ニキビをつぶしてもいい? チョコレートは? 【大人のニキビ&毛穴】疑問に皮膚科医の先生がズバり回答!
ニキビができたらつぶしてもいい?毛穴やニキビのためにはメークはNG?チョコレートを食べるとニキビができるのは本当?毛穴とニキビにまつわるウソとホント。その真実を3人の皮膚科の先生に教えてもらいました!
▼あわせて読みたい
コロナ禍の肌悩みNo.1【マスク毛穴】を取り去る新作スキンケア5選
Q. ニキビ、実は芯を出していい!
A. 正解は△!自分でやるなら安全な器具で正しく圧出を
つぶす、というよりもニキビの芯を出す圧出を推奨しています。入浴後の清潔な状態で圧出器という医療器具を使用するといいでしょう。(吉田先生) 初期のニキビや赤く腫れたものは絶対NG。医院での施術がおすすめですが自分でやる場合はニキビ後期の膿が外に出そうな時に。無理につぶすと色素沈着や凹みの原因に。(亀山先生)圧出器はスタッフ私物
Q. 毛穴やニキビのためにはメークしない方がいい?
A. 答えは△!ミネラルファンデやノンコメド処方のものを
刺激の少ないものを選んで使用し、夜はしっかり落とすことが大切。日焼け止めは紫外線吸収剤フリーだと毛穴詰まりしにくいです。ファンデはノンコメドジェニックのものやミネラルファンデを使って。(小西先生)
Q. 思春期と違って顎まわりにニキビができるのは男性ホルモン暴走?
A. 正解は◎!マスク、ストレス、ホルモンに注意
思春期ニキビは急激な男性ホルモンの増加により皮脂分泌が過剰になることで発生。一方、大人ニキビは安定している男性ホルモンがストレスにより増加して、皮脂分泌を促進させてできます。(亀山先生)
Q. 赤ニキビと白ニキビは違う?
A. 答えは◎!炎症のあるなしで通称が変わります
赤ニキビは炎症があり中央に膿を持たないもの。膿を持つ場合は黄色ニキビ、炎症がなければ白ニキビと呼ばれていますが、これらは通称なので専門用語ではありません。炎症の程度で判断します。(亀山先生)
Q. チョコを食べるとニキビができる?
A. 正解は◎!でも悪いのは脂質ではなく糖質
脂質の多い食べ物は皮脂の過剰分泌を招きアクネ菌が繁殖すると耳にしますが、その皮脂をつくり出すのは脂質ではなく糖質。チョコを食べるなら糖質が少なくカカオ分が多いタイプを選ぶように。(小西先生)
Q. 毛穴が増えた気がするんですが……
A. 正解は×!で毛穴の数は一生変わりません
毛穴に付属している皮脂腺が大きくなったり小さくなったりで見え方に変化が生じます。子供や年齢を重ねた人は皮脂腺の活性が盛んではないので毛穴が閉じてニキビもできにくいのです。(亀山先生)
Q. ニキビはうつる?
A. 答えは×!でも肌質や体質は遺伝します
毛穴の数や大きさ、代謝機能、皮脂の分泌量など、肌質や体質はある程度遺伝します。しかしニキビ自体は遺伝しません。アクネ菌はうつりますが元々皆の肌にいる常在菌。空気中では増殖せず、肌同士触れ合ってもニキビはできません。しかし皮脂を餌にしてアクネ菌が増えると発生に繋がるのでメーク道具やタオルの共用は避けましょう。(小西先生)
港区北青山3-12-9花茂ビル3F ☎03-3499-1214(完全予約制)(診)11:00~14:00/15:10~20:00(最終受付19:30。土は~19:00で最終受付18:30)㊡木日祝
注射で炎症を直接抑えるニキビ注射¥1,540など。
渋谷区神南1-3-4神南ビル3F ☎03-6455-1900(完全予約制)(診)12:00~19:00 ㊡水
毛穴、ニキビ治療はPDT(フォトダイナミックセラピー)30分¥51,700(初回)、コメド圧出10分¥880、ピーリング60分¥20,350など。
中央区銀座7-8-13ブラウンプレイス6F (HPからネット予約・完全予約制)(診)11:00~20:00
ダーマペン4¥18,800~(ニキビセットオプション追加+¥7,600)、たるみ毛穴にはHIFU ウルトラQ+¥23,900~もオススメ。
こちらの記事もおすすめ
10代にとって、皮脂の分泌量が急に増えてできる思春期ニキビは大きな悩みのひとつ。ニキビを潰してしまうと痕になると分かったいても潰したくなってしまいますよね。そんな思春期ニキビにアプローチする、親が子供のために選んであげたい洗顔フォームとスキンケアを教えます。
2021年5月5日 20:00
加齢によって肌の機能が低下して、ターンオーバーの周期が長くなった大人肌にもっとも必要なのは洗顔などの「落とすスキンケア」。肌がゴワついて化粧品の効果を感じにくくなったら落とすケアを見直すタイミング。ルクスクリニックの奥村智子先生がおすすめする酵素洗顔・毛穴ケア・ピーリングをご紹介します。
2021年5月24日 12:00
人生100年時代と言われる今、スキンケアにおいても今まで通りの常識的なケアを続けるだけでは、もう間に合いません。未来の肌へ向けて準備を始める時が来ました。肌が自ら育む力をサポートするFine Fiber技術なら、どんな肌環境も理想的に整備。「長引くマスク生活で弱った肌にも最適」と美女医も太鼓判を押すその実力を掘り下げていきます。
2021年6月17日 12:00
2021年『美ST』7月号掲載 撮影/岡本 俊(まきうらオフィス)〈人物〉、さとうしんすけ〈静物〉 モデル/樹神 ヘア・メーク/KIKKU スタイリスト/亀 恭子 イラスト/村澤綾香 取材/吉田瑞穂 編集/矢實佑理