食品保存に気を使う、夏にぴったりのアイテムを100円ショップでチェック！　使うときの便利さまで考えたアイデア商品4選を、節約アドバイザー、食生活アドバイザーとして活躍している和田由貴さん教わりました。

洗って繰り返し使える容器だからゴミが減る

100円ショップ通いが日課になっていて、週2～3回は行くという節約アドバイザーの和田由貴さん。家庭で使うことも多く、食品保存アイテムはどんなものがあるかな？とつい気になってしまうのだとか。

「今回紹介する100均アイテムは、食品を保存したその先、使うときの便利さまで考えられたアイデア商品ばかり。余らせがちな食品を最後まで使うためのに役立ちますし、使い捨てではなく洗って繰り返す使えるものなので、ゴミの減量にもつながります」（和田さん）

【1】チーズがすっきり入るケース（DAISO）

一度に全部を使うことはないため、冷蔵庫の中で保存がマストのスライスチーズをスッキリ収納できるケース。

「スライスチーズは冷蔵庫の中の引き出しに入れるなどして収納している方が多いと思いますが、平たいので上に何か重ねてしまうと迷子になりがち。これだとケースの中で乾燥を防ぎながら立てて収納できるので、使い切りやすくなります。ふたが透明で、何枚残っているかストックがわかりやすいのもいいですね」

容量はMartライターが検証してみると、7枚入りのパックがが2袋分、14枚入りました。

【2】小麦粉ふりふりストッカー（DAISO）

細かい網目のネットが内蓋に付いていて、小麦粉などが振りかけやすくなっている「小麦粉ふりふりストッカー」。湿気が大敵の粉類をふた付きケースで保存しつつ、使うときには片手でサッと振りかけることができる優れもの。

「肉や魚に小麦粉を振りたいとき、茶こしで振りかけようとすると、パックやまな板の周囲まで飛び散ってしまったり、ダマが最後に残ったりしませんか？　『小麦粉ふりふりストッカー』を使うと、かけたいものにまんべんなく振りかけることができてすごく重宝しています。振りかける専用のサラサラした小麦粉も売っていますが、ちょっと割高なので……、この容器なら家にある小麦粉でOKなのが嬉しいですよね」（和田さん）

【3】シャカシャカねぎポット（Can★Do）

凍らせるとくっついてしまう、刻んだ万能ねぎを冷凍するための専用アイテム。中に棒のついたすのこが入っていて、容器をシャカシャカ振るとねぎをバラバラにしてくれます。

「味噌汁や麺類にちょっと使いたいときに、冷凍しておくと便利な万能ねぎ。フリーザーバッグやタッパーにいれて凍らせると、手やスプーンでほぐすうちにすぐ溶けてしまうのが難点でしたが、その悩みを解決してくれた商品です。高さがある容器なので、冷凍室の中で見つけやすく、納まりがいいのもポイントです」（和田さん）

【4】シャカシャカフードストッカー（DAISO）

こちらは万能ねぎではなく、ピザ用チーズを冷凍保存し、パラパラ使うのに向いている容器。仕組みとしてはねぎポットと一緒で、中の棒付きすのこが凍った食材をバラけさせてくれます。

「ピザ用チーズは袋のまま冷凍しちゃうと固まってしまい、手でほぐすのは衛生的じゃないですよね。そして、加熱して溶かして使うことが多いから、いちいち解凍しなくても凍ったままパラパラと使えたら理想的。先ほど紹介したねぎ用のポットとは別に、チーズ用と専用にしてしまうことで、臭い移りを気にせず保存ができます」

ピザ用チーズのほか、ミックスベジタブルや冷凍ブルーベリーなどの保存にもおすすめです。

和田さんおすすめの4選、いかがでしたか？　家庭に必ずある食品の、収納や使うときの便利さまで考えた保存容器をぜひチェックしてみてくださいね。

教えてくれたのは…

節約アドバイザー　和田 由貴（わだゆうき）さん

消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活躍。TV、雑誌、書籍、新聞など数多くのメディアに登場している。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。
モットーは、「節約は、無理をしないで楽しく！」。耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。

※掲載情報は取材時点のものであり、店舗によって在庫が異なり、取り扱いがない場合もあります。

【DAISO】https://www.daiso-sangyo.co.jp/
【Can★Do】https://www.cando-web.co.jp/

撮影／山下忠之　取材・文／富田夏子