【隠れ骨粗鬆症に注意!】更年期以降、骨折する女性が増えています
更年期以降骨折する女性が増えています。その理由は隠れ・骨粗しょう症が原因。閉経後のホルモンバランスの崩れが大きな原因ですが、日焼け予防で太陽の光を浴びる時間や骨を強くする栄養が足りていなかったりと日常生活でも改善すべき点が多数。あなたの骨は大丈夫?5つの予防法を紹介します。
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更年期以降、骨折する人が増える原因は【隠れ・骨粗しょう症】
骨は外からは同じように見えても、古くなった骨は溶けて吸収され、新しい骨ができるということを繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れ、骨がスカスカになって折れやすくなった状態です。圧倒的に女性、特に閉経後のホルモンバランスの崩れによって起こります。他には老化や遺伝的な体質、偏食や極端なダイエット、喫煙や過度の飲酒、家の中に閉じこもり外出しない生活習慣なども原因とされています。
ここに注意
骨粗しょう症になっても基本的に自覚症状はありません。転倒などのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。特に上記のような箇所を骨折しやすく、骨折して初めてその部分が痛くなり、骨の異常に気づきます。
予防法①:骨の状態は身長測定と骨密度で確認
閉経後3年で身長低下が2cm以上あると、骨折リスクが高まるという調査結果もあり、骨密度と自分の身長は定期的に把握して、早めに変化に気づきましょう。
予防法②:食事でカルシウムとたんぱく質を
骨折予防のカルシウムは一日800mgを目標に。骨をサポートする筋肉を作るには高たんぱくな鶏むね肉やゆで卵などが◎。
予防法③:日焼け止めナシの日光浴でビタミンD
ビタミンDが不足すると骨が弱くなるので、魚やキノコなど食べ物から摂取。日光浴でもビタミンDが体内に生成されます。
予防法④:足りない分はサプリメントで補う
基本的に食事から栄養を摂りたいですが、食事で賄えないような日はビタミンやミネラルはサプリメントで不足分を補給!
予防法⑤:適度な運動を毎日の習慣に
散歩や1分間片足立ち運動など、負荷が高くないような運動でも毎日習慣化することで骨粗しょう症の予防になります。
HITO病院回復期リハビリテーション病棟医長でありロコモアドバイスドクター。最先端ロボットやICTを活用し、健康寿命の促進に取り組んでいる。
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