【これを読めば＜yoriデザイナー・外村久美子さん＞の全てがわかる！】関西人気No.1読者を解説
yori（ヨリ）のデザイナーで、VERY読者から圧倒的人気を得ている外村久美子（とのむらくみこ）さん。初登場はなんと2013年、第一子を出産した直後で、「あのかわいいママは誰？」とたちまち話題に。以来、誌面に登場するたび、編集部には外村さんの私物に関する問い合わせが続出。ファッションはもちろん、ライフスタイルまで注目を集めている外村さんの魅力をご紹介します！
とのむらくみこ。39歳（2021年12月現在）。９歳と５歳の兄弟のママ。大阪生まれ、大阪育ち。結婚前は某アパレルブランドで勤務。結婚を機に専業主婦に。2012年長男を出産ののち、2015年yoriのデザイナーとして始動。2016年に次男を出産。2021年春夏から、yoriの大人ラインとして新たに“shirocon”もデビュー。
【INDEX】
・かわいいもののキャッチ力がすごい！ブームの火付け役、トレンドセッター
・153cmには見えない、バランスアップ術【ヘアアレンジ編】
初登場はこの企画！
初登場はなんと、2013年VERY５月号。撮影現場にいたヘアメークさんや、同じ撮影に参加していた読者さんからも「こんなに可愛いママがいるの？」と驚きの声が飛び交ったというエピソードも。
初登場から１年経たずして、１ページ特集される人気読者に
2014年VERY２月号【関西読者のコスプレ力の秘密に迫る！】という、着回し企画では、なんと１ページで登場！その後も度々特集されるほど、人気の読者になっていきました。
“笑顔が地顔”！飾らない人柄が魅力の秘密
2013年８月号の大特集、忙しい毎日をハツラツと乗り切る素敵なママたちを紹介した“笑顔が地顔”の企画にも登場。第一子を出産した直後、初めての育児で慣れない毎日でも、隙間に自分時間を見つけてリフレッシュ。イラスト入りの育児日記をつけたり、子育ても笑顔で楽しむ姿に大きな反響がありました。
公私ともにパートナーの髙橋誉子さんが語る外村さんの魅力とは？
「知り合って6年経ちますが、知れば知るほど久美ちゃんのことが好きになっています（笑）。やっぱり一番素敵だなと思うのは、家族のことを凄く大切にしていて、仕事が忙しい時でも家事・育児に手を抜かないところ。東京出張に出かける朝でも、いつも通りお弁当を作るところは、同じママとして尊敬しかありません。内面的なところは、いい意味で深く考え過ぎないところが魅力ですね。周りの目を気にし過ぎず、自然体でポジティブ。だけど仕事では妥協しないところが、芯があって素敵だなと感じています。そしてあんなに華奢なのに美味しいものが大好きなのも、人間味があって好きなところ」と語ってくれました。
かわいいもののキャッチ力がすごい！ブームの火付け役、トレンドセッター
外村さんの魅力のひとつ、トレンドを先読みする力がすごいと話題に。今や白スニーカーの定番、VEJAやノヴェスタも早々と2019年にはすでに取り入れていたことが過去スナップからも判明。ネックレスをつけられない乳幼児ママの首元オシャレ問題も、スカーフをいち早く取り入れて解決。関西ママの間でブームに。
VEJAのスニーカーは阪急うめだ本店のスニーカー売り場で発見したそう。
スカーフはyoriのもの。 撮影／久保嘉範
「トレンドばかりを意識しているわけではないけど、海外コレクションやランウェイを見るのが好きで必ずチェック。20代の頃からずっと変わらず好きなブランドや、年齢を重ねたからこそ新たに挑戦するようになったブランド。またママになったからこそチェックするようになったアイテムなど様々。それもまたオシャレの楽しみですね」と外村さん。
こんなアイテムも取り入れるのが早かった！
撮影／久保嘉範
HERMÈSのシェーヌダンクルのリングや、THE ROWのミニバッグASCOTTWOもいち早く投入。誌面やインスタグラムで外村さんの私物を見て真似する読者さんも出現したほど。今後も外村さんがキャッチ・発信するネクストブームから目が離せません。
153㎝には見えない、バランスアップ術【コーデ編】
実は身長153cmと小柄な外村さん。展示会やポップアップで実際に初めて会った人には驚かれることも多いんだとか。Sサイズには見えないバランスの良さ、そして女っぽさと今っぽさをしっかりおさえた、外村さんの好感度ファッションの秘密をおさらい！
❶【デザイントップス＋センタープレスの九分丈パンツが黄金バランス】
