大草直子さんオススメは”インポート見え”する「セットアップ」【入学式・卒業式から休日カジュアルまで】

〈HAVEL studioのセットアップ〉

ジャケット¥ 79,200 スカート¥52,800(ともにハーヴェル スタジオ)

仕事柄、様々なブランドの服を自分で購入し、体験するようにしています。新ブランド誕生のニュースにも、あえて注目しないで店やECストアで見て、気になるものをピックアップしています。昨年、「インポートかな?」 と思ってワンピースとニットを買ったのが、ハーヴェルスタジオ。

素材があまりに美しく、贅沢に生地を使う感じ、そしてプライスもあって「インポートだ」と思ったのですが、2020年にデビューした日本のブランドだということを知ったのは、最近のことでした。直営店がないので、セレクトショップやECモールでチェックしていますが、今回リコメンドしたいのは、このセットアップ。

ツイードで有名な尾州、しかも今は手間と時間がかかりすぎるので、あまり使われないションヘルという織機を使って織ったツイード。縦糸と横糸の組合わせが「クラシカルすぎず」「適度な厚みはあるけれど、太って見えないし(←これ、とても大事)」、久しぶりに良いな、と思ったセットアップでした。コンパクトなノーカラージャケット、少し長さをとったスカート。揃いで着ると、どこのオケージョンにもシーンにもフィットするきちんと感がありながら、デニムやTシャツでどんどんドレスダウンできる!入学式や卒業式から休日のカジュアルまでーー広く網羅できるのは、素材もデザインも縫製も「とてもきちんとしている」から。

大草直子さん

大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。『飽きる勇気』(講談社)が好評発売中。今年の夏はサーフィンをやってみたい! 春の訪れを、ほんの少し感じながら、積年の(笑)願いを叶えようと意気込んでいます。

撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2022年2月号掲載時のものです。

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