味わいも雰囲気も最高! ザ・リッツ・カールトン東京の知られざる「鉄板焼アフタヌーンティー」
一年に4回しか決して味わえない「一期一会」のアフタヌーンティー・・・。そんな珍しいメニューが鉄板焼でいただけると聞きつけて、ザ・リッツ・カールトン東京の日本料理「ひのきざか」へ。そこでは、旬の食材だけがもつ旨みを際立たせた数々のメニューを、高級茶とのペアリングで楽しめる至福の時間が待っていました。カウンター越しに鮮やかなパフォーマンスを魅せてくれた、ひのきざか 鉄板焼 谷口祐卓料理長の自慢の腕を、いざ拝見!
「和食のレストランで何か面白いことができないかと思い、日本茶とお料理を合わせた茶懐石のようなイメージで始めたのがきっかけです。ブランチのような感覚で楽しんでいただければと思います。まずは、ほっこりと身体があたたまるお茶とお料理から始めましょう。」
そう言うと、谷口料理長は目の前で南部鉄器の鉄瓶を鉄板で温めながら丁寧に温度を確認し、一杯目のお茶を淹れてくれました。
「茶葉はその都度違うものを選び、お茶に合わせた料理をペアリングしています。冬は焙煎を強くして甘味を楽しめるようにしました。一杯目のお茶はオリジナルで、今日は佐賀県の南の方で育った嬉野茶です。去年の品評会で賞をとった茶葉を釜炒りして少しスモーキーな香りをだすことで、茶碗蒸しの仄かな甘みに合うよう調節してもらいました。お茶の香りを楽しんだ後、京都の舞鶴漁港から取り寄せたズワイガニの茶碗蒸しを味わってみてください。」
「続きましては、鹿児島県の緑茶です。緑茶の良いところだけを摘み取り焙煎を強くして甘みを引き出したものを70℃のやや低温で抽出した、旨みのある緑茶です。漁港から送られてきた平目にカツオの出汁を効かせた土佐酢、北海道の銀鱈に溶かしバターを隠し味に忍ばせた味噌、百合根の豆腐に季節のいちごとキャビアを添えたものと、筍と帆立の木の芽味噌を用意しました。」
見た目の美しさはもちろん、春の訪れを感じる様々な前菜を少しずついいただけるのが嬉しいですね。
生産者から直接取り寄せ、産地にこだわった彩豊かなサラダ。野菜そのものがとっても甘くて美味しい上に、雪の下で熟成させた人参のペーストと和風の出汁餡のソースが絶品で、最後の一滴までいただきました。合わせるのは、静岡の茶園のほうじ茶。深みを出すために茎をいれたもので、飲んだ瞬間に美味しいと思える味です。
「やはり、鉄板焼ですからお肉も食べたいすよね?と思いまして、肉料理も加えました。ハンバーガーは、和牛のパテにトマトのような酸味をプラスしてくれる苺を挟み、あっさりとした上品な風味に仕上げました。タラバガニは、こめ油でオイル煮してアヒージョのようなテイストに。ステーキは高梨牧場のかずさ和牛をシンプルに塩と山葵で。高梨さんの牛はストレスのない環境で一頭一頭丁寧に育てられているので、味わいが格別。現地に赴き、作り手と対話しているからこそ自信をもって勧められます。」
肉料理といただくのは、ローズヒップを入れたハーブティ。マンダリンの皮を干したものを入れることで酸味の中に仄かな苦味も感じるお茶になっており、お肉を食べた後味がさっぱりとします。
美味しいお料理をいただいた後はデザートへ。中でも、ドライアイスで幻想的な雰囲気を醸し出す斬新なデザートは必見! 丸い器には丹波産の大納言を甘さ控えめに炊き上げた自家製ぜんざいが入っており、苺や白玉、新潟県村上市で手間暇をかけて作られる稀少な栃餅を入れていただきます。
鉄板焼の枠を超えたライブ感溢れるアフタヌーンティーは、出来立てを目の前でいただける驚きのパフォーマンスでした。美しいデキャンタからワイングラスや江戸切子のグラスに注がれるお茶もあり、まるでお酒を飲んでいるかのような気分にもなれます。アフタヌーンティーというよりディナーをいただいたような満足感ですが、美味しすぎてあっという間に完食。1日4組までのため席の間隔もカウンターとは思えないほどゆったりとしていて寛げます。冬の一期一会は2月のみ開催。予約は早めがお勧めです。
「一期一会 冬」
2月27日(日)までの金、土、日曜日
14時~1部制(要予約)
¥12,200(税・サービス料込)
予約TEL 03-6434-8711(10:00~20:00)
https://hinokizaka.ritzcarltontokyo.com/specials
*次回予定は5月
Shop Data
ザ・リッツ・カールトン東京
東京都港区赤坂 9-7-1 東京ミッドタウン 45階
「ひのきざか 鉄板焼」
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