前回のマリトッツォに続いて、こちらもSNSを賑わせている「ウールロールブレッド」。
ウールロールブレッドとは、その名が表す通り、ウールロール(毛糸玉)のような形に焼き上げた、コロンとしたフォルムが可愛いミルクパンのことです。
バターの味わいとやわらかな口溶けは子供から大人まで、誰もが大好きなこと間違いなしです♡
成形するひと手間はあるのですが、ひと手間かけても焼き上がりの可愛さをみれば、焼いてみる価値ありのパンです。
じつはホームベーカリーにうってつけの「ウールロールパン」
このパンを見たとき、これほどホームベーカリーで短時間に焼き上げるのにもってこいのパンはないなと思い、早速トライ!以来、ハマって色々アレンジして焼いています。
生地をこねて、成形してパンケースに戻してそのまま焼き上げられるのはホームベーカリーならではなんです。
ミックスコールにセットして、その合図でパンケースを取り出して、ミックスの作業が止まる前までに成形して、パンケースに戻し、再びホームベーカリー本体にセットすればいいので楽チンです。
もちろん、生地をこねる過程だけホームベーカリーにおまかせして、3〜4つに分割して丸いケーキ型に入れてオーブンで焼き上げてもいいですよ。焼き上がりがより毛糸玉にそっくりでとってもキュートな仕上がりになります。
毛糸玉のような仕上がりの秘密はこのひと手間!
焼き上がりは本当に可愛すぎて、カットするのがもったいなくて躊躇しちゃうんですが、バターのいい香りに誘われて、我慢できず熱々をざっくり割って食べたくなってしまいます。
細くカットして成形した部分が層のようになっていて、ふわふわっ!外側の細く切り込みを入れた部分がカリッと香ばしくて、クラムはふんわりしていて、食感のコントラストも楽しく、最高に美味なんです♡
成形は1次発酵終了後にこね上がったパン生地を取り出してそのまま薄く楕円型にのばして、生地の半分くらいの長さまで、スケッパーや包丁などで8〜10mm幅の帯になるように切り込みを入れていきます。
手前からくるくると巻いていき、切り込みを入れた部分もしっかり巻き付けて、パンケースに戻し、焼くだけ!今回は生地を2つに割って、成形したものをパンケースに戻しました。
そのままプレーンに焼いてももちろん美味しいですが、中に具材を巻き込んで焼くのもおすすめですよ!
その場合は、手前に具材を置いたら両サイドを折り込んで包んで巻いていくと、中から具材が飛び出ることもなく、きれいに仕上がりますよ♡
今回はチェダーチーズを巻き込みました!
ホームベーカリー de ウールロールブレッドwithチーズ
材料(1斤分)
強力粉(カメリア)…160g
牛乳…65ml
水…50ml
きび砂糖…10g
はちみつ…10g
塩…3g
食塩不使用バター…20g
ドライイースト…3g
チェダーチーズ(スライス)…6枚
つくり方
1.パンケースに牛乳、水、蜂蜜、砂糖、塩、粉、バターの順に入れる。ドライイーストを加えて、ホームベーカリー本体にセットする。
2.ドライイースト、早焼きコース、レーズンあり♪でスタートボタンを押す。
3.ミックスコールのブザーが鳴ったら、パンケースを取り出し、まな板にパン生地を出す。2つに割って軽く丸めて、麺棒で縦に楕円形にのばす。上から半分ぐらいの長さを目安に細く切り込みを入れる。それぞれの生地にチェダーチーズを3枚ずつ置き、手前から巻き、閉じ目をしっかりつまむ。
4.パンケースの羽根を取って、3を戻し、できれば卵液を表面に薄く塗る。ホームベーカリー本体のミックス作業が止まったらパンケースを戻し、蓋をする。
5.4が焼き上がったら、パンケースを取り出し、2〜3分置いて、パンケースの周りをたたき、横にして振りながら、パンを取り出す。
焼きたての熱々をざっくり割けば、中からとろーりチーズが現れて、もう最高!!
おこもりゴールデンウィークに朝ごはん用、おやつ用といろいろアレンジして焼いてみませんか?
今回のウールロール食パンの詳細は八代恵美子さんのインスタグラムの動画でも紹介されています。ぜひ、ご覧下さい。
https://www.instagram.com/reel/COcD0iUnlI5/?igshid=1s2s204teu10j
八代恵美子/フードエディター
Martでは編集ライターとして活躍する傍ら、ホームベーカリー特集で有名店の食パンを再現するフードコーディネーターとしてもおなじみ。
再現したパンはお店からもお墨付きをいただくほどの出来映え。自身が開催するホームベーカリーレッスンは告知公開と同時に満員になるほどの人気。機種を選ばず、焼き上げるレシピも好評。インスタでも数々のおうちパンを紹介している。
Instagram:@atrio_emy
HP:atrio-food.com