【マックスマーラのバッグに注目!】表紙のななめ掛けは<エルサ>
撮影/生田昌士<hannah> ヘア・メーク/福川雅顕 スタイリング/加藤かすみ
2月7日発売のVERY3月号は、2種類の表紙を用意。通常版のこちらでシンマイさんが持っているのは、マックスマーラの「エルサ」というシリーズのバッグです。最近はVERYモデルやスタッフの間でも、テディベアコートが冬の大定番カブりアイテムですが、昨年70周年を迎えたマックスマーラは小物もかわいいと評判。今回はそんな「エルサ」シリーズの魅力を紹介します!
バッグの名前の由来はあのエルサ・ペレッティ!
エルサといえば…アナ雪か、もう1人は<エルサ・ペレッティ>を思い出す方も多いと思いますが、まさにそのエルサ・ペレッティが名前の由来なんです。エルサ・ペレッティは、主に1970〜90年代に活躍したイタリアのジュエリーデザイナー。ティファニーでも「オープンハート」や「ボーンカフ」など不朽の名作を生み出し、当時はジュエリーに使うことは考えられなかったシルバーを素材として活用するなど、ジュエリー界に革命を起こした人物です。惜しくも2021年に80才で亡くなりましたが、彼女はジュエリー界以外にも大きな影響を与えているんですね。その彼女の革新的な美的感覚が、このシリーズのインスピレーションになっているのだそうです。
取り外し&常設可能なショルダーストラップでクラッチとしても使えたり、内側だけでなく外側にもファスナーポケットがつくなど、コンパクトながら実用度が高い機能性も魅力的。ななめ掛け可能なので乳幼児の追っかけ期にも使いやすく、それでいて四角いフォルムが程よくかっちりしているので、表紙のシンマイさんのように合わせて園行事や学校行事にも使いやすそうです。
64年続く“マックスマーラグラム”
エルサにあしらわれた印象的な「M」のロゴは、もちろんマックスマーラのM。こちらは2000年も昔からローマに存在し、19世紀に発見された「Tuscans」というフォントを、1958年にアーティスト兼イラストレーターのエルベルト・カルボーニがマックスマーラのポスターキャンペーンで使用し、以後マックスマーラにとってヘリテージな書体となったもの。
今シーズンは、このマックスマーラグラムをデニム生地にあしらったモノグラムデニムや、バッグのシリーズも登場していました。
マックスマーラだからこその、タイムレスなデザイン
娘に受け継げるような、タイムレスなデザインを生み出し続けるマックスマーラ。例えば1981年から、デザインをほぼ変えることなく作られている「101801」のコートのように、マックスマーラには長く愛されているアイテムがたくさんあります。101801は、計算されたボタンとポケットの位置で「どんな身長の人にも完璧に合わせられる」のが愛される理由。カジュアルにもドレッシーにもまとうことができ、究極はこれ一枚があれば大丈夫と思えるほど。バージンウールとカシミアを軽やかに起毛し、メンズライクなダブルブレストで仕上げた一枚は“女性の社会進出を促した”ともいわれるマスターピースです。
また、2013年に登場したテディベア アイコン コートもその一例。着ていて気分が上がるのはもちろん、軽くてしっかり暖かいという高い機能性があることが、マックスマーラのアイテムの真骨頂です。気を使わずに済む素材感も、母的ワードローブの強力な味方。
シンマイさんがネイビーのワンピースに、カラーコート、そしてさらりと斜めがけした今回の「エルサ」。タイムレスなコートと同様に、小物も使い勝手の良さと機能性をベースにしながら、力の抜けたエレガンスやシックさを表現しています。マックスマーラは普段アウターを頼りにしているという方も、ぜひ合わせて小物もチェックしてみてください!
問い合わせ先/マックスマーラ ジャパン
https://jp.maxmara.com/
取材・文/有馬美穂
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