俳優・稲葉友さんのウェルビーイングなライフスタイルは…「最近、体が必要とする食べ物がわかるようになりました」
前回は長編初主演となる映画『恋い焦れ歌え』について語ってくださった俳優・稲葉友さん。実はCLASSY.と同世代の現在29歳。ということで、最近一層気になる“ウェルビーイング”という価値観について、稲葉さんなりの考えやこだわりを伺ってみました。
ラクに、心地よく着られる服が好み
−−今日の撮影では、おうちでリラックスしているようなナチュラルな雰囲気のコーデがお似合いでした。普段身につけるものへのこだわりは?
私服はオーバーサイズめのものが多くて、ストリートやアメカジといったジャンルが好きです。撮影現場に行って衣装に着替え、終わったら衣装から私服に着替えて帰るという生活パターンなので、脱ぎやすく着やすい、ラクな服を選びがちですね。
体に必要な食べ物が感覚的にわかるようになりました
−−食生活でのこだわりは?
ここ数年で、身体に摂り入れるものへの意識が確実に変わり、気をつけるようになりました。自炊も頻繁にするようになりましたね。単純に歳をとったからなのか、それともこういうご時世だからかは分かりませんけど。食べ物に対する意識が変わったことで、料理を見て「だいたいこのくらいのカロリーだな」とか「今、自分にはこういう食べ物が必要だな」とかがピンとくるようになりました。そういう自分がちょっと心地よかったりもします。
自炊のほうが体調管理もしやすいなって
−−自炊を始めたきっかけは?
まだコロナ禍になる前に、「俺がしれっと色んな料理を作れたら面白い…というかひとつの引き出しとしてアリなんじゃないか」って思ったんです。それで作り始めました。意外と何でも作れるんですよ。丼ぶりものなら、親子丼はトレーニングをする時期によく作りますし、牛丼も自信あります。和食なら、ゴロゴロ大きい野菜をたくさん食べられる煮物を作ります。具材の大きさとかも自分で決められて、自分の好きな感じで食べられるっていうのが自炊のいいところですよね。
意識的に“思考のベクトルを変える”のも大事なこと
−−オンオフの切り替えはしっかりしたいタイプですか?
オフの日には全力でオフの状態になりたいんですけど、どんどんオンオフの境界線が曖昧になっていってて…よくないですよね(笑)。例えば、撮影とか稼働のスケジュールがない日でも家で台本を読んでいたり、ジムやメンテナンスに行って次の撮影日に備えたりして。そんな、オフなのにちょっとオンのふりしてる自分が嫌(笑)。なので意識的にオフの状態にしようと心がけています。そういうとき、お笑い芸人さんのエッセイをよく読むんです。そうすることで、思考が普段傾いてる方向とは違う向きに行けるような気がするんです。
映画『恋い焦れ歌え』2022年5月27日(金)渋谷シネクイントほか全国順次公開
Netflix映画部門1位を獲得した記録的BL実写映画『性の劇薬』のフューチャーコミックス、『百円の恋』『アンダードッグ』のスタジオブルーがタッグを組んだ衝撃作。身も心も凌辱された小学校臨時教員と彼を追い詰める孤高のラッパー。社会からはみ出し、心に傷を持つ者たちが生きるために葛藤と戦い、その先にある“真実の愛”に触れる。
出演:稲葉友 遠藤健慎 さとうほなみ 高橋里恩 ほか
原作・監督・脚本:熊坂出
© 2021「恋い焦れ歌え」製作委員会
【衣装詳細】
カーディガン¥13,200Tシャツ¥8,800〈ともにエバース〉パンツ¥22,900〈テイクオン〉サンダル¥33,000〈クルニ〉(すべてシアン PR tel.03-6662-5525)ソックス¥2,420(ザ・ロールデザイン/スタンレーインターナショナル tel.03-3760-6088)
撮影/木村 敦 ヘアメーク/岡本典子 スタイリング/添田和宏 取材・文/伊藤綾香 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)