【これを読めば<東原亜希さん>の全てがわかる!】“家族を想う気持ちが原点”の魅力を総ざらい
モデルとして、実業家として、子だくさんママとして、アスリートの妻として。ヘルシーでハッピーな笑顔、経験値の高さと器の大きさからくる飾らなさで多くのママたちから共感を集めている東原亜希さん。VERYでの8年間を振り返っても、常に子どもの成長とともに進化する亜希さんの姿がありました。
INDEX
・「東原プロ」と呼ばれるモデル魂でファッションページの常連に
プロフィール
東原亜希さん
神奈川県生まれの38歳。10代の頃に芸能界デビューし、モデルやタレントとして活躍。その後、柔道家の井上康生さんと結婚し、4児のママに。Motherという会社の代表としてものづくりに励む実業家の顔も持つ。
初登場は8年前!
等身大のカジュアルが反響を呼びました
VERY初登場は2013年。まだ4歳と2歳の2児のママだった頃で、カジュアルながら、可愛らしさのある育児優先のファッションを紹介してくれました。コスパブランドの取り入れ方なども好評で、その後亜希さん単独の企画も組まれることとなっていきます。
撮影/渡辺謙太郎
初登場の2013年11月号のコスパ服企画で披露してくれたレーススカートにスウェット、ジャケットなどの甘さのあるトラッドなファッションは読者からの問合わせも多数くるほどの好評ぶり。
撮影/金谷章平
2014年5月号では4ページにわたって亜希さんの公園スタイル企画が組まれました。ボーダーやトレンチ、ロゴT、リュックなどを用いたトラッドスタイルを紹介してくれていますが、これらは今の亜希さんにも通じるアイテム。
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉
その後、双子妊娠が判明し、2015年6月号ではマタニティ服の企画にも登場してくれました。
双子出産後1カ月で復帰し
名物連載がスタート
2015年7月に双子を出産。乳幼児ママのお出かけ場所を紹介する新連載のモデルとして、亜希さんに白羽の矢が立ち、産後1カ月で撮影復帰。そこから長年連載することになる「カートでさんぽ」がスタート。時には子連れで、亜希さんのリアルなコメントを反映しながら、いろんな街をロケすることとなるのです。
2015年10月号からスタートした連載は2019年9月号まで4年間続き、50カ所近くのコースを散歩しました。その後、笹川友里さん、森 泉さんが引き継ぎ今も連載は続いています。
撮影/椿 さおり
記念すべき初回は、逗子マリーナのロンハーマン。
撮影/椿 さおり
お子さんが1歳を過ぎるくらいまでは、双子のどちらかを連れてきてくれて一緒に撮影することも。
撮影/福本和洋
亜希さん提案のロケ場所での撮影もあり、最終回は亜希さんの地元・鎌倉のお気に入りの場所を散歩しました。
ビーサンやTシャツ、リラックス感のあるオシャレが好評
ビーサン、Tシャツ、デニムなど、シンプルでリラックス感がある服に気の利いた小物がポイントとなる亜希さんの私服。育児しやすく品があり、ヘルシーなスタイルは女っぽいロングヘアにも映えて、人気がますます高まっていきました。
撮影/佐藤良綱
2016年5月号の「Tシャツをキレイめに着るアイテムが欲しい!」では、シンプルな白T、デニム、ぺたんこにミニケリーやパールを合わせたスタイルや、古着Tを使ったコーデを紹介。
撮影/遠藤優貴〈MOUSTACHE〉
母になり海の近くに住む生活になってビーサンをはく期間も場所も拡大していったという亜希さん。桜の開花からハロウィンまではビーサンでいけるとか(笑)。Tシャツ、デニムにビーサンというカジュアルは地元のみで、都内に行く時は、スカートや程よい肌見せで女っぽくすることを大切にされていました。
「東原プロ」と呼ばれるそのモデル魂で
ファッションページの常連に
どんな過酷な撮影にも笑顔で応えてくれて、リアルなママ目線で提案もしてくれる。そしてキッズモデルやベビーモデルの笑顔を引き出す力も備えている亜希さんに、撮影現場では「東原プロ」というあだ名も。自然とハッピーな写真が撮れてしまうので、特集をはじめ多くのファッションページで活躍。誌面で見ない月はないほどの、VERYの看板モデルとなりました。
