カレに黙ってシンガポールへ国外逃亡した話【みんなの恋愛焼却炉〜嫌な思い出は燃やしてしまおう〜】
良くも悪くも、恋愛経験が積み重なってきたアラサー世代。可愛げのあるキュンとした思い出だけではなく、人には言えないような悪事や失敗談、未だに消えない怒りや悲しみなど、悪い思い出もたくさん抱えているはず。この連載は、担当編集の周りで実際に起きている、アラサー女子の「今すぐに消し去りたい恋愛エピソード」を供養する“焼却炉”。「浮気した/された話」、「泥沼の修羅場体験」、「盛大なフラれ話」etc…黒歴史は、燃やして無かったことにしちゃいましょう!連載9回目は、カレに黙ってシンガポールへ引っ越した女性の話です。
前回のエピソードをチェック!
束縛男のカレから逃げるように、何も言わずにシンガポールへ…
けいな(仮名)/32歳(商社勤務)
今までお付き合いをしてきた男性の中で最も強烈だったのが、3年前に別れた2歳年下の小学校教師。寂しがりやで甘えん坊のカレは、付き合いたての頃はワンちゃんのようで可愛かったのですが、徐々に束縛が目立つように。
睡眠以外で連絡が2時間以上空くと必ず鬼電をかけてくるし、友人と出かけた際は1時間おきに写真を送らないと、わざわざその場に駆けつけてくるほど、常に私の行動を把握しておかないと気が済まない人だったんです。付き合って半年が経った頃には、仕事を除いたほとんどの時間をカレの家で過ごすようになり、もはや、軟禁状態の一歩手前でした。
このままではいけないと思って何度も別れを切り出しましたが、一向に許してもらえず、その度にカレの束縛はエスカレート。頑なに別れてもらえないまま、気がつけば交際1年を迎えようとしていました。
そんな時、とても幸運な出来事が!なんと、私が仕事でシンガポールに短期駐在することになったんです。それからカレの目を盗んで少しずつ荷物の整理を済ませ、こっそり自宅を引き払い、バレないように渡航準備を進めました。出発当日も、さも「いつもの出勤」のようにカレに見送られながら家を出て、そのまま何も言わずにシンガポールへ国外逃亡。飛行機から降りて携帯を見たら、カレからとんでもない量のLINEと電話が来ていましたが、「シンガポールで暮らすので、別れて下さい」とだけメッセージを送って、そのままブロックしました。
日本に帰ってきた現在は、ばったりカレに遭遇しないように、特定のエリアには近づかないようにしています(笑)。もう、束縛男はこりごりです…。
カレに黙って海外へ逃げるとは、なんて勇気のある行動!束縛の強いカレには、エスカレートする前に手を打っておかないと取り返しのつかないことになるので、要注意です。
イラスト/モー子 構成/CLASSY.ONLINE編集室