40代ってどうしてオシャレが難しくなる?みんなの悩みを話し合ってみた!
STORYでもよく特集になる「オシャレ迷子」。以前なら似合っていたのに、40歳も過ぎてしばらくたつと、似合うオシャレがふとわからなくなる…具体的にはどんなことがあるのか、コロナ禍などもあり、最近のオシャレに対する意識はどうなっているのか。覆面ならではの40代の本音座談会、開催です!
成美(43歳) …昔は好きなものを気にせず着ていたのに、最近モノトーンと顔がしっくりはまらず迷子中。40歳を過ぎてから若作りと流行りの境が分からず、クローゼットの中のモノトーンからどう脱出して良いのか迷走中。
真知子(45歳) …電車に乗るかどうかの行動範囲でオシャレを二分化に分類。洋服は心のスイッチを切り替えるスイッチのようなもので、毎年総取っ替えの1年クローゼットを実行中。
北野 …流行り物にはすぐに飛びつき、数々の失敗を繰り返してきた懲りないミーハーライター。試着が嫌いで、未だに試着しないで失敗をすることもしばしば。オシャレは深くて難しいからこそ楽しいのだと日々奮闘中。
ベーシックがおばさんぽく見えるから、デザイン性があるものに目がいくように
北野 今回のテーマは、40歳くらいから聞こえ始める「オシャレ迷子」についてです。ある日急に、デニムが似合わなくなってきたとか、黒が似合わなくなったとか、好きなおしゃれと似合うオシャレのギャップで悩むAround45の話をよく聞きます。体型の変化もあったり、イタくならないオシャレが分からないなど、そんな皆さんのリアルなオシャレ悩みをお聞かせください!
詩織 最近私が思うのは、自分の雰囲気が変わってきたせいか、「この服を着たらこんな私」というイメージがズレてきた気がする。顔も年齢とともに変化してきているから、鏡に写った顔と写真の時の顔が違うの(笑)。
北野 あれって何でしょうね?どっちが正しいのかな?
詩織 どっちが正しいのか分からないけど、鏡に写っている顔って意識して自分で作っていると思う。でも写真の時の顔って、どんなに繕っていてももう素が出ちゃうというか(笑)、本当にがっかりする。あと、体重が変わらなくてもお肉のつき方が変わってくるから、シンプルなニットが野暮ったく見えるようになってきた。今まで似合うと思っていたベーシックなアイテムが似合わなくなってくるのよね。
成美 あれって肩とか腕まわりとかに肉がついてくるからなのかな。ベーシックがオバさんぽく見えるのって、何が原因なんだろう。
詩織 だから最近は、デザイン性があるものに目がいくようになった。お腹まわりは服で何とかごまかせるんだけど、背中に年齢が出るよね?背中はごまかせない(笑)。上半身て大事なんだと思う。
成美 上半身が大事って、すごく分かる。2年くらい前まではボリュームのあるニットとか着ていたのに、この冬は急にボリューム感のあるトップスが似合わなくなったの。身体が丸みをおびてきたからオバさんぽく見えると言うか…。
北野 今、盛り袖とかボリューム袖とか、大きな襟やリボンのデザインブラウスとかトレンドですね。体型カバーの点からも40代に支持されていますが、ボリュームがあるデザインは苦手ですか?
成美 ボリュームのあるニットが苦手になっただけで、ブラウスは大丈夫な気がする。肩からのボリュームというより、ドロップショルダーになってるものなら痩せて見えそう。ブラウスは生地も薄いし、生地の厚さも関係あるのかも。襟が大きいのは可愛いよね?
詩織 私は、シャツが昔から苦手なの。自分には似合わない気がして。何でだろうね、丸顔だから?(笑) なのでいつも襟なしを選んじゃう。スタンドカラーみたいに立ち上がっているのは好きなんだけどね。タートルも大好き。なんせ、首のシワを隠してくれるから(笑)。
北野 “トレンドアイテム=自分に似合うアイテム“とは限らないですよね。その見極めも難しいですね。
気分が落ち込まないように、本当は明るい服が着たい
詩織 コロナであまり服を買わなくなったからこそ、買い物する時は逆に高くて気分の上がる服を買っちゃうかも。良い物を長く着たいっていうのもあるけど、安い服は体型カバーをしてくれない気がして。高いお金を払う分、補正力だとかデザイン性だとか、大人の身体にあったシルエットだなと肌で感じる。コロナ禍で家から出る機会が減ったから、お出かけの時こそちゃんとした良い服を着て、気分を上げたいよね。
成美 お出かけかぁ。私、全然お出かけしてないかも(涙)。
北野 それはこのコロナの影響ですか?
成美 ママ友ランチもなくなったし、本当にオシャレをして行く場所がなくなった。保護者会も動画配信と手紙になり、私みたいな専業主婦は本当に人と接する機会がなくなったよね。だから「普段着る服」と「着たい服」の加減が分からない。やりすぎない日常のオシャレって難しいよね。コロナになる前は子供の学校へ行く機会が多くて、必然的にモノトーンの服ばかり着ていたのね。コロナ禍になり、電車が心配で毎日車で子供を学校まで送り迎えをしているから、結局毎日モノトーンで気分も上がらないわ。
北野 車なのにモノトーンじゃなくてはいけないの?
成美 いけないわけではないけど、車越しに保護者同士で挨拶したり、先生への伝達だったりで車から降りたりする機会もあったりするから、あまりカジュアルな格好や派手な格好は皆さん避けてるよね。でも、毎日ネイビーやモノトーンだと、気分も落ち込みがちになるから本当は明るい服が着たいの。そんな時はせめてアイボリーとか着たりしてる(笑)。
真知子 学校が絡むとまた洋服の選びも変わってくるよね。自分のためだけのオシャレができないもんね。私は学校縛りとは無縁だから、オシャレは2パターンしかなくて、「近所」と「お出かけ」のみよ(笑)。
成美 どう違うの?
真知子 近くにショッピングモールがあって、スーパーへ行くついでに(ショッピングモール内にスーパーがある)、ご近所服も調達するの。ご近所服は安い服を毎シーズン買って、着倒して、終わるみたいな。お出かけ服はセルフォードとかフレイアイディとかスタイリングとか、マッシュ(スタイルラボ)系が多いかな。
北野 ご近所とお出かけ服の違いは金額だけですか?
真知子 いやいや、ご近所はパーカやデニムにスニーカーなどアイテムも重要。私はデニムでは、電車に乗ってお出かけはしませんから。
一同 えーーっ!
真知子 お出かけはワンピースかスカートにヒールのある靴って決めてるの。だってデニムだと胸がトキメかないもん。トキメくか、トキめかないかが大事。
北野 どこかで聞いたことあるフレーズですね(笑)。
明日配信の後編に続きます
取材/北野法子 ※自粛期間中により、リモート座談会を開催しました。