正社員以外の働き方、アラサー世代女子の場合【副業をお金のためじゃなくて始めたら…】
アラサーになると「このままの働き方でいいのかな?私にしたいことは?」と疑問を持つ人も多くないはず。そんな気持ちに正直に、しなやかに働き方を変化させている同世代4人を取材しました。メリハリのある時間割にも注目!
「ダブルワーク」の働き方
株式会社favy広報・倉田鮎美さん
本業と副業の相乗効果で広報のスキルを高めていきたい
経験値を高めるため、副業を始めました
新卒でブライダル会社に入社し3年間、ドレススタイリストとして働いていました。サロンで経験を積む一方で、元々アナウンサー志望だったこともあり、何かを伝える仕事がしたくて広報に憧れていました。その夢に近づくために、2年目にサロンイベントを企画。成約率100%の実績を作ったことがきっかけで広報部への異動が叶い、約3年間PRを担当しました。
ウェディング業界以外で広報のキャリアを広げたいと思い始めたのは28歳の頃。ベンチャーで自由な働き方がしたかったのと、食べることが好きだったのでfavyに入社しました。同じ広報という職種でも業界が違うと取り組み方が全く異なり、転職当初は未経験から始めている感じで戸惑うことばかり。中でも苦労したのは、なかなかプレスリリースの反響が得られなかったこと。前職では新しいドレスのリリースを出せば、メディアの方から多くの反応があったのですが、favyに入社当時は反響が少なく…。どのメディアで、どんな切り口で提案すべきか日々勉強中です。転職を機に、自分には知識や経験が少なく、周りの倍以上やらないとスキルが身につかないと感じたので、広報の副業を始めました。経験値を増やしたくて始めましたが、本業で解決できなかったことが副業を通じてクリアになることもあって、それぞれで得た経験が相乗効果を発揮してスキルアップに繋がっていると感じます。将来はフリーランスの広報として、自分の名前で仕事をすることも目標。夢を叶えるためにも強みを増やしていきたいです。
一日のスケジュール
08:00 起床、ニュースや新聞チェック、身支度(朝ごはんは食べない派。白湯とコーヒーのみ)
10:00 メール返信、ブログ執筆(午前中は集中して仕事がしたいので、在宅ワークが基本)
12:00 西新宿のcoffee mafiaの賄いでランチ
13:00 出社、社長に案件の確認や相談
15:00 プロジェクトの打ち合わせ、メディア対応、出張の手配など
20:00 帰宅、夕食
21:30 副業のプレスリリース作成、メディア選定
23:00 お風呂、読書
25:00 就寝
倉田さんの仕事モチベが上がる4つ
倉田鮎美さん
1992年生まれ。大妻女子大学を卒業後、大手ブライダル会社に入社。ドレススタイリスト、PRを経て、28歳で外食DXを推進するスタートアップ・株式会社favyの広報に転職。スキルアップを目指し、副業でも広報業務をこなす。
撮影/杉本大希 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc