内臓が元気になる肉味噌の作り置き|坂井美穂のキッチンの薬箱vol.12
梅雨入りしましたね。
髪の毛もちゃんとしないと大変なことになるので気分転換も兼ねて表参道の美容院antioursへ。
お花屋さんも併設されていて、野花ブーケも注文しました。
優しいお花屋さんです。
そして帰宅後、息子がプロポーズごっこをしたら娘が泣いた・・・
今年は例年の梅雨よりも湿が重く、特に胃腸が弱い方は重だるさや疲労感、頭痛などになりやすいので気を付けたいところです。
私は胃腸があまり強くないので、内臓ケアで年に1~2度チネイザンという内臓の位置をあるべき場所に戻すマッサージを受けています。
先日も娘と受けに行きました。
内臓の声みたいなものを感じて、お腹を押したり揉んだりして位置を戻してくれます。
チネイザンは心にもタッチしていくのですが、まだ1歳の娘も心地良いようで1時間半もの間じっと私の隣で横になっていました。赤ちゃんが長時間黙って待つことが出来るなんてかなり奇跡的なケアだと毎回驚いています。
内臓の位置って外から確認できないので少しずれてしまっても自分では気づきにくいものですよね。
そもそも重力の関係から考えると普通は全部下に落ちてしまうのに臓腑が落ちずにきちんと自分たちの場所に留まっているのは不思議なことです。
内臓を落とさずに持ち上げている力を中医学では「気」(=パワーやエネルギー)と捉えていて、特に消化吸収を司る「脾」の力であるとされています。ハードワークや寝不足などで心身の疲労が溜まるとこの脾の力が弱り、内臓をあるべき場所に留められず下垂してしまいます。胃下垂や腸の下垂でお腹がぽっこりしてしまうのもこのせいです。
今回の薬箱レシピは消化力を司る「脾」の力をサポートする味噌を使用した肉味噌の作り置きレシピをご紹介します。
味噌は消化器官を温め、消化活動をスムーズに行える力を持っています。また、お肉の消化に良い大根もたっぷり使用した暑い日にも食べやすいメニューです。
豆腐に乗せたり、卵とじにしたり、麺やごはんに乗せても美味しいです。色々アレンジが出来ますので是非試してみてください。
「薬膳的肉味噌」
(作りやすい分量)
合挽肉 150g
大根 100g
長葱 50g
生姜 5g
にんにく 1かけ
ごま油 大1/2
(合わせ調味料)
味噌 大1.5
甜麺醤 大1
紹興酒(又は料理酒)大1
みりん 大1
醤油 小1/2
(作り方)
1.大根は皮を剥いて5㎜角位に切る。長葱、生姜、にんにくはみじん切りにする。合わせ調味料を混ぜておく。
2.フライパンにごま油をひき、生姜とにんにくを炒める。香りが立ったら長葱、大根、合いびき肉の順で炒めていく。
3.全体に火が回ったら合わせ調味料を入れ混ぜ合わせる。
水分がなくってきたら火を止めて完成。
味噌・・・消化器官を温める 消化したものをスムーズに腸へ降ろしていく 解毒
大根・・・ゲップや悪心などの解消 未消化物の解消 気の巡りを良くする