40歳を前に結婚に迷ったら、どうしたらいいですか?【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.12】

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。
一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。
そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

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<PROFILE>

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『これでもいいのだ』。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~ 第12回 ~

★ 結婚についてのお悩み

実家に帰ったり電話で話すたびに、母から結婚しないのかとほのめかされます。40になる前にと思うようで、婚活を進められます。親に言うと面倒なので話していませんが、今、付き合っている男性はいます。年下ですがいい人で、結婚したいとも言われています。確かに、大台に乗る前のこのチャンスを逃してはいけないような気もするし、子どもを持つなら、本当にギリギリのタイミングだとも思います。でも、一方では、結婚したら自由がなくなるような気がして、迷ってしまいます。(H.O.さん/39歳)
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
結婚しなさそう この人。
HARUKOさん
HARUKOさん
一刀両断(笑)。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
自分の自由に敏感な人は、結婚は難しいですよ。 晩婚な友達もいますけど、そういう人は自由がどうの、とか言わない。39歳や40歳で結婚する人は、だいたいが、寂しいとか老後に不安があるとか、もうこんなに好きな人は現れないという運命的な出会いがあったとかですよ。 「結婚」っていう2文字を見たとたんに、自分の生活が侵食されると思うようなタイプは、できないです。
HARUKOさん
HARUKOさん
そこまでズバッて言われたら、この方もストンとお腹に落ちたって思えそう。私も今は結婚していないけど、子どもができたりといったことがないと、結婚のタイミングってなかなか難しいよね。でもこの方のお母さんは、心配しているんだろうから、付き合っている人がいるよ、と言えば意外と安心するのかも。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
どうかな。地域性もありますよね。私たちの感覚としては全然わからないけれど、アラフォーで結婚してないけど、お付き合いしている人がいると、だらしないとか、みっともないとか見られる地域もまだあることはある。
HARUKOさん
HARUKOさん
たしかに。私達の親の世代だと、そういう見方をされることもあるよね。でも、この方は、ちゃんと自分の意思を持っていそうだし、その上でスーさんの答えを聞いたら、「やっぱり私、結婚しなくていいんだ」って気づいて、目の前が明るくなりそう。
ジェーン・スーさん
ジェーン・スーさん
そうですよ。今が子どもを持つのにはギリギリの年齢だってわかっていて、年下の彼氏から結婚したいとも言われているのに、まだ自由かとか言ってるんだから、これはもう絶対に無理。私がそうだったから、本当にわかります。無理!
HARUKOさん
HARUKOさん
(笑)。

当連載は毎週金曜日配信です。
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撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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