《ストレスはがんの大敵》40代50代の【同世代がんサバイバー】4人の健康管理術
昔に比べて「不治の病」という印象がなくなってきた「がん」ですが、 巷にはさまざまな予防法、治療法の噂であふれています。美ST世代のがんからサバイブした4名に話を伺ったところ、がんにストレスは大敵と、メンタルも含めて、体の中から健康管理していました。
ストレスはがんの大敵。月に1度は趣味の食べ歩きを満喫します
42歳のとき盲腸と診断され手術。一度お腹を閉じた後に病理検査から虫垂がんが発覚しました。虫垂がんとは大腸がんの中でも0.2%というとても珍しいがん。セカンドオピニオンで1カ月後に症例数の多い国立がん研究センター中央病院で大腸、小腸、リンパ郭清手術を行いました。抗がん剤療法も完了し、経過観察中の今年の健康診断で大腸の要精密検査となり、初期の大腸がんが発覚。手術をし、再び経過観察しています。早期発見の大切さを再認識しました。ストレス発散のためにも、毎月行きたいお店を1つ予約して趣味の食べ歩きを楽しんでいます。
食事制限や健康食品、運動で体力もつき、楽しく生きています
5年半前に、不妊治療中にステージ4の乳がんを宣告されました。毎年がん検診を受診していたにもかかわらず、胸に違和感を感じ、検査したところ右乳房にがんが見つかり胸椎にも転移。奇跡的に抗がん剤治療により完全奏功し、手術は無事に終了し、抗がん剤治療中はストイックな食事制限を。今は人参ジュースや再発リスクが低なるという研究結果が出たコーヒー、オメガ3脂肪酸を毎日摂っています。補助的に健康食品も。フラダンスや犬の散歩でリフレッシュし、18年ぶりにゴルフも再開しました。運動は大事と感じています。がんは私にどう生きるかを教えてくれたので、何事も前向きに考え、毎日を楽しく生きようと思っています。
毎日、ミキサーで人参ジュースをつくり、500ml飲んでいます。えごま油や亜麻仁油を入れることも。
たもぎ茸の力を飲んでいます。たもぎ茸には高濃度のβ1-3 グルカンが豊富に含まれ免疫を活発に。たもぎ茸の力(42ml×10袋×3箱)¥12,600(スリービー)
恋していることがもっとキレイと健康につながっています
2015年、全胞状奇胎からの絨毛がんが肺に広く転移し東大病院で抗がん剤治療を開始しました。 その際、iGS4000を併用。5倍量以上服用したところ、腫瘍マーカーの数値が半年で0.5以下に。 吐き気や抜け毛など抗がん剤の副作用はなく予定より早く退院できました。食事では添加物や砂糖をなるべく取らないよう気をつけ、食材はオーガニックにこだわり、なるべく歩くように。がんになる前は、好きな仕事でも追われていたので「今」を楽しく生きようと決め、毎日笑顔で過ごしています。
今も飲んでいます。発芽直前のブドウ種子から特許製法により抽出した「瞬芽ブドウ種子」が150mg配合。iGS4000 30カプセル ¥18,000(フィジカル)
幸せな気持ちにしてくれるiPPEi ONOEさんの曲を毎日聴きライブにも。大好きすぎてSweet on iPPEi ONOEというFBグループを作り応援しています。
ベリーダンスで女性らしさとQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を
36歳の春、左胸に小豆大のしこりを発見したものの嚢胞との診断で様子を見ていました。夏にはしこりがピンポン玉大になり、マンモグラフィー検査後、線維腺腫ということで切除手術したのです。組織検査をした結果、乳がんが発覚し再手術。左胸4分の3を切除し、リンパ節への転移もありました。ホルモン治療と放射線治療を行い、経過観察中だった44歳、今度は右胸にがんが見つかり局所切除手術。再び経過観察しています。2度の乳がん手術後も女性らしくありたいとベリーダンスを始め、インストラクターにまでなりました。適度な運動は気分がスッキリしますし、不安も和らぎました。ダンス仲間との交流が精神面でもとても良かったと思います。
2021年『美ST』2月号掲載 撮影/吉澤健太、平林直己、楠 聖子、奥山栄樹 ヘア・メーク/小澤実和、川岸ゆかり 取材/楠沢順子、菊池真理子、浦﨑かおり 構成/佐久間朋子