この春、大人女子が「服を買わなくなった」7つの理由
人と会う機会も、そもそも外出自体も、以前と比べて格段に少なくなりました。予定やシーンを考えながら買物をしていた私たちにとって、それはとてつもなく大きな変化。理由がないと服を買わない時代です。だけど理由を見つけて買い物をしたい。そんな私たちの買物欲を後押ししてくれるのが、「スタイルよく見える!」「あの約束で着たい」「いいものだから永く大切に使えそう」「リモワ用に欲しい」などのモチベーション。買わなくなった理由を考えた上で「私たち、やっぱりオシャレがやめられない!」という思いについて探ります。
理由1.永く使えなかった
→せっかくお金を使うなら、息の長い定番にしてみよう
「たくさんの洋服や小物を買って捨てていたことに気づき、せっかくお金をかけるんだったら長く使えるものを…それが、コロナ禍になっていちばん意識が変わった点です。いつかは欲しいと思っていた憧れのバッグもこの機会に手に入れて大切に使っていきたい…。永遠の定番といわれるものに予算を割きたいと思っています」(30歳・マスコミ勤務)
タイムレスな魅力を放つ憧れのダイヤモンド形のキルティングは最愛カラーで堪能したい
オシャレに一生モノはないけれど〝シャネル〟のチェーンバッグだけは例外だし、特別。今この瞬間はもちろん、何年先でも色褪せないと、確信がもてるアイテムです。だからこそ、選んでみたいのがヴィヴィッドなピンク。着こなしをフレッシュに見せてくれるだけでなく、自分らしさをアピールできる逸品なのです。バッグ[縦12×横20×マチ6㎝]¥453,200 ジャケット¥1,303,500 ニット¥389,400 スカート¥432,300(すべてシャネル)
理由2.トレンドを追いかけすぎた
→この春は、数シーズン定番で、上質なシンプルな服を買おう
「トレンドを追いかけたい、たくさん服が欲しい、というマインドから、上質なシンプル服に目が向くようになったのが、ここ1年の大きな変化。〝定番の名品〟と言われる服の満足度は、さすが!私の気分を上げてくれるのは、見た目だけじゃなく、着心地までいい服にシフトしています」(28歳・外資系金融勤務)
カジュアルなのに女っぽい細見え効果も絶大なノースリが今どきTの主流
Tシャツ¥12,100(エイトン/エイトン青山)ジャケット[TOMORROW LAND別注]¥71,500(エイトン/TOMORROWLAND)パンツ¥27,500(THIRD MAGAZINE/THIRD MAGAZINE)サングラス¥39,600(アイヴァン/アイヴァン東京ギャラリー)ネックレス¥44,000 リング¥46,200(ともにココシュニック)バングル¥23,100(ドンナ/ココシュニック オンキッチュ有楽町マルイ店)ピアス¥58,300(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)サンダル¥31,900(ペリーコ サニー/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町)バッグ¥97,900(ピエール アルディ/ピエール アルディ東京)
理由3.スタイルが悪く見える服が多かった
→着太りするオシャレな服よりも、自分をスタイルよく見せてくれる服を選ぼう
「自分のオシャレがいつもの3割増しに感じる――そんな日に着ているのは、スタイルアップ効果の高い服。逆に、トレンドだけど実力以下にしか見えない服の日に、スタイルがいい人と並ぶシーンは本当に苦痛です(涙)。どんなに気に入ってもバランスが悪く見える服はスルーします」(34歳・歯科医)
理由4.地味で写真映えしないのが嫌
→たまの外出の写真に映えるような、印象的な服を探してみて
「新しくオープンした話題のホテルに出かけて、ランチして写真を撮るのが最近の唯一の楽しみです。そのためには素敵な服を手に入れたいし投資するのも惜しくない。印象的なシルエットや、トレンドのディテールなどを盛り込んだ、映える服をスタンバイさせています」(31歳・IT関連勤務)
理由5.服を着てもテンションが上がらない
→着るだけで気分があがる、とにかく可愛い服のことを忘れない
「他人の目にどう映るかよりも、大事にしたいのは自分自身の高揚感。目に入るものはすべて可愛くまとめたいから服や小物はもちろん、ネイルやコスメまで気分が上がる!が選択基準です。お気に入りばかりを集めているとワードローブを眺めるだけでワクワク。オシャレが楽しくなるんです」(33歳・アパレル勤務)
理由6.季節に左右される服が多い
→シーズンレスな服が最近増えている、お気に入りを1年の中でなるべく長く着よう
「自分の体型や趣味にピタリとハマる服にはなかなか出合えないのが現実。だから、もし見つけた一着は、できるだけ長いシーズン着られるとうれしい。衣替えしない、といっても過言ではないほど、近ごろの気分はシーズンレス。冬に着ることをイメージしながらサテンやコットンの服を選びます」(31歳・自営業)
サマーカシミアとサテンで魅せる旬のピンクのグラデーション
サテンのキャミソールワンピを、スカートに見立ててニットをON。サテンとニット、鮮やかなピンクとやわらかいピンク…オシャレ心をくすぐるワクワクな組合せを叶えてくれる。ワンピース¥31,900〈オーガニック バイ ジョン パトリック〉ニット¥39,600〈エクストリーム カシミア〉(ともにロンハーマン)ピアス¥17,600 バングル¥22,000(ともにアダワットトゥアレグ)サンダル¥97,900(セルジオロッシ/セルジオロッシ カスタマーサービス)バッグ¥64,900(ピエール アルディ/ピエール アルディ東京)
理由7.コロナでいわゆる「通勤服」が不要に
→リモートワークに使える、きちんと&楽ちん服を選んで
「コロナ禍を機に出社は激減。買い物だってネットがメインになりました。サイトに〝リモワで使える〟と書かれているものはついポチリ。今までのワードローブにはない、きちんと感があるけれど家で着ていても楽ちん、というアイテムに惹かれます」(36歳・代理店勤務)
カジュアルセットアップは配色のさわやかさと好感度でお仕事モードにアレンジ
ノースリーブの深Vトップスとリラクシーパンツの上下セット。リネンのラフさがリモート向き。ブラウス¥31,900 パンツ¥31,900(ともにebure GINZA SIX店)タンクトップ¥7,480(アンクレイヴ)眼鏡¥39,600(アイヴァン/アイヴァン東京ギャラリー)コインネックレス¥15,400(ヘルミーナアセン/アルアバイル)ピアス¥60,500 リング¥126,500 バングル¥118,800(すべてウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)バッグ¥93,500(ザンケッティ/八木通商ZANCHETTI事業部)
撮影/須藤敬一 モデル/オードリー亜谷香 ヘアメーク/桑野泰成(ilumini)スタイリング/乾 千恵 取材/西道倫子 撮影協力/キンプトン 新宿 東京 再構成/Bravoworks.Inc