自分へのご褒美に! 魅惑の香りに溺れる【トリュフ】名店3選
媚薬効果が期待できる〝食べるダイヤモンド〟トリュフ。希少で高貴な白トリュフ、これからが旬の黒トリュフ。魅惑の香りに溺れたいなら都内の名店へ。近年は様々な料理のアレンジが生まれ、新たな魅力が注目されています。その官能的な芳香でフェロモンUPを狙いましょう。
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旬のトリュフのポテンシャルを最大限に引き出す卵料理の逸品
紀元前の昔から、人々を魅了してきたトリュフ。古代ギリシャでは、トリュフは雨と雷から生まれると考えられていたそうで、雷を司る神ゼウスが恋多き神でもあることから〝媚薬〞のイメージが定着したとか。実際トリュフの芳香は、どこか動物的。雄豚のフェロモンに似た成分を含むため、特に女性に〝効く〞らしい。トリュフを存分に味わうなら、西麻布の「マルゴット エ バッチャーレ」へ。季節ごとに世界各地から集まる最高峰のトリュフから、ゲストが好みのものを1粒単位で選び、それを〝丸ごと〞コース料理で食べ尽くすという贅沢な趣向のレストランだ。12月中旬ごろまではイタリア・アルバ産の白トリュ フが主役で、目安としては2人分で1粒3万5,000円くらい〜。それ以降はフランス・ペリゴール産の黒トリュフが旬となり、1粒1万5,000円くらい〜。いずれもほぼ仕入れ値で提供している。看板メニューの「目玉焼きトースト」は、トリュフを最高においしく食べるために考案された一品。丸型に抜いたパンをこんがりと焼き、栃木のブランド卵「磨宝卵(まほうらん)」の黄身をのせ、トリュフとマデラ酒のソース・ペリグー、そしてマーブル模様の黒トリュフをたっぷりとスライスする。卵黄の濃厚なコクと、深い森を思わせるトリュフの香り、アクセントに添えられたラルドやパルミジャーノの熟成味も相まって、ひと口ごとに快楽中枢を刺激。これぞまさに、大人の楽しみだ。
目玉焼きトースト ¥11,000〜のコース+トリュフ時価
ひときわ香り高い白トリュフは、例えばコンソメ仕立てのトロフィエ(生パスタ)に。そば粉の香ばしさがトリュフの香りにマッチ。
\好みのトリュフを自分で選びます/
マルゴット エ バッチャーレ
東京都港区西麻布4-2-6 菱和パレス西麻布1F ☎03-3406-8776 営業時間18:00〜23:00(最終入店20:30)、日曜・祝日・第1土曜休業
季節のトリュフを混ぜ込んだ肉餡、うまみたっぷりの芳香スープに悶絶
西麻布の閑静な住宅街にたたずむ、一軒家をリノベーションした中国料理店「Ji‐Cube」。四川料理の重鎮として知られる菰田欣也シェフの右腕、佐々友和さんがシェフを務める。四川だけにこだわらず、季節の素材を活かした軽やかで上質な料理は男女問わず評判で、中には「黒トリュフ小籠包」のような遊び心のある一品も。群馬のブランド豚・加藤ポークの赤身に背脂を1.5割ほど加えた肉餡に、刻んだトリュフを加えることで、甘く官能的なスープがじゅわっと溢れ出る。黒い皮はイカスミや竹炭を使ったもの。仕上げにトリュフを削り、金粉を散らした写真映えするビジュアルではあるけれど、ここはぜひアツアツのうちに頰張って。
黒トリュフ小籠包(個室のディナーコース)¥16,500〜
Ji-Cube(ジーキューブ)
東京都港区西麻布3-18-10 ☎03-6434-0076 営業時間・1階カウンターは18:00一斉スタート、2階個室は17:30または19:00スタート、ランチは土日祝のみで11:00〜14:00(L.O.)水曜休業※完全キャッシュレス決済
甘み、塩け、ほろ苦さ、温&冷の口当たりも楽しいスペシャリテ
広尾の「メログラーノ」は、イタリア中部のウンブリア州などで郷土料理を学んだ、後藤祐司シェフのリストランテ。トリュフを使った料理も、洗練されていながら親しみやすく、何より楽しい。スペシャリテの「北あかりとトリュフのタルトタタン」を食べれば、それがよくわかる。北イタリア産フォンティーナチーズの温かいソースにキャラメリゼしたパイ、中には玉ねぎと北あかり(じゃがいも)が仕込んであり、その上にトリュフのジェラートとスライス、ポテトチップ。北あかり独特の少し土っぽい風味がトリュフによく合う、温・冷、甘み・塩け、カリッ・トロッという対照的な食感と味、組合わせの妙は、さすがのひと言。初めて食べる誰もが驚き、きっとまた食べたくなる。
北あかりとトリュフのタルトタタン 2人前 ¥3,200※写真は1人前
メログラーノ
東京都渋谷区広尾5-1-30-1F ☎03-6459-3625 営業時間12:00〜13:00、16:30〜20:30(ともにL.O.)、月・木曜のランチ、日曜休業+不定休あり
※各店の営業時間、定休日は状況により変わる可能性があります。詳しくは各店にお問い合わせください。
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