ご存知「マリオットホテル」といえば、世界に冠たるホテルチェーン。それだけに、最初は我が耳を疑いました。
「『道の駅』直結の、マリオット??」
聞けば、2020年から着々とその軒数を増やしているという「フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクト」(2022年4月時点で15軒)。
道の駅をいわば拠点として、周辺に散在している魅力的なスポットを巡る、新たな観光の形を提案することにより、地方創生にもつながるという、聞けば納得のプロジェクト。
ファミリーで過ごす週末の新しいスタイルになるのではないか、と可能性を感じ、さっそく編集長・小松が自ら体験してきました!
「フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮」へGO!
ある土曜日の朝、東京を出発。休憩を入れても2時間半ほどでホテル周辺エリアに到着。これなら一泊旅行の行き先としても十分魅力的。
ホテルチェックインまでの間に、地元で評判のラーメン屋さんで昼食をすませ、栃木といえば!この季節ならではの一大イベント「いちご狩り」を堪能。
元警察官のご主人が営む、地元の人気店「ら麺屋」さん。あっさり和風のスープと平打ち麺の相性が抜群でした。
あいにくの雨の中、ずらりと並ぶハウスを目の前に、6歳の息子はさっそく興奮気味。
「とちあいか」30分食べ放題のコースを予約していたのですが、赤々としたいちごがズラリ!これが食べ放題だなんて...。
さて、“前哨戦”を終えていよいよホテルに到着。フロントの方が荷物を運んでくれ、スムーズにチェックインを終えました。
ホテルは周囲の景観に溶け込むように3階建てのコンパクトなつくりですが、やはり内装は「マリオット」の名に恥じない素敵なもの。でも“ラグジュアリー”ではなく“コンフォート”といった趣。
面白いと思ったのは、館内にレストランがないこと。道の駅や周辺のレストランやカフェを存分に味わってほしいという意図が感じられます。
その代わり、テイクアウトしてきたフード類はロビーラウンジで飲食することが可能。
広々としたロビーラウンジは、ファニチャーや照明も高級感あり。
ラウンジ奥はコワーキングスペースとしても使えるチェア&テーブルも。
共有キッチンではコーヒーや味噌汁を自由に飲むことができます。
おなじみバルミューダのトースターなども自由に使えるので、前日にベーカリーで買ったパンで朝食、というスタイルもおすすめ。
客室も、おもてなしも“ほどよさ”が心地よい!
なにせコロナ禍以降キャンプでしか外泊していなかった我が家。久々のホテルは落ち着かないかも…と思いきや、杞憂に終わりました。それは、豪華すぎない、押し付けがましくない“ほどよさ”のせいかもしれません。
ツインルームに宿泊。雰囲気あるランプがおしゃれ。
オープンキッチンのような洗面所ですが、引き戸でベッドルームと完全に仕切ることも可能。
各部屋にはシャワールームが。
個人的には備え付けの食器に興奮。「スタジオ エム」というチョイスも“ほどよい”!
さっそく足を運んだ道の駅ではマルシェに遭遇
ホテル直結の「道の駅 うつのみやろまんちっく村」。
単に農産物を販売するだけでなく、週末にはさまざまなイベントが開催されているそう。たまたま行った時には「たのくら展」という、地元に縁のあるクリエイターやショップが集まるマルシェが開催中でした。
「ラ・コリーヌ洋菓子店」のブースで見つけた珍しい「メロン果汁100%のメロンソーダ」を思わず衝動買い。
本当にメロンの味がするソーダは、初めての体験。
「カヌレ シャノアール」さんはディスプレイも素敵で思わず足を止めてしまいました。
イベントに後ろ髪を引かれながらも、道の駅内にある温浴施設「天然温泉 湯処あぐり」では露天風呂を堪能し、若干急ぎ足で夜の部へ。
映画のロケ地としても有名な「若竹の杜 若山農場」では、幻想的なライティングに心打たれ、巨大ブランコで興奮!
その後は少し足を伸ばし、車で20分ほどの距離にある地元民御用達の老舗ステーキ店「ステーキのいづつや」さんで、コスパ抜群のステーキに舌鼓を打ち、大満足で一日を終えたのでした。
フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮
栃木県宇都宮市新里町丙260-1
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撮影・文/小松伸司