マッチングアプリで叔父とマッチした話【みんなの恋愛焼却炉〜嫌な思い出は燃やしてしまおう〜】|CLASSY.
良くも悪くも、恋愛経験が積み重なってきたアラサー世代。可愛げのあるキュンとした思い出だけではなく、人には言えないような悪事や失敗談、未だに消えない怒りや悲しみなど、悪い思い出もたくさん抱えているはず。この連載は、担当編集の周りで実際に起きている、アラサー女子の「今すぐに消し去りたい恋愛エピソード」を供養する“焼却炉”。「浮気した/された話」、「泥沼の修羅場体験」、「盛大なフラれ話」etc…黒歴史は、燃やして無かったことにしちゃいましょう!連載15回目は、「マッチングアプリ」にまつわるお話です。
マッチングアプリで知り合った“イケおじ”男性と会ってみたら…
あきさん(仮名)/31歳(コンサル会社勤務)
今まで何度もマッチングアプリを運用してきましたが、その中で最も衝撃的だった男性との出会いは2年前のこと。私のタイプは、いわゆる“イケおじ系”とされる40〜50代の年上男性。マッチングアプリでも、年齢は40代以上、年収は1,000万円でソートをかけ、“顔面より職業と性格”をモットーに、少しでもピンとくる人を見つけたとりあえずメッセージを送っていました。
そんな中で見つけた、「51歳/弁護士/都内在住」というまさに好条件の男性。プロフィールで顔写真は公開していませんでしたが、スーツ姿のバックショットから清潔感とオシャレさを感じられたので、「これは当たりだ!」と思い速攻でメッセージのやりとりを始めました。私も顔写真は非公開でしたが、服装の雰囲気から向こうも気に入ってくれたようで、気づけば1日に10ラリー以上会話を続ける仲に。さらに、ダーツや日本酒など共通の趣味があることも発覚し、意気投合。マッチから2週間で、いよいよ食事にいくことになりました。
「こんなにメッセージの時点で居心地がよくて、話していて楽しい人なかなかいない!絶対この出会いをものにしなくては!」と意気込んで待ち合わせた広尾のカフェ。「キャメルのセットアップに黒のタートルニットを着て、一番奥の窓際の席にいます」というメッセージをもとに、ワクワクしながら指定の場所へ向かうと……あろうことか、よく見知った顔がそこに。なんと、デート相手が私の叔父だったのです!たしかに思い起こせば叔父も「51歳/弁護士/都内在住」の独身男性でしたが、まさかそんな偶然があるとは思わず、開いた口が塞がりませんでした。
久々に叔父と顔を合わせるのがこんなタイミングになるなんて!お互いに気まずさMAXでしたが、ひとまず「家族には口外厳禁、これは墓場まで持っていこう」という話で落ちつきました。それ以来、コロナ禍というのもあって叔父に会う機会はありませんが、内心ホッとしています…。今後一切、マッチングアプリで顔がわからない相手と会うのはやめようと心に誓いました。
※本文は取材内容から地名・人物を変更しており、実在のものとは異なります。
イラスト/ののたももえ 編集/平賀鈴菜(CLASSY.ONLINE編集室)