【七五三】 数え年でやるよりも実年齢が主流になってきた?
子どもの健やかな成長を願う大切な行事、七五三。子どもの可愛い着物姿が見られたり、両家の祖父母とも会える貴重な機会ですが、リサーチや予約、家族のスケジュール調整、当日の着替えや撮影など、考えることが山積みで正直大変なことも。そこで最近は、慣習にとらわれずに家族に合ったスタイルでお祝いする人が増えています。
まず悩むのは「数え年と満年齢、どちらでやるの?」ということ。数え年で行うのが昔からのしきたりとされていますが、仕事の状況や下の子の妊娠、コロナ禍が長引いていることなどから時期をずらす人も増えているとか。今年まだ迷っている人たちのために、先輩ママとVERY モデル&スタッフたちの経験談をご紹介します!
半数以上が“実年齢”での七五三。その子の成長に合わせて決める傾向に
「数え年と満年齢、どちらでやりましたか?」の質問には、55%が満年齢(実年齢)と回答。年齢によって差があるものの、子どもの成長や家庭の状況などタイミングを見計らって選んでいるようです。特に、女の子の2歳での七五三は御祈祷や着替え、写真撮影などが負担になる場合もあるとか。
「3歳差の兄妹なので時期は悩みました。一度で済ませたくて、兄5歳・妹2歳の昨年秋にお参りも撮影も行いましたが、下の子の着物がやや大きく髪型も難しかったので、やはり女の子は実年齢が良いのかなと思いました」(6歳男の子・3歳女の子のママ/会社員・千葉県在住)
「早生まれなこともあり、4歳になった昨年11月に甥っ子の七五三と合わせようと家族で話して、一緒にやりました。既に3歳でやった女の子ママに聞いたら、まだ小さくて、着られる和服は種類が少なくて選ぶのに苦労されたとの事。落ち着いて撮影するのも大変だったそうです。その話も参考にしました」(5歳女の子ママ/専業主婦・神奈川県在住)
7歳と5歳になる2人の娘の七五三を経験したVERYライター・木村幼奈さんは「夫の転勤やプライベートが忙しかったので、長女の2回目の七五三は数え年をやめて実年齢に。家族の気持ちの余裕を優先しました!」と、家庭の状況によって延期したケースも。
数え年で行ったのは、きょうだいで一緒にやりたかった人や、義両親や祖母の希望があったなどで、年配の方はしきたりを重んじる傾向があるようです。数え年を迎えたタイミングで、子どもの成長や環境的に七五三ができそうか様子を見て決めてもいいかもしれませんね。
家族の予定が合わない、
混雑を避けたいなど
「11月にこだわらない」派も
時期については、コロナ禍ということもあり11月のハイシーズンを外す人も。
「今年、娘の七五三を満年齢で行います。こういうご時世なので慣習にとらわれないことに決めて、9月など早めに受け入れてくれる神社を探しました」(3歳女の子ママ/専業主婦・東京都在住)
「昨年、満年齢で息子の七五三をしましたが、御参り予定の神社が地域でも有数の大きな所で混雑しがちなので、コロナ第二波が大きかった場合に備えて11月の土日は避け、夫婦で有給を合わせて平日に行いました」(6歳男の子ママ/会社員・埼玉県在住)。
娘3歳の七五三を経験したVERYモデル・優木まおみさんも「夏しか家族がそろわなかったから、夏休みに写真もお参りも全部やりました。両家の家族がそろうのが難しく、帰省に合わせて行いました。予定も合わせやすくスムーズに迎えられました」と家族がそろうことを優先したとか。
七五三の目的は子どもの健やかな成長を願うこと。「家族がハッピーならそれでOK!」の精神で、自分たちに合った時期を探してみてはどうでしょうか。
取材・文/宇野安紀子
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