撮影/須藤敬一
2021年8月号の特集ページの亜希さん。ハッピーな笑顔に元気をもらえます。
撮影/渡辺謙太郎
甘い服からカジュアルまで幅広く似合うことも、オファーが絶えない理由です。
ママ目線で大ヒットを連発
実業家としても大活躍
亜希さんにはヒット商品を生み出す実業家としての一面も。30歳の時に自分の貯金でスタートした会社は、青汁に始まり、ラッシュガード、リュック、エプロンなど、子育て中の「あったらいいな」をどんどん商品化。オシャレと機能性を両立したアイテムたちは発売されるたび即完売で、ママたちを虜にしています。
撮影/有馬秀星〈MOUSTACHE〉
2020年2月号のサスティナママ企画では、亜希さん流ビジネスについて紹介。受注生産や型数を絞ったデザイン、農家や工場との負担のない契約など、無理なく続けられる“自分サスティナ”大前提のビジネスには優しさが詰まっています。
人が集まるマイホーム!
おもてなし上手でおうち外交企画も生まれました
双子妊娠中に建てたマイホームは、気づいたら友人や親戚が30人くらい集まっていることもあるという居心地のいい空間。加えて、亜希さんはおもてなし上手としても有名で、亜希さん宅へ遊びに行ったスタッフからは「子ども受けも完璧なレクリエーションまで用意されていた」「“帰りの車で食べてね”とおにぎりを持たせてくれた」「お泊まりになっても大丈夫なように、子ども用・大人用の下着まで揃っていた」と感動のコメントの数々。完璧すぎるおもてなしなのに、相手を恐縮させない絶妙な気遣いに感服です。
亜希さん宅は『日曜日の風景 Part.2』の書籍でも紹介。天井の高いリビングや広いお庭にテラスと、子どもたちがのびのび遊べる穏やかなおうち。
2018年1月号では、VERYモデルたちが亜希さん宅にランチ訪問するという企画が。会話が弾むように、生春巻きなど作る段階から参加できるメニューにすること、子どもメニューは確実性を狙って、カレー・おにぎり・海苔ごはんの3段階で準備するという徹底した対策も披露。また来てくれた人への手土産には、地元の銘菓や名産品であるしらすや、セルフで飾り付けができるクリームを塗っただけのケーキがおすすめなどのネタも。
おもてなし上手な亜希さんは、つまり段取り上手。コロナ以前は両家の両親や親戚が集まっていたというお正月の準備は、毎年11月から開始しているんだとか。井上康生さんのスケジュールは年単位で決まっているので、家族旅行の計画も早め早めに亜希さんが段取り。
「ドンマイ人生」連載では全てをさらけ出してくれました
その度胸、たくましさが編集部内で注目されて、亜希さんの半生を綴った連載がスタート。賑やかな実家、実はいじめられていたという子ども時代、芸能界入り、井上康生さんとの出会い、康生さんとお義父さんと付き人さんとの同居生活、総勢30人での新婚旅行やロンドン駐在、帰国してからの起業などなど……。とにかく場数の踏み方が半端ない亜希さんのエピソードで、「ますます好きになった!」という声も多く寄せられました。
撮影/松永 望
毎回披露してくれるコスプレ姿も必見でした。セーラー服、テニススコート、ウェディングドレスに割烹着……どんどんエスカレートする衣装にも、「面白くなるならいいよー!」と笑顔で袖を通してくれる亜希さんに助けられました。
双子の成長でファッションに変化
甘い服ブームに♡
気づけば双子ちゃんももう6歳。抱っこやよだれを気にせず服を選べるようになったことや、少し前に訪れた双子のプリンセスブームの影響で、Tシャツとデニムにコンバースが定番だったご近所服が、ブラウスやワンピースといった甘い服に変わっていったそう。「4人の子育てをしていると、自分がどんどん強くなるし、せっかちでサバサバした性格なので、Tシャツとデニムだとそれに拍車がかかりますが……。可愛い服は自分を穏やかに優しくしてくれます。ごくたまにある夫婦でランチデートの時は、家にいる時とはちがう、ちょっと緊張感ある可愛いワンピースを着てみたりもします。結婚生活も10年経つと、ここから先は努力なのかなと。そんな時に、可愛い服の力を借りるんです」。家族のためにもというところが亜希さんらしくて素敵です!
