ママワーケーションを実現した新スタイルを体験してきました。 自由に働く“私”のためのワーケーションスタイルin Okinawa
コロナ禍でこの1年、これまで当たり前にできていたお出かけが気軽にできなくなりリフレッシュできていないことを実感する日々。長期的におこもり生活が続き、仕事と家事と家族と向き続けてきた結果、ジワジワとストレスが溜まり、心身ともに不調を感じるという声が聞こえ始めました。
ですが、通勤がなくなった今、仕事を家でするというリモートワークが定着したのなら、むしろ逆手にとって仕事とバケーションを一緒にしちゃおうという「ワーケーション」スタイルが本格化してきたようです。働く女性たちの味方につけたい新しいライフスタイルを今回は沖縄で体験してきました。
羽田から沖縄へ2時間半のフライト
久しぶりの羽田空港、そうです、沖縄って2時間半で行けちゃうんでした。沖縄、韓国、台湾と週末気軽にお出かけしていた!という方たちも多い中で、自粛によりかなりハードルが高くなってしまった飛行機旅ですが「そういえば以前は、思い立ったらひとっ飛びしていたわ」という感覚を思い出す空港の空気。旅は空港から始まるっていうのは本当だと改めてワクワクする気持ちが沸きあがってきました。
さて、那覇空港に着いたら送迎バスで約1時間揺られてワーケーションの基地となるカヌチャベイリゾートに到着。南国ムード満載で那覇市内とは違うのんびりした雰囲気です。もう日本を脱出した感じがしてしまい、「あー、もう何もしたくない」とウエルカムドリンクのオリオンビールを一杯。「美味しい~」……これだけでいっきにリフレッシュ度高まります。
お部屋はすべてコテージスタイルでメインエントランスからはカート移動が基本。お部屋からは海が一望できて、どこまでも自然が続きさえぎるものがありません。遠くを見ることって、おこもり生活ではなかなかできていなかったことに気づきました。自然からのパワーをチャージできそうな予感で、これなら仕事もはかどりそう。自己管理やスケジュールの組み立てをどうするか、が肝ですが、今回の3泊4日は主宰者側がある程度軸となるスケジュールをリード。
ポイントは子連れで参加できるママのワーケーションというところ。ファミリー揃っての参加者もいますし、シングルでの参加者もいますが、フレキシブルなところが〇な企画内容ですが、子連れママのワーケーションはいちばん大変なのでそこをサポートしてくれるというメリットは大きいですね。
初ワーケーションのスケジュールはこんな感じ
●初日、到着して14:00チェックイン、その後はフリーワーク、夜は参加者でご挨拶を兼ねたディナーに参加。
●2日目は、10:00から今回の主催者代表である坂上愛佳さん(Himemama JAPAN主宰)のWEBメディア活用セミナーに参加、さらにモナコ在住、社交界で活躍する日本人女性 畑中由利江さんの講演を聞き12:00からフリーワーク。
こういった感じで朝からお勉強ができるプログラムに参加できるのでただ沖縄でのんびりしながら仕事をするのではなく、ブラッシュアップの要素があり自由に参加できるのはとても刺激的です。
18:00から懇親会。異業種交流ができ人脈が広がって楽しい夜に。
●3日目、8:00からビーチヨガに参加。ビーチヨガって気持ち良さそうだけど、ヨガウエアも持っていないし、潮風と砂で汚れてもいい感じの恰好でいいですか? と聞いたら、動きやすい恰好で! ということでしたのでTシャツにレギンスにしました。アクティビティについては、経験値や本気度の加減がわからないので、不安があるときは荷造りの段階で「初心者です」と申し出て色々聞いて準備するのがベスト。リゾートは意外とお店が少なく買い足しができないケースもあるので。
ヨガの後、朝食を頂きました。カヌチャベイリゾートの朝食で必ず食べておきたいのが和食の卵かけご飯。新鮮な卵とホクホクに炊きあげられた白米は、朝から2杯はいける代物。私は3泊中、朝食はすべてコレ。朝から本当に幸せな気分に浸れるTKG(卵かけごはん)。必ず食べてくださいね。
満腹になったあとは、終日フリーワーク。そして夜は群馬県川場村の永井酒造さんが「水芭蕉」という日本酒を提供してくださり、日本酒についてのお勉強とカクテルパーティが開催されました。
ワーケーションはひとりでもできるし、ファミリーでもできるのですが、こういう自由型のツアーに参加するのがいちばんお勧めですね。オプションプランで、子どもと一緒に釣りや星空散歩、アクセサリー作りやお寿司職人体験などのプランがあり、親子で参加できる内容になっています。
プランが組み込まれていて、自由に参加できるスタイルは自分たちでアクティビティを探して予約するなどの手間がかからず、かつ主催者側がセレクトしてくれたものなので安心でもあります。
働く時間をどう設定するかがワーケーションの鍵
カヌチャベイリゾートには、WIFIの環境を備えたデスクがあるカヌチャリアンリゾートオフィスというスペースを設けています。仕事に集中したい、オンラインで打ち合わせがあるなどそれぞれのペースで使えるので、お仕事モードのスイッチをONにしたいときはお部屋ではなくこのオフィスを利用すると良いかと思います。私も一気に仕事を進めることができて、意外にもメリハリのある生活ができると感じました。
最終日はカヌチャベイリゾートをチェックアウトして、昨年オープンした那覇市内の「ホテルアンテルーム那覇」に立ち寄りました。こちらはアートとカルチャーが集まる場所として今注目のウォーターフロントのホテルだそうです。那覇の旬なオシャレスポットとして気軽に寄れるホテルなので、次はこちらでの宿泊も目論見たいところ。
まとめ
3泊4日のワーケーション体験でしたが、沖縄という場所柄、市街に抜けリゾートに足を踏み入れてしまえば密は避けられる環境で、特に今回宿泊したカヌチャベイリゾートはコテージで他のお客様とはそうそうすれ違うことがありませんでした。ツアーに参加すると自由がない! と思っている方も多いかもしれませんが、参加したいプログラムだけ希望してあとは自由、懇親会も自由参加ですし、お子さん連れで遊びながら仕事もできるなら、家にいてやっていることと同じ。家を沖縄に移しただけと考えると、思い切って移動してみたら、楽園で仕事ができたという結果になりました。
とりあえずパソコンと携帯があれば仕事になりますし、これからは〝ながら〟仕事、“隙間”仕事でオンとオフをスイッチしてみると意外とできちゃうものだとわかりました。むしろ仕事も集中できて、あとは思いっきり楽しむという経験を1度してみてもらいたいと思います。
今回は新しい働き方として注目のワーケーションをご紹介しました。
定期的にこういったプランがあるそうですので興味のある方はぜひ。
お問合せは
https://himemama.com/
まで
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撮影・取材/高橋奈央