品おうちごちそうレシピ」を教えてくれました。今回は夏の魚「カマス」を使ったレシピを教えてくださいました。

獲れたてピンピンの「カマス」を魚焼きグリルで香ばしく塩焼きでいただく

焼き魚の印象が強いカマスも、きじまさんの手 にかかればご覧のとおり、イタリアン風の一品 に! ATELIER TETE プレート 280㎜¥3,850(KI NTO)

ソースをたっぷりつけていただきます。シンプルな塩焼 きカマスとグリルした野菜も一緒に。濃厚ソースがマ ッチ!

カマスと野菜のグリル

【 材料(2~4人分)】

  • カマス…3尾
  • 塩…小さじ1/2
  • 野菜(ズッキーニ・なす・ヤングコーン・にんじんなど) …各適量
  • オリーブオイル…大さじ1/2
  • 塩…小さじ1/4
  • マヨネーズ…大さじ3
  • 柑橘系のジャム…大さじ1と1/2
  • 塩…少々

【つくり方】

  1. 野菜はすべて細長く切ってボウルに入れ、Aを絡めてアルミホイルの上に広げる。カマスに塩小さじ1/2を振る。
  2.  Bを混ぜてソースをつくる。
  3.  魚焼きグリルを予熱し、野菜をアルミホイルごと入れて火が通るまで6~7分焼く。
  4.  野菜をアルミホイルごと取り出して、空いたグリルにカマスを並べて7~8分焼く。
  5.  野菜とカマスを器に盛り、Bのソースを添える

カマス(鮮魚) 旬のカマスはつやつや輝 いています。水分が多く焼 くとホクホクの美味しさ!  旬の味を存分に味わえるよ うにシンプルに調理します。 ¥900


きじまさん流「キッチンばさみで魚をさばく」 簡単テクニック

1.「さばくのは難しくないですよ、ぜひト ライしてみてください」ときじまさん。 尾から頭に向かって、包丁の刃でな でるようにして鱗を取ります。

2. 頭を手で持ち、肛門部分にはさみを 入れ、頭のほうまでスライドさせなが ら喉の硬い部分にあたるまで切り進 めます。

3. 開いたお腹の肛門近くにはさみの先 を入れます。はさみの先で内臓を持 ち上げ、手でつかんでゆっくり取り出 します。

4. エラの下にはさみを入れ、頭とつな がっている部分をパチンと断ち切り ます。この工程は3 の前にやってし まってもOK 。

5. 肛門側のほうから内臓をゆっくり取 り出します。つながっているので、す るっと取れます。水で流しながらでも ◎。

6. 途中で切れてしまい、一度に取り出 せなかった場合は、何度かに分けて 取り出します。よく水洗いしましょう。

【 魚を美味しくグリルする方法 】

魚を並べてからいきなり加熱するのではなく、何も入れて いない状態で庫内を十分に予熱してから魚を並べます。そ うすると皮がくっついてしまう心配もありません。

【 季節野菜の下ごしらえ 】

火の通りが遅いにん じんは細めに切るな ど、火の通りが均一 になるようにカット。

【 カマスにつけるソースのレシピ 】

今回使ったみかんジ ャムは、すかなごっそ で購入したもの。マ ヨネーズとよく混ぜ 合わせます。


きじまりゅうたさん

明るい人柄と、素材を生かした〝絶品飯〞が大人気。 YouTubeチャンネル「きじまごはん」では日々のお役立ちワザなど、多数配信中。


Mart夏号 特集 Part2きじまりゅうたさんと行く「港の直売所」で買った魚で超簡単ごちそうレシピ より

撮影/北川鉄雄 取材・文/新里陽子