ブラウスにはデニムやビーサンを合わせて亜希さんらしくヘルシーな着こなし。
子どもが成長し荷物が減ったことで、ミニバッグが持てるようになったことも大きな変化。ジュエリーを子どもに引っ張られることもなくなったので、ティファニーのドロップピアスやネックレスも安心してつけられるようになったそう。
育児奔走時代も終わり。
次の目標は社会貢献
2020年8月号の「この5年、VERYモデルの中に起きた“変化”」という企画では、ママが働くこと、挑戦することについて熱弁。もともとは専業主婦に憧れていた亜希さんが、将来子どもに依存する母親になりたくない、子どもにいろんな経験をさせてあげるために稼ぎたい、子どもの成長とともに自分も成長しなくてはという思いから起業。マイペースに始めた会社もどんどんモチベーションが高まって、自分の中の優先順位や価値観が変わってきたと話してくれました。
「ママたちの“子どもを思う気持ち”がこれからの社会を支えていく力になると信じて挑戦し続けたい」と亜希さん。
育児に奔走する時期を終え、今度は社会に貢献できることを考える。きっと多くのママが理想としている形だと思います。簡単なことでないのは百も承知ですが、目標を持って突き進む亜希さんの姿はきっと励みになっているはず。
撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉
VERY児童館副館長もやっています!
子どもが大好きでいつもママの味方でいてくれる亜希さん。筆者が妊娠中に、出産やその後の生活にビビっている時も、「たくさんの人がやってることだから大丈夫だよ〜」「今しかない時期を楽しめばいいよ」と、気が楽になる言葉をかけてくれたことが印象的です。
昨年スタートしたVERY児童館というコンテンツは、コロナ禍でなかなかリアル児童館に行けず、孤独を感じがちな乳幼児ママに向けたオンラインサービス。亜希さんはこれに賛同して、副館長をやりたいと名乗りを上げてくれました! 月に1度のVERY児童館では、オンラインで亜希さんに直接質問できるという贅沢さ。楽しみにしてくださっているママたちに、亜希さんの優しい声かけやアドバイスが沁みます。
撮影/花盛友里
オシャレや働き方のモチベーションもアイディアも、原点は常に家族で、子どもたちと共に成長してきた亜希さん。
彼女曰く、「ママって、必要なことだけを無駄なく進めるスキルが高くて、効率的。新入社員教育をするように育児をしながら、家計のやりくりをする経理担当であり、家庭を回す役割はもはや社長。主婦はみんなスーパーキャリア!」
仕事をしたくても諦めているママがいるなら「やったほうがいい! 子どもが社会のために働けるようになって欲しいなら、母親がそういう姿を見せることも大事」と背中を押したいとおっしゃっていました。
若い頃から芸能界で働いてきた亜希さんですが、ママになって本当にやりたいこと、やるべきことが見えてきて、優先順位がつけられるようになったからこそ今の活躍がある気がします。
それはきっと、ママたちみんなに共通することであるはず。主婦だから、ブランクが長いから、と尻込みせずに、一歩踏み出す勇気をくれる存在です。そんなところでも、亜希さんはやっぱりママの味方なのでした。
文/井上さや
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