イラストレーター平松昭子さんががむしゃらに過ごし自分を知った40代を経て、50代で目指すものは

おしゃれなイラストが人気のイラストレーター平松さんへのインタビュー、ラストの第三回では、50代となったこれからをどのように過ごしていきたいか、教えていただきました。

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平松昭子さん イラストレーター、ブロガー。雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやコミックエッセイを執筆。水墨画や日舞を嗜み、着物好きとしても有名。上方舞・吉村流名取。ファッションブロガーとしてブランドや海外のオンラインショップとコラボレーションも多数。インスタグラム(@akikohiramatsu_official)のイラストが話題。

自分の苦手と得意を知れたので、50代は無理はしないように

ガムシャラに過ごした40代でしたが、50歳ともなると何が苦手で何が得意か、これはここまでが限界、など自分で自分がわかってきて。無理をしなくなりました。するとアイデアも早く出てくるようになり、時期に余裕のある仕事はひとりでぜんぶ描いてみたくなったんです。イラストや絵の表現力より画力そのものを上げたくて、好きな作品の構成を分析したり、インテリアの作品集を見たり。現状に満足することなく、よりレベルアップに励んでいます。
インテリアデザイナーのケリー・ウェアスラー、彼女の作品にはとても刺激を受けます。彼女がディレクションしたサンタモニカやロサンゼルスのホテルのインテリアはとても素敵!センスが光る空間の作り方、バランス感すべてが好み!40代のときに実際に彼女の作ったインテリアをアメリカまで見に行っちゃったほど。彼女自身も50代ですごく魅力的です。

これからしたいことは

趣味は?と聞かれたら、うーん「仕事」です(笑)。仕事をしている時はとにかく楽しい!もちろん四六時中頭の中をオンにしているわけではありません。スイッチを切ってスパやマッサージに行ったり、Netflixで映画見たりはします。以前は習いごともしていましたが、日舞は名取になったのでもうお稽古には通わず自分でお稽古していこうかなと思っています。ブログで世界中の人とのコミュニケーションをよりスムーズにしたいから英語もブラシュアップしたい。TOEICにも挑戦したいし、自分の著書もいつか翻訳したいと、いろいろとやりたいこともたくさん。きちんとインプットしたことをアウトプットできるように自分なりに過ごしたいと思う日々です。

取材/見学裕己子

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