新型コロナウイルスの影響はまだまだありますが、いつか落ち着いた頃に行きたい…。そんな憧れの温泉宿をご紹介します。

SDGsに取り組む宿で心身と環境に優しい休養を

「小田原･江之浦リトリート 凛門」

相模湾を一望する高台に、今年6月に開業したばかりのウェルネスホテル。最大の特徴は、天然温泉を鉱石で抽出した超高濃度の「クラフト温泉®」。大浴場で体をほぐすだけでなく、ミネラルミストを浴びる「ルフロ湯治」で温泉成分を肌に浸透させることができます。食事は近隣で採れる無農薬野菜と発酵を用いた和食を中心に、ヴィーガン料理などにも対応可能。敷地内にオーガニック野菜を育てる農園を設け、使用後の温泉や生ごみは肥料として利用するなどサステナブルな一面も魅力です。

特許技術による高濃度温泉で新しい湯治体験ができます

無農薬米の土鍋ご飯が楽しめる朝食。江之浦一帯の野菜をメインに、これから施設内のエシカルガーデンで収穫したものも登場する予定。

相模湾を眼下にレモン畑が広がる。陽の傾きや季節の移ろいによって変わる光景を楽しむことができるテラス。

館内ではエアコンを使わず、冷温水で温度調整するパネルシェードを採用。アメニティはオーガニック製品、客室に温泉ディフューザーを設置するなど環境と体に優しい仕様。

薬石に寝て温泉ミストを浴びるルフロ湯治

薪焼きで野菜の味わいを引き出す

取材／首藤奈穂　再構成／Bravoworks.Inc