撮影／久保嘉範
「yoriやshiroconでも展開していますが、一枚で様になるデザイントップスがシーズン問わず好き。上半身にボリュームを持ってくることで、目線が上に上がりバランスよく見えるのもデザイントップスの利点。それに合わせるパンツは縦ラインをさり気なく強調してくれるセンタープレス入りが絶対条件。タック入りを選べば、トップスＩＮしてもすっきり見えるし女っぽさも出せます」と外村さん。
<１枚目＞
トップス…shirocon
パンツ…yori
バッグ…BOTTEGA VENETA
シューズ…HERMÈS
＜２枚目＞
トップス…shirocon
パンツ…yori
バッグ…GOYARD
シューズ…TOD’S
❷【バッグはちょこんと添えるくらいのミニバッグが好バランス】
撮影／久保嘉範
＜1枚目＞
上からボッテガヴェネタ、HERMÈS、ゴヤール（すべて外村さん私物）
＜2枚目＞
トップス…Drawer
パンツ…yori
シューズ…MANOLO BLAHNIK
バッグ…THE ROWのASCOTTWO
スカーフ…HERMÈS
「子供の学校行事用を除くと、持っているバッグのほとんどが小さめのもの。身長のバランスを考えても、ちょこんと添えるぐらいのサイズ感がちょうどいいんです。斜めがけできるショルダー付きは公園やUSJなど、子供と一緒の休日にも活躍してくれます」
外村さんと言えば、リボンやビッグカラーなど、デザイントップスのイメージが強いですよね。たくさん持っている中でも特に、shiroconやBLAMINK、JIL SANDERのものが最近はお気に入りだそう。パンツは９分丈パンツに加えて、この冬はyoriとJIL SANDERのワイドパンツも新規投入したそうです。
153cmには見えない、バランスアップ術【ヘアアレンジ編】
小柄だからこそ、すっきり見せるためにヘアはひとつ結びかお団子スタイルが基本と話す外村さん。登場誌面を振り返ってみても、ダウンスタイルだったのは３回ほど！ そんな外村さんこだわりのヘアアレンジのセオリーをご紹介します。
【ルール１】下ごしらえで髪はゆるく巻く
AVEDAのパドルブラシでしっかりブラッシング。THREEのスタイリングローションを髪全体に馴染ませて、クレイツの26㎜のコテで巻きます。ポイントは“ゆるく”巻くこと。
【ルール２】ベーシックなひとつ結びは“大きくゆるいカール”が要
ただ結ぶだけだと、手抜きに見えるのでNG。「結んだ時の後ろ姿を意識して、スタイリングの時に、大きくカールを作るようにコテで巻きます。巻くことで柔らかく、全体に軽く見えるような気がします」
【ルール３】ゆったりシルエットの日は高めのお団子ヘア
太ゴムでポニテをしてお団子に。形を整えて、細ゴムを被せるだけの簡単ヘア。「朝いちばんもこのヘアスタイル。高い位置でお団子をするので、ダウンジャケットやワイドパンツなど、ボリュームが出ちゃうコーデの日におすすめ。視線もぐっと上がり、バランスよく見えるみたいです」
【ルール４】タートルやフードの日は低めシニヨン
低めでひとつ結びし、ゴムにふんわり髪の毛を巻き付けて細ゴムでまとめるだけ。「タートルやフードなど、首回りにボリュームのある服には低めシニヨンが◎。女っぽく見えて、顔まわりがすっきり見える効果あり。こめかみ横辺りの両サイドにピンを入れると、さらに輪郭がきゅっと引き締まる！ヘアメークの陣内勇人さんに教えてもらった、隠しテクです」
手が込んだように見えて、実は簡単に出来ちゃうヘアアレンジ術は即実践したいですね！
「真似したい」の声が多発！ジュエリー使いのルールとは
撮影／久保嘉範
コーデと同様、誌面で紹介するたびに反響が大きいのがジュエリー使い。つけ方のこだわりや、選ぶ基準など、外村さんのルールを誌面を遡っておさらいします。
シンプルよりもデザインがあるものが好き♡
撮影／久保嘉範
リングはシルバー・ゴールドともに、ポイントになるモチーフものが大好きでコレクション。シルバーはHERMÈS、オニキスのアルハンブラはヴァンクリ、パールはTASAKI、リップのものはBijou de M。
撮影／久保嘉範
左右デザイン違いのピアスはマッチーズファッションで買ったTIMELESS PEARLYのもの。ヴァンクリのアルハンブラはキレイなグリーンに一目惚れしたマラカイト。蜂とマーガレットはMIO HARUTAKA。
人差し指にはボリュームリング
「つけるのを忘れた日はなんだか落ち着かないほど、リングはひと差し指が定位置。リングがあるだけで、華やかで若々しい手に」。仕事やランチの最中、自分でも目が行くのが手元。手元が華やかに盛れていると、気分も上がりそうですね。左がTASAKI、右がBijou de Mのもの。
物足りない日はネックレスで調整
シンプルトップスの日はネックレスをプラス。最近特に出番が多いのが、ボリューム感が絶妙なシルバーのエルメスとグリーンがポイントになるヴァンクリのアルハンブラ。ロングなので、ニットの上にも◎。
ジュエリーは無印良品のＢＯＸに収納
無印のジュエリーボックスの中には、お子さんから贈られたおもちゃのネックレスも大切に収納。そんな一面からも外村さんの優しいママの顔が窺えます。
毎朝５時半起きでお弁当作りがルーティン
インスタグラムで発信される、日々のお弁当の記録も人気。揚げ物から煮物、野菜まで、曲げわっぱのお弁当箱にバランスよく配置されたお弁当は、「おかずの彩りを考えたり、バランスよくお弁当箱に詰めるのが苦手だから、外村さんのお弁当写真を参考にしてるんです」との声も！
撮影／久保嘉範
毎朝５時半起床で、部屋着に着替え、洗濯機を回して洗顔まで完了したら、お弁当作り。ママ９年生ともなると、朝の時間の使い方が上手に。時間が空いた時は、前日の夜に下ごしらえすることもあるそう。
撮影／外村さん
揚げ物は必ず入れるのがマイルールだそう。自分自身も唐揚げが大好きで、「お弁当に揚げ物が入っている方が絶対テンションが上がる！」とのこと。揚げ物をするのは大変に感じないんだとか。バランを使わず、ご飯の上にバランスよくおかずを詰めるセンスはぜひ真似したいですね。
人気ブランドyoriデザイナーとしての今までとこれから
それまで専業主婦だった2015年、パートナーの髙橋さんとの出会いという大きな転機が訪れ、yoriのデザイナーとして活動開始。いまやVERY本誌でもyoriのお洋服を見ない月はない！というほどVERY読者にも圧倒的支持を得ている人気ブランドに。
出会いはインスタグラム。今では公私ともにパートナーの絶対的存在
yoriのお洋服は外村さんと、パートナーの髙橋さんがデザイン。好きなテイストやセンスが似ている2人が生み出すお洋服はVERY読者も虜に。
「長男を出産してからは専業主婦でしたが、縁がありyoriのデザイナーとして働くことに。きっかけは、先にyoriでデザイナーとして働いていた髙橋誉子ちゃん。今では公私ともにパートナーの彼女ですが、実は出会いはインスタグラム（笑）。好きなテイストが似ていることもありすぐに意気投合。その出会いがきっかけで、今の会社に声をかけてもらい、yoriのデザイナーとして働くように。そんな出会いから6年経ち、今ではすっかり家族のような存在に。人生において大切なのは一にも二にも、やっぱり人との縁だなと痛感。何歳になっても新しい出会いやワクワクがあるってことは幸せなこと。仕事では真剣に意見を出し合って、プライベートではふざけ合える、そんな誉子ちゃんとの出会いに感謝しています」
出張の際は同室に宿泊するほどの仲良し。現在、髙橋さんが第三子妊娠ということで、出張はお休み中。いつも隣にいるはずの髙橋さんがいないことで、宿泊先のホテルではなかなか寝つけないという外村さん。そんなエピソードからも、本当に心からリラックスできる存在なんだということがわかります。
ライフステージに合わせて、新ラインshiroconを展開
yoriを始めた頃は乳幼児ママだったデザイナーの2人。立ち上げ当初は乳幼児ママ目線のデザインをメインで進めてきたけれど、子供達が大きくなり、着たいと思うデザインが変わってきたのが新ラインをおこすきっかけだったそう。お客様も自分たちと一緒に年を重ね、シチュエーションによってyoriのお洋服ではちょっと物足りなさを感じてるのではないか…ということに気づいたのを機に決意。2人の長所を融合させたラインを作りたいと、立ち上げたのがshirocon。
「自分たちと同じで、今ではお客様も自身のライフスタイルによってyoriとshiroconを上手く使い分けているのが伝わってきて、すごくうれしいんです。流行り廃りのデザインではなく、3年5年経っても大切に着ていただける、そんな想いを込めながら作ってます」と外村さんと髙橋さん。
これからのyoriの展開も、外村さんの進化も、楽しみで目が離せません！
取材・文／田中幸恵
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