美しさキープの秘訣は?”奇跡の51歳”美骨活スペシャリスト佐藤由美子さんインタビュー
◯ 佐藤由美子さんプロフィール
1969年6月19日生まれの51歳。自分自身をセルフケアでマイナス20キロ、マイナス15歳の顔にした経験を生かして骨格の場所をあるべき位置に戻し、硬くなった筋膜を緩めて本来の状態にする美しさを取り戻すセルフケアを指導する「美骨格のスペシャリスト」。
片山:30代の頃のお写真も拝見しました。今の先生と比べると、別人ですね。今の方が断然若く見えます。本当に奇跡ですね。まずは、先生の美容歴史を簡単に教えてください。
佐藤:美容に目覚めたのは3歳の時。小さな頃から綺麗なものが大好きで、3歳のクリスマスはメイクセットをおねだりしました。小学校6年生になると本を見ながら見よう見まねでヨガを始めました。昔はぽっちゃりしていて、今も太りやすいのですが、中高生の時はダイエット本を買いあさり間違ったダイエットばかりしてたくさん失敗しました。
結婚して妊娠で20kg体重が増えてしまい、産後何とか10kgは痩せたのですが、なかなかそこからが体型が戻りませんでした。30代の頃は子育てと、介護もしていたので、自分に手をかけられず諦めていました。日々が大変で目標がなく…30代後半は様々なトラブルから不眠症になり、日中の頭痛にすごく悩んでいました。毎日引きこもがちになり、外出は子供の幼稚園の送り迎えのみでしたね。それまでは、アクティブな生活を送っていたので自分自身信じられない毎日でした。イケてない写真の頃です…。
片山:先生にもそんな時期があったのですね。どうやって今のようになられたのですか?
佐藤:このままではいけないと思い、いろいろな本を読みました。その中でヨガの呼吸法が良いとの記事を見つけて、藁のもすがる思いでヨガの呼吸法を学びに行きました。ヨガの呼吸に出会い、半年かけて学んでいるうちに眠れるようになったのです。これは、同じように悩んでいる人を助けたい!とヨガのインストラクターの資格を習得しました。
教えている生徒さん方も体型が変わると、内面にも変化が現れて、皆さん自信がついて笑顔がどんどん素敵になるんです。体と心は繋がっているんだなと改めて実感した瞬間でした。
それから、皆さんの身体をもっと整えたいと思うようになり、筋膜のセルフマッサージや骨格を整える資格を取得。一次は月に80本のスタジオレッスンをしていましたが、少しずつ仕事のバランスを変えていき、去年スタジオレッスンを手放して、完全に独立しました。
片山:今日一番お聞きしたかったことを伺いますが、先生のように生き生きとした50代を迎えるために、STORY世代である40代でやっておくべきことありますでしょうか?
佐藤:40代はさまざまなことがありますよね。大切だなと思っていることの一つは、とにかく自分をよく知ることです。40代のうちに自分が何をしたら幸せかをよく考えて知ることが大切です。
幸せは外に求めるものではなく、大抵の場合は自分で持っていたりするものです。自分自身を変えれるのは、自分以外いないと私は思っています。とにかく、自分と人を比べないことです。いつも答えは自分の中にある。私自身は、皆さんの身体を整える仕事を通じて、たくさんの方々が笑顔になってもらえることに喜びを感じます。好きなことを仕事にできるから、大変なことがあっても頑張れるのです。自分の好きなものを知ると心が豊かになります。そうすると人生が楽しくなるということです。
もちろん身体を整えることも大切です。骨格を整えて、筋膜をマッサージすると自律神経が整うともいわれています。何かに集中する時間時間で、心のリフレッシュもできます。こうなりたいと目標もできるかもしれません。自分の心と体に目を向けて、体を整えることで自分を大切にできれば、自然と人を思いやる気持ちにつながって行くように思います。そして、50代を素敵に迎えてくださいね。
片山:私を含め、大体の読者さんは先生みたいに、毎日きちんと体のケアをできそうもありません。毎日気がついたら寝落ちしちゃいますし…そんな私たちはどうしたらいいですか?
佐藤:できないときは5分でも、低空飛行でもいいから何とか毎日続けてみてください。そして、いつもより時間が取れそうという日に、いつもより丁寧にやってみること。大切なのは、毎日少しずつでもいいので続けること。ちょっとずつでもいいので頑張ってみてくださいね。
次回(明日公開)は、何事も飽きっぽくてなかなか続かない人にもオススメの「美骨格メソッド」を教えてもらいます!
撮影/杉本大希 取材/片山あゆみ