【頑張りすぎて疲れたら“エスケープ温泉”へ】「別邸仙寿庵」で心身浄化の一泊二日|VERY

NAVY世代は日々時間に追われた忙しい毎日を送っている女性ばかり。詰め込み過ぎの毎日にちょっと疲れてしまったら、日常のあれやこれやはいったん忘れて、ちょっとエスケープしてみませんか? 行き先はやっぱり温泉。いっそ“ひとりで”出かけてみるのはどうでしょう。今までの旅にはなかった解放感と満足感が得られる、“ひとりでこそ泊まりたい”エスケープ温泉を、旅のプロ・石井宏子さんがナビゲートする連載です。

谷川岳に抱かれたナチュラル温泉リゾートへ。谷川の渓流にぽつんと身を置くような露天風呂で脳と心を放電しましょう。日常の疲れもストレスもお湯の中へと流れていきます。

【連載】おひとり様でも極楽『エスケープ温泉』vol.2
頑張りすぎて疲れたら、すべてを忘れてエスケープ

谷川の渓流と谷川岳に抱かれて
「別邸仙寿庵」で心身浄化の一泊二日

都会での日常からちょっと抜け出して温泉へでかけませんか。毎日頑張っているのだから、自分を癒やしたり甘やかしたりする旅も人生には必要です。今回のエスケープ温泉は、大自然に抱かれての心身浄化がテーマ。谷川連峰を見渡す広大な敷地の「別邸仙寿庵」は、ルレ・エ・シャトーに加盟する世界に認められた和のラグジュアリーリゾート。全室に源泉かけ流しの絶景露天風呂があり自由気ままにのんびり過ごせます。ここでしか体感できないダイナミックな自然の力で心身浄化、日頃の疲れを洗い流す一泊二日の温泉旅です。

◉温泉ビューティ研究家・石井宏子
+編集部の今回のエスケープPOINT

渓流の中にぽつんと身を置く露天風呂

谷川渓流の大自然へと分け入るような気分になれる大浴場の露天風呂「ほたるの湯」。深めの湯船の足元に大きな川石がごろごろと置かれているのは「川の中にいるような感覚を体験していただきたくて」との斬新な発想。温泉に浸かっていると、迫力ある谷川渓流の水音がサラウンドスピーカーのように全方向から聞こえてきて、まるで川の真ん中にぽつんと身を置いているような感覚になります。自家源泉かけ流しの温泉は、カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉 pH8.4の弱アルカリ性。乾燥で傷みがちな肌も優しく保湿、しっとり潤い肌へ導き、塩のベールでぽかぽか温まりが持続します。なめらかなお湯が、心身を洗い清めてくれるような温泉です。

谷川岳を望む庭園で放電の時間を

 

谷川岳が正面にそびえる絶景を一望できる宿の庭園。ロビーからおよそ40mの美しい回廊を通って客室へと向かいます。庭園の奥には暖炉のある読書室、その奥は谷川の渓流で、ヨガや瞑想をすることもできます。このエリアはどんどん進化していて、大自然の中には、なんと、スケルトンのドームができました。ここで星を眺めたり、チェアに腰かけて読書したり、海外のナチュラルリゾートのような時間が思いのままです。

世界が認めたラグジュアリーリゾートの実力

部屋から10歩で自分だけの温泉へ入れる幸せは、やはり何ものにもかえがたいと思ってしまいます。しかも、絶景の露天風呂をひとり占めです。何度でも好きな時に誰のことも気にせず自由気ままに温泉に浸かり、ハーブティを飲んでのんびり優雅に過ごす休日…。実は、この宿は、世界が認めるラグジュアリーリゾート、その実力はきめ細やかなおもてなしからもひしひしと感じられます。たとえば寝具。枕が選べるだけでなく、高さ、やわらかさまで指定でき、敷布団のかたさや素材感も選べるのです。夕食から戻ると、好みの通りに整えられたお布団が敷かれていて、ぐっすり安眠。

石井宏子さん、「実際泊まってみてどうですか?」

「個室で味わう日本の美食を群馬の名酒」

美術館のような空間の食事処は、個室になっていて落ち着きます。雪国A級グルメにも認定されているお料理は、最高品質の天然食材で調味料も無添加。群馬県産を中心に、野菜も作り手の顔がわかる地元農園の有機・無農薬栽培。群馬県名産のぷるぷるこんにゃくも絶品だし、全国から吟味して取り寄せた魚のお造りや上州黒毛和牛A5ランクのしゃぶしゃぶなど、しみじみと美味しくて美しい。群馬の地酒と一緒に浴衣で味わう旅ごはんも幸せです。

◉こんな人がエスケープするのに向いています

✔️大自然に抱かれて心を開放したい

✔️好きなだけ温泉に入ってのんびりしたい

✔️美しい空間とおもてなしが好き

 

「別邸 仙寿庵」 谷川温泉

〒379-1619
群馬県利根郡みなかみ町谷川614
Fee:1泊2食付き平日2名利用の場合¥45,580~、1名利用の場合¥48,550~
JR水上駅から車で8分・無料送迎あり(要予約)

Profile

石井宏子 Hiroko Ishii

温泉ビューティ研究家・旅行作家。日本・世界の温泉を旅して取材・執筆する旅行作家。テレビにも出演。温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する。自分へのごほうびに行くラグジュアリー宿から湯と向き合う秘湯の宿まで、いい湯を求めて一年の半分を温泉旅で過ごす。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会員。