《連載》マスク、何で洗っていますか? 快適で肌にやさしい【Wマスク】対策〈30年間 美容エディターのコラム〉

編集Iの「30年目のコスメ愛」第29回

暑いです……(パート2)。 ここまで暑いとマスクはさすがにツライ。でも、今は絶対外せない! しかも前よりもっとプロテクトしたい! ということで、私は今、下に【冷感マスク】、上に【不織布マスク】、と【Wマスク】生活をしています。いろいろ試してみて、自分なりに一番楽だと行きついたのが、この組み合わせ。

【冷感マスク】と【不織布マスク】、【Wマスク】の最快適コンビ

左は最寄りスーパーで見つけた「PASTEL MASK」(Sサイズ)。接触冷感(ミント成分配合)でつけるとひんやりして、速乾だから汗もあまり気にならず。抗菌防臭、UV、そして3D構造で苦しくないし、耳も痛くありません。材質はポリエステル95%、ポリウレタン5%。色が、濃淡くすみブルーとバイオレット(他にピンク系やホワイトもありました)なのも気に入っています。 そして、その上につけるのが、右の「エリエール ハイパーブロックマスク」(小さめサイズ)。これは夏用で「ムレ爽快」タイプ。PEF、VFE、BFE、花粉も99%カット。通気性が良い素材だし、ワイヤーが口元の空間を作って息がしやすいです。耳かけが柔らかく耳も痛くなくて1日つけていても楽なんです。7枚入りで400円くらいだからコスパも良し。

資生堂の【マスク専門洗剤】と【マスクスプレー】も導入

下に冷感マスクをすると、当然リップやファンデはマスクにつきます。今までは普通の洗濯洗剤をちょっとだけつけて洗っていたのですが、この前、マスクが当たる顎にとても痛い吹き出物ができてしまいました(涙)。マスクの摩擦もあり、十分にすすいでいるつもりでもずっと不安だったんですよね。洗濯洗剤は濃縮だし洗剤の香りも口の近くだと気になります。そこで、見つけたのが、「資生堂 マスク用洗剤」。この実直な製品名、自信を感じます。使ってみたらリップもサラッと素早く落ちて感動!

撮影した時間帯が違うので、色味が若干異なりますが、落ちているのは伝わりますか? あまりよく写ってないですが、上のマスクにはファンデーションも付いています。マスクを濡らして直接マスクにつけて洗ってもいいし、つけ置き洗いでもOKです。無香料、無添加、無着色、漂白剤フリー、蛍光増色剤フリー、パラベン(防腐剤)フリーだし、毎日の負担が激減しました。マスクで肌荒れしないために、保湿成分ヒアルロン酸、シルクエキス、ローズエキス配合、肌と同じ弱酸性というのも安心です。税込み990円(編集部調べ)です。 そして夏だからこそ気になる匂いには、「資生堂 マスクスプレー」(左)。除菌と消臭をしてくれるだけでなく、マスク表面をコーティングして滑らかにし、マスク摩擦を軽減。上の洗剤と同じ保湿成分も配合されています。天然アロマオイルのオレンジ精油、ユーカリ精油、ハッカ精油、ローズマリー葉精油の自然な香りで気分もすっきり。こちらも税込み990円(編集部調べ)。

手の消毒にも刺激が少ないものを選びたい

マスクと同じく習慣となった手の消毒。毎日何回もアルコールを手につけてガサガサになったり(私は赤く痒くなりました)、手がとても可哀想なことに。せめて家では手にやさしいものをと思い、「A2Careスキンクリーン」にしています。「A2Care」は安全な除菌消臭剤として去年から大ヒットしていますよね。こちらはアルコール、界面活性剤なしで、絞ったタオルにスプレーして体を拭くこともできるので、活用幅が広いです。

おまけ:持ち歩き用は2つ

左は、「A2Care」のスプレーミニ100ml。99.99%精製水で除菌消臭できるのってすごい。右は定番の「手ピカジェル プラス」60ml【指定医薬部外品】。ピンクラベルより、有効成分エタノールのpHを酸性にして抗微生物効果を高め除菌力がUPし、幅広いウイルスに対応できて、保湿成分も配合されています。このアライグマのイラスト(写真?)も最近は可愛く見えてきました。

〈Information〉

Cross marche(パステルマスク) https://www.crossplus.jp/shop/crossmarche/

エリエール https://www.elleair.jp

ワタシプラス by 資生堂  https://www.shiseido.co.jp/wp/index.html

A2Care  https://www.a2care-anatc.com/#lineup

手ピカジェル https://www.kenei-pharm.com/tepika/

文・撮影/編集 I

編集I/ビューティ編集歴30年。愛ある視線で厳しく化粧品を選ぶ。アジアエンタメ、「NODA MAP」、「大人計画」関連好き。美ST本誌で連載「新・名品コスメの殿堂」が2020年1月号から再開。今、絶賛発売中の美ST10月号で担当した「化粧品ブランドの顔・ビューティ・ミューズに〝時代の美〟が映ってる!」では、懐かしい化粧品のモデルさんや広告の現在までの歴史が見られますので、見ていただけると嬉しいです! 最近の私のほっこりタイムは、以前書いたNetflix「賢い医師生活2」とNHKの朝ドラ「おかえりモネ」。「おかえりモネ」は見始めたときに、淡々と進んでいく静かなドラマだなあ、と思いました。気象予報士になるヒロイン(清原果耶さん)が全然キャピキャピしていなくて、それがかえって心地よかったのです。海や山や川、空や雲の映像が多いのもほっと一息、帰ってから夜「NHKプラス」で見るのにぴったり。そして! なんといっても「菅波先生」! 坂口健太郎さん演じる菅波先生は、登場したときはとてもイケズだったのですが、見ているうちにどんどん素敵に。脚本の描き方も素晴らしいし、坂口さんのさりげなく深い(そしてクスッと笑えてしまう)演技も素晴らしい! 「#俺たちの菅波」応援しています。

美ST