70年代に流行した「ハマトラ」を解説! 横浜発・正統派お嬢様スタイル
1975年の創刊からファッションに関する多くのトレンドを生み出してきた『JJ』が、貴重な過去のアーカイブ誌面からトレンドをプレイバック! 第三弾は正統派お嬢様の雰囲気が人気を博した「ハマトラ」特集。これを読めば、当時の女子大生の間で大流行した「ハマトラ」のことがわかるはず。
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What's ハマトラ?
「横浜トラディショナル」の略で1979年以降に全国的なブームとなった横浜元町が発祥のトレンド。フェリス女学院大学の学生のコーディネートを参考にした、清楚できちんと感のあるお嬢様ルックが特徴。地元生まれの名ブランド「フクゾー」の洋服、「ミハマ」の靴、「キタムラ」のバッグがハマトラに欠かせない3大アイテム。
① ハマトラファッションの基本形とは?
(1枚目から『JJ』1979年12月号、11月号、12月号掲載)
「フクゾー」のポロシャツと膝上丈のスカート、「ミハマ」のシューズ、「キタムラ」のハンドバッグが「ハマトラ」の基本形。当時の『JJ』でも、ハマトラファッションに身を包んだ多くの読者が登場するなど、大注目のキャンパスコーデでした。ほかにも、タツノオトシゴの手刺繍が特徴の「フクゾー」のマフラーや仕立てのよい「カヨ」のコートなど、一貫してきちんと感のあるアイテムが愛されていました。
② ミハマのローファーは必需品
(『JJ』1979年9月号掲載)
ハマトラファッションを完成させるうえで欠かせないのが、現在も横浜元町に店舗を構える「ミハマ」のペタンコシューズ。フォーマルでクラシカルなシューズはコーデに合わせやすいカラーなのも人気の理由の一つ。このシューズにハイソックスを合わせるのがハマトラ流だったんです。
70年代後半に女子大生の中で大流行した「ハマトラ」をご紹介しました。第四弾は、所変わって神戸の女子大生が火付け役となった「エレガンス」について特集します。
※本記事は過去の『JJ』を再編集したものです。
再構成/JJ編集部、中村有希