大草直子さんがオススメ!また「ロングブーツ」を買うならこんな一足を
<FABIO RUSCONIのブーツ>
ブーツの着こなしで、いつも参考にしているのが、ピンタレストの海外スナップ。ミラノやパリの街角で撮られたモデルやエディター、インフルエンサーたちは、まるでスニーカーのように、ブーツを軽々とコーディネートしているのが素敵です。
そんなサンプルをリサーチした結果、今年「イケてる」のは、筒太め、ヒールが5cmくらい。かつ、ミディ丈。ロングブーツ、というとイメージする、ロング、高いヒール、細めではなく—。例えばサテンのミモレ丈のスカートを合わせたり、細身のデニムをインしたり。髪も無造作にまとめて、小さなバッグ1つで足早に歩く……そんな女性像を目指したい!
ブーツ好きの私。まだ2021年の新作を探していたのですが、この企画のために見つけたのが、ファビオ ルスコーニの一足。イタリアのファクトリーブランドであるファビオ ルスコーニは、私の体感ですが、木型が日本人の足に合う! 下ろし立ての靴でも靴擦れしない。 履きやすさや歩きやすさだけでなく、その程よいモード感も特徴で。 そう、あくまで程よく、が良いのです。
例えば、このキャラメル色のブーツは、冒頭の条件もしっかり満たしています。実はキャラメルのような明るいブラウンは、黒の着こなしにも、ベージュやネイビーのコーディネー トにも似合うから、黒のブーツよりも使いやすい♡。ブーツを新調するなら、今年はこんな一足を。
大草直子さん
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。『飽きる勇気』(講談社)が好評発売中。今年の冬は、BACK TO BASICと勝手に決めています。5歳くらいからやっているスキーやろうかな。
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 構成/伊達敦子 デザイン/mambo西岡(ma-h gra) ※情報は2021年12月号掲載時のものです。