子どもの想像力が広がる「アルミホイル」でできる7つの遊び
ママやパパが子どもと一緒に楽しめる“おうち遊び”を毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。
今回は、おもちゃブランド 「gg*」のデザイナー、STUDIO pippiのしげおかのぶこさん。アルミホイルひとつでできるいろいろな遊び方を教えてもらいました!
「アルミ箔で遊ぼう!」
どこのおうちにもありそうなアルミホイル。
身近な素材でありながら、子どもが触れる機会はあまりないかもしれませんね。でも、アルミホイルはビリビリと手でちぎることができて、軽く曲げやすく、形を作りやすい素材。
息子が3歳の頃、アルミホイルを全部出して大胆に遊んでいたことがあり、自由度の高い素材の面白さに気付きました。
紙とはまた違った触感も新鮮で、いつもの遊びや工作に飽きてしまった時におすすめです。
小さな子から遊べそうなアイデアから順にご紹介します。
今回用意するのは、アルミホイルのみ。
あとは遊びに合わせて、紙ストローやトイレットペーパーの芯、 油性ペンなどご用意くださいね。
1. びりびりちぎる!
アルミホイルを適当な大きさに切ります。
※ アルミ箔の箱の刃には十分に気をつけてくださいね。
切ったアルミホイルを子どもに渡し、びりびりしてもらう。
大きいびりびり、小さいびりびり、長細いびりびり。
紙よりも軽くちぎれるので、手の使い方のコツを掴んだら繰り返し遊んでみよう。
2. ギュッギュと握ってみる!
1.でちぎったアルミホイルを手の中でギュッギュと握る。
「小さくなったね〜」と声を掛けたり、「3、2、1、ギュッ!」と掛け声をかけながら、大人がマジックのように手の平でお手本を見せてみるのも良いかも。
握るだけでも十分ですが、「大きい・小さい」を理解し始めた頃には大きい順に並べてみるのも、応用編としておすすめ。
3. 長い棒を作ろう!
アルミホイルを適当な大きさに切り、クルクルと巻いたり、軽く握りながら細長く棒状にしてみましょう。
失敗しても、実際に触っていると握る力加減などが感覚的に分かってくると思います。
ギュッギュと力を入れて握ると細い棒に、軽く握ると太めの棒に、こどもの感覚を大切に楽しんでみてくださいね。
4. いろんな形を作ろう!
3.で作った長い棒の端と端を少し重ねてねじると、丸のできあがり。
この方法で大きな丸、小さな丸、また四角や三角などの形も作ってみましょう。
5. 輪投げに挑戦してみよう!
4.で形を作った後は、輪投げにも発展できそう。
紙ストローの先を少し折り曲げて、マスキングテープで机や床に貼ります。
少し離れた場所から、輪っかを投げてみよう。
6. ボールを作って遊ぼう!
アルミホイルを丸めるだけでもボールができますが、中にティッシュなどを入れてアルミホイルで包み、丸めると様々な大きさ、軽さのボールができます。
7. ボーリングに挑戦!
トイレットペーパーの芯を並べて、ボールを転がせばボーリングに。
このように、アルミホイル一つでもいろんな形に変えることができたり、手軽で簡単な遊びに発展できます。こどもが興味を持ちそうな遊びを試してみてくださいね。
〈番外編〉
細長いアルミホイルを作っていたら、息子がこれは「いわしに見えるなぁ」と言って色を塗り始めました。そこから、「これでバーベキューができるぞ!」と、お肉やピーマン、ナス、とうもろこしを作っていました。(子どもの発想は柔軟で面白いなぁ、といつも思います)
アルミホイルには油性ペンで模様を描いたり、色を塗ることができますが、すぐに触ると色がついてしまうので、少し乾かしてから触ってくださいね。
素材に慣れてきたら、粘土遊びのようにイメージした形を手で作っていくのも楽しそうです。
ぜひ、試してみてくださいね。
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写真・文/しげおかのぶこ
◉STUDIO pippi しげおかのぶこさん
おもちゃ・教材などのデザインをはじめ、こども向けワークショップ『こどもじっけんしつ』を通して、楽しいモノづくりやあそびを提案。雑誌や広告などのメディアでも活躍中。おもちゃブランド gg*のデザイナー。5歳の男の子ママ。Instagram:@studiopippi
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