40代の旅のかたちについて考えてみた。【ホテルインディゴ軽井沢】別荘で過ごすような究極のリトリート体験… 前編
ライター笹利恵子です。
軽井沢を訪れるのは、実に8年振り!
2022年2月、軽井沢に大人がくつろげる素敵なホテルが誕生したと聞き、体験宿泊ツアーに参加させていただきました。
その名も「ホテルインディゴ」。IHGホテルズ&リゾーツのライフスタイルブランドのひとつで、世界に100軒以上を展開しています。「ホテルインディゴ軽井沢」は日本では箱根強羅に続き2軒目となります。
駅からタクシーで5分ほど。本当は駅からホテルまで、ほぼ一本道で到着するはずなのですが、タクシーの運転手さんの計らいで、一本奥のいかにも軽井沢らしい森林と素晴らしい別荘地の中を抜けて行きました。景色を眺めているだけで、軽井沢に来た実感が湧いてきます。
軽井沢トークで盛り上がっていると、目の前に、木材とガラス張りを基調にしたスタイリッシュで迫力のある低層の建物が! それでいて、この軽井沢の空気に溶け込むなんとも言えない落ち着いた雰囲気、隠れ家感に、期待いっぱいで心が躍ります。
ホテルに到着した時の高揚感ってたまらないですよねー。到着からしっかりハートを掴まれた感じがしました。
エントランスからロビーに入ると大きな暖炉が出迎えてくれます。なんとも贅沢な空間。ひとり旅ビギナーでキョロキョロ挙動不審な私に、フロントスタッフが丁寧にお声掛けくださいました。ゲストを不安にさせない程よい距離感がまたgood。ホッとして嬉しくなります。
今回はツアーなのでチェックインはレセプションカウンターでしましたが、通常は暖炉前のソファに座ってウェルカムティーを頂きながらゆっくりチェックインできるそうです。中庭のフォレストガーデンを眺めながら一息つくことができます。
こちらのホテルは、この土地ならではの「ネイバーフッドストーリー」をインテリアやアート、サービスで表現していると伺っていましたが、なるほど……ぐるっと見渡すと、館内にも長野県産の木材がふんだんに使われていたり、レセプションにかけられているタペストリーは、軽井沢の木々に降り注ぐ陽光をモチーフにしていたりと、館内にそんなこだわりがいくつ発見できるか! そんな楽しみも湧いてきます。
ホテルはロビーのあるメイン棟、大浴場やスパマッサージが受けられるスパ棟、レストラン棟、宿泊棟に分かれています。それぞれの棟をつなぐように屋根のある渡り通路が設けられています。
お楽しみのお部屋に入る前に、館内を探検。
まずは、ロビー棟に近いSPA棟。ここに大浴場、ジムもあります。ここも木をふんだんに使った建築。間接照明が多く、昼と夜、全く違った雰囲気になりそうです。
1階に大浴場。2階に上がるとスパとジムがあります。
お風呂は残念ながら温泉ではないのですが、半露天風呂は高濃度の人工炭酸泉になっているそうなので楽しみです。
(あとで、ゆっくり入ってみましたが、身体中が泡だらけになる程なので、かなり高濃度のようです! ヒノキの香りとヒーリングミュージックに癒され、いつまでも入っていたくなるお風呂。サウナもあるのでゆっくり日頃の疲れを癒させていただきました。最高!)
タオルや個包装の洗顔・化粧水、ペットボトルのお水も用意されています。
部屋からタオル持参しなくて良いのですね。助かります〜。
さて、階段を上がってスパへ。アラフォーが宿泊先を選ぶとき、「お風呂とスパ」は重要ポイントかと!
ホテルインディゴ軽井沢には、なんと嬉しいことにタイの有名スパブランド「HARNN」のスパが入っています。タイのリゾートに行く時はいつもHARNNのスパに行くので、思わずテンションが上がりました。
今回はスパマッサージを受けることはできませんでしたが、2階に上がるとほんのりHARNN独特の香りがして、まるで東南アジアに来たような気分にもなります。しばらく海外に行けてないので懐かしい感じです。
そしてジムにもびっくり。なんとトレーニングマシーンやダンベル、すべてに木が使われています! こんなの見たことない!
「こんなところにもこだわりが!」と、ツアー参加者のみんなから口々に感動のコメントが。
そして渡り廊下を渡り、レストラン棟へ。
オールデイダイニング「KAGARIBI」。吹き抜けになったダイニングは木の質感を活かした温かみのある空間。壁も見事に木です。薪火を使った肉料理やピザ、野菜料理などをイタリアンとして提供します。朝食もこちらが会場になるそうです。
テラス席なら、ワンちゃんも一緒に過ごせるそうです! ペットとの宿泊はプランがないのですが、お食事だけならOKですね! 今後、同系列の【キンプトン新宿東京】のように、ペットフレンドリーホテルになってくれたら、なお嬉しいです。(ちなみにホテルインディゴ箱根強羅には、今年から「INDIGOドッグフレンドリーフーム」が誕生したそうですよ!)
レストランの入口には、ベーカリーショップも。
すべてここで作っているそうで、美味しそうだしコスパも良いので、ディナーとは別腹で(笑)買ってお部屋で食べたり、お土産に買って帰るのもいいな〜と思いました。
レストランと宿泊棟の間には、アウトドアで飲み物を楽しめるスペースも! これ、ほんとに素敵です! こういうの大好き!(笑)
夜はまた、グッと雰囲気が上がりますので、写真をご覧ください(以下3枚目4枚目)。GW明けからはBARとしてカウンターもオープンするそうです。こういう大人の空間が嬉しいのですよね。子どもとちょっと離れて、寝る前に一杯楽しむ贅沢……。
かがり火は癒されますね。これって人間特有なもので、本能的な感覚だそうです。
いよいよお部屋へと入っていきます。
館内のあちこちに、軽井沢を思わせるアートも飾られています。さすが「ネイバーフッド ストーリー」にこだわっている!
軽井沢の昔や今にちなんだイラストがどれも可愛くて、つい足を止めて見入ってしまうほどです。
今日宿泊させていただくのは、スタンダードツインリバービュールーム。最大の特徴は、窓際にセットされたビューバスでしょうか。露天風呂感覚でバスタブに入れるのが気持ちいいですね。川と、遠くにゴルフ場が見えるだけなので心配はないですが、万が一、夜は見えちゃうとお互い嫌なので(汗)ロールスクリーンを降ろします。朝は全開で朝陽を浴びながら入ることができそうです!
ちなみに、もうひとつ上のランクのプライベートガーデンビューだと、テラス手前に植栽、壁の奥に林がある感じなので、そちらのほうが気にせず入浴できるのかもしれません。いちばんスタンダードなガーデンビューのお部屋はビューバスではありません。
バス内にはレインシャワーもついています。実は大して便利ではないのですが。しかしこれがついているだけでバスルームに高級感が漂いますよね。
アメニティーはバイオロジーのもの。こだわってますね!
私はこのハーブっぽい香りが好きです。髪もお肌もしっとりします。
洗面スペースにはLEDの丸鏡。疲れたお肌を綺麗に映してくれるので有り難や……。洗面周りはいたってシンプルですが、小物入れもオリジナルの木製で落ち着いたスペース。タオルもたっぷり用意されています。
ドライヤーはサロニアのスピーディイオンドライヤーが置いてありました。ホテルのドライヤーって、最近でこそイイものを置いているホテルもありますが、とりあえず的なものを置いているところもよくあるので、こういうものを置いてくれているのは嬉しいです。
ミニBARにはillyのエスプレッソマシーンと紅茶、ミネラルウォーター。ここまでは無料でいただけます。
冷蔵庫の中には、軽井沢ご当地ビールが! これはせっかくなので、あとでいただいてみないと!
ふとテーブルに目をやると、ウェルカムスイーツの焼き菓子が!
腹ペコだったので、これも嬉しいおもてなしのひとつです。
BARカウンターに置いてあるランタンは充電式のものなので、ちょっとテラスに持ち出して、コーヒーと焼き菓子で一服……。
生き返りました(笑)。いい感じなので、このまま夜までランタンを置いておきましょう。
部屋の中に散りばめられた「軽井沢」にちなんだ小物たち。木製の時計やオブジェ、絨毯まで、全てに「KARUIZAWA」の要素が入っています。ぜひ、見つけてみてください。
部屋着や防寒着、スリッパも揃っています。
トイレは独立型。これまた嬉しいポイント。
インテリアやアメニティ、細かい備品等々、ライター目線、女性目線、40代目線で見てきましたが、いろいろなところに軽井沢、そしてホテルインディゴならではのホスピタリティが漂っていて、とても快適です。
40代女子の慣れないひとり旅をほっとさせるディテールの数々。
〈ひとり旅も悪くないなぁ……〉
さて、続いて今夜のお楽しみ、ライブ&トークショーとディナー、そして翌朝の朝食の様子は後編に続きます。
後編では素敵なプレゼントの応募案内も!
取材・撮影/笹 利恵子
40代の旅のかたちについて考えてみた。【ふふ 箱根】に、さくっと1泊2日
ホテルインディゴ軽井沢
https://karuizawa.hotelindigo.com/
(IHG公式サイト、ホテルインディゴ軽井沢ページ)