VERY NAVYの人気企画『NAVY 外商部』で、その圧倒的なセンスで顧客を必ず満足させる伝説のバイヤーこと、スタイリスト・安西こずえさん。今回寄せられたオーダーは、時計。「NAVYなあなたにおすすめしたいのは、女性の手首を華奢に見せる大ぶりなサイズ感＆品よく外す遊び心を兼ね備えた“ハンサム時計”」と語る安西バイヤーに、時計についての持論を語ってもらいました。

安西バイヤーの私物を公開
「私が、ハンサム時計好きな理由」

女性があえてビッグフェイスの時計をしている姿が好きなので、これまで購入した時計はメンズ一択。メンズのスタイリングからキャリアをスタートさせたこともあり、若い頃からメンズ時計が身近な存在で時計好きな男性に囲まれていたことも理由のひとつです。私が今愛用しているのは、ヴィンテージロレックス２本と父から譲り受けたパテックフィリップ。ヴィンテージロレックスの場合、年代や希少性にはあまりこだわりはありませんが、ロレックスジャパンでオーバーホールされているかどうかは気にして選ぶようにしています。私が普段ラーメン屋さんに入ると、カウンターで隣に座った男性にたいてい手元を二度見されるんですが、こういう「いい時計してるな」っていう視線、嫌いじゃないです（笑）。将来年を重ねて、金無垢のロレックスが似合う女性になるのが今の私の目標です。

▶︎▶︎▶︎CLOSE UP

時計はすべて本人私物〈左手〉「ゴールドとのコンビで、ジュエリーともコーディネートしやすい」ロレックス〈右手手首側より〉「ブラウンのフェイスとクロノグラフがメンズライクでお気に入り」ロレックス、「父の形見。メンズサイズですが私にとっては少し小さく感じることも。フォーマルな場面で」パテック フィリップ。

ジャケット ￥121,000 トップス ￥33,000 パンツ ￥63,800 スカーフ ￥13,200〈すべてドゥロワー〉 イヤリング ￥42,900〈グーセンス パリ〉（すべてドゥロワー 六本木店） リング ￥82,500（ソフィー ブハイ／バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター）その他本人私物

Profile

安西こずえ　Cozue Anzai

本誌連載「TREND TIPS」をはじめ、トレンドに対するアンテナとコンサバベースの茶目っ気あるセレクトセンスとで、タキマキからも一目置かれている名スタイリスト。メンズ仕込みの時計の知識も素晴らしい。

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“服は甘口派”の人に今「ハンサム時計」が似合う理由

撮影／竹内裕二〈Ballpark〉　スタイリング／安西こずえ〈Coz inc.〉　取材・文／鍋嶋まどか　編集／羽城麻子

VERY NAVY 5月号『［大特集］「羽織り、靴、時計」が“カッコいい私”の3種の神器』から
詳しくは2021年4/7発売VERY NAVY 5月号に掲載しています